大戸沢岳

2009年3月20日~21日
参加メンバー;Ma・A、G1
行程;駐車地点8:00・・・大戸沢岳山頂12:40/13:20-駐車地点15:00

3月19日
夜出発。会津田島『道の駅』で仮眠する。
午前0時頃着だったと思う。駐車上はスキーと思われる車が3台くらい、他に数台という静かな駐車場だが時折大型トラックが大騒音で通り過ぎて行く。我々はテントを張り二人だったため静かに早々と寝てしまう。

3月20日 雨
6:00起床、テントを畳む頃に小雨が少々。車中で朝食を取っているとどんどんドシャ降りに変る。予報で雨天と分って来たが来てみないと事は進まない。外れる事も有るさ。さあどうする。
思案の末。下郷町の大内宿へ観光とシャレ込む。30分ほど走り車を駐車場へ進めるが観光客らしき車が相応に多い。雨の中徒歩で見学する。茅葺の古い民家が並びそこに暮らし生活し、みやげ物を販売している。なんら我々には珍しい風景でもなく写真を撮る気もなく早々に撤退する。一路桧枝岐へ、途中雨も上がり里山の新緑が芽吹いたばかり、遠くの山波はまだ冠雪だ。
今晩はテントにしようかそれとも、テントの場合食材を買って行かなければならない。その後もまた面倒な仕事が待っている。答えは即だ。桧枝岐村へ着きすぐ民宿を探し決める。
14時、まだ間があり狭い村内を車で移動した。伊南川の上流、村内から七入方向は除雪されず沢山のスキートレールが付いている。村内スキー場も営業している。スポーツクラブと思われる子供たちがポールの練習。数人の大人たちもスキーを楽しんでいる様子だ。
我々はすることが無く民宿に入る、入っても何もすることが無く仕方がなく酒を飲む、弱いのに。

3月21日 快晴。
民宿を7:30に出た、チョッと遅い時間だ。昨日下見をした予定駐車場所はスノーシェットを境に前後はもう一杯だ。除雪で路肩が広くなった適当な場所に2台、1台あるいは3台と駐車している。少し離れ駐車し8:00頃出発だった。スノーシェットの南側平坦地から取り付き下大戸沢右岸沿いに進み30分くらいの適当な場所の急斜面からの登行だ。体が慣れるまで一息付きながらジグを切っての登行だ。1386m付近台地上の平地に出た11時頃だったろうか、また一本。この辺りも立派なブナ林が。木樹の間から三ッ石岳方向を望むが人影は見えず。上部から単独の男性が滑り降りて来た。聞くと上部でテント泊とか、昨日は矢張り天気が悪かったとか。それに比べ我々は軟弱だ、否それは私だけだが。よしこれからはガンガン行こう、と出発する3歩じゃ子供の頃飼っていた小動物と同じになってしまうので5歩も進むともうガンガンの思いはどっかへ滑って行ってしまった。私自信は登るより下り系が得意だ、第一に楽、兎に角ここは登らねば。下りより登りの方が良いと云う奴もいた。
登りが好いなんてとんでもない奴だ。立木も少なくなり雪原の斜面は遠く続く、あの先の見えないその先が綾線である。南西方向に燧ケ岳が、雪の斜面は黒っぽく汚れて見える。空も曇っている。今登っているこの斜面は昨日の降雪で7~8cm程の真新しい雪だが水分を含んだ重い雪だ。2人組のパーティーと出会い会津駒まで行って来たと。よし今回は駄目だが次回はガンガン登って駒まで足を延そうと足に誓う。
12:40山頂。陽が出て風もなく穏やかだ。展望も良くゆるゆると休憩し昼食だ。40分ほど休んだだろうか。
さあ往路を下るのみ、重雪だから足が疲れるなあーなどと思いながら軽くワックスを掛け下降準備。
兼用靴を滑りモードに切り替え、ストックを短くスライドさせさあ出発だ。
2ターンほど軽く滑り下り矢張り重い雪だ。怪我など事故が無いよう注意せねばと慎重になる。相方はテレマーカーだ。通称村やんだ。以前はアルペンだったが転向し、あの華麗なテレマーク姿勢でカッコよく滑り降りる。下り系を得意とする私も負けずにアルペンスキーでカッ飛んでと思うが中々足が言う事を聞いてくれない。
ここでしょうがないので登りも下りも実は得意では無い事を暴露しよう。ちくしょう・・・。
誰も見ていないのだから上手い事にしておけば??  でも良心が許さない。
こうして山に来るのが楽しいのだ。出来れば適当なところでテント泊。そして静かに酒を飲む。いいなあー。その為にはあのロボスーツが欲しい。
こうして往路を駆け抜け、いや滑走し最後の滑らないグサグサなくされ雪の急斜面を降り平地へ。15:00頃車に戻り帰京。帰路、村やんを自宅へ送り、テレマークを1セット貰い受け今日も無事帰宅。Ma.A記)

2009.03.20-21

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