四国の山旅 剣山・石鎚山を行く

2010年10月22-25

参加メンバー;Ti.S、Tu.S、Mi.K、Lantana

10/22(金)
鳴門海峡越えて四国へ

朝10時前、新大阪駅で大宮の友と合流する。駅は人、人、人でごったがえしている。
大阪に住んでいながら、この人の多さにはうんざりする。みんな朝早かったせいか、疲れている様子。今日は移動オンリーだから、頑張ってくだされ。東海道線で、一駅移動し大阪駅にいく。駅レンタカーで4日間お世話になるホンダ1300CCフィットに乗り込み、いざ出発。
本来なら大阪に詳しい私が運転するべきなのだが、梅田、堂島、曽根崎周辺道路まったくわからず自信なく、Tu.Sさんにお願いしてしまった。高速の入り口に一度はいりそこね、もう一周入り口がややこしい。それでも心配した渋滞にあうことなく阪神高速神戸線にのり、甲子園球場を横目にみながら、明石海峡を越え淡路島に入る。サービスエリアで休憩。淡路島のタマネギはとても美味しいんです。初日からもうおみやげ調達ですか? たまねぎふりかけ、たまねぎせんべい‥‥  鳴門海峡の渦潮はミニミニうずしおだったけど、確かにうずを巻いていたねー と、みんなで確認。

四国香川県にはいったら、まずは讃岐うどんを食べねばなりませぬ。とばかり今夜の宿、徳島から離れて高松市へ向かう。讃岐うどんのお店たくさんあり、どこがいいのなんのといっていられないので、とにかくネットでしらべたさほど遠くない店にいくことにする。「つよし」という名の店でさぬき市役所をめざして来てくれとのこと。もうそろそろ着くはずと皆で話していると、なにやら前方で手を振るおやじ様がいる。わざわざ店をでて迎えてくれていた。ありがたいねー。嬉しいねー。いやまてよ?それだけ暇!ということなのか。店の中は我々のほかにはあと一人きりのお客。主人曰く「電話もらってから着くころに合わせてうどんをゆでておきましたよ。」という。「うちは粉から打って手作りです。天ぷらも一度煮しめてから揚げるんですよ。」と奥さんからも説明がはいる。めいめいすきな食べ方、好きなトッピング、ダシも濃いの、薄いのとお好みで好きなだけ。葱とてんかすはおこのみで。「いただきますー。」いやおいしかったですねー。なによりその人、その店との出会いがよかった。讃岐にきてうどんは絶対たべようね。

第一の目的はたしました。明日は剣山がまっている。一路今夜の宿 徳島にむけて南へと急ぐことにした。途中平賀源内記念館があった。エレキテルの発明だったかな?子供のころ社会で習った。香川県の生まれだったんだ。徳島県に入るとやたら目に付く文字があった。「貞光」土地の名前か、人の名か? とにかく「貞光」のオンパレード。貞光駅、貞光温泉、貞光川、貞光ふれあい館、貞光神社‥‥  なんにでも名前がついていた。面白いね きっといわれがあるんだろうね。あんまりしつこくでてくるんで異様な感じがしたが。車は走り徳島道の美馬インターからルート438号にはいる。この道は剣山ドライブウエイと名前はついてはいるが、なかなか狭いしんどい山道だった。宿に到着16時半。駐車場には結構車が入っていた。つるぎ町営のその宿は建て替えたのか新しく部屋も小奇麗だった。部屋を浴室、食堂のある1階にあててくれていたのでなにかと便利だった。夕食は鍋料理と天ぷらで、鍋用の具が多くて食べきれなかった。うどんもついていたが、全員パス。それでもアルコールは別腹でワインを3本部屋で飲み、明日の予定を再度確認する。6時起床、7時前には出発、ワインもなくなり就寝となる。

10/23(土)

素晴らしい紅葉に思わず綺麗ー

7時20分に登山口見の越を出発する。良い天気だ。一汗かいてリフト山頂駅西島に到着する。小休止のあと刀掛けから頂上に行くコースをのんびりと登る。刀掛けとは昔、安徳天皇が山頂に登る途中、松の木に刀を掛けて休息したと伝えられている場所だそうだ。今日はお天気もいいので、たくさんの人が入っている。お遍路さんも大勢みかける。すこしずつ高度をかせぐうち色づいた山が目にしみてくるようになった。ひときわ鮮やかな赤が山の所々にアクセントのように配置され、また緑、黄色、赤、が折り重なるように山腹を一面に覆いそれはそれは綺麗の一言であった。なによりのごちそうに逢えたと思った。9時20分山頂到着。頂上は広く木道がつけられていて楽に歩けるようになっている。さえぎるものなく360度の展望は、赤石山系の山、瀬戸内海が見えて絶景だった。

皆で写真を撮りあいながら暫し休息。頂上ヒュッテには寄らずにリフトの西島駅まで大剣神社を廻るコースをとり、また紅葉を楽しみながら下山する。途中鶴岩、亀岩なるものがあるということだったが、どれなのか特定できずわからないままその場を離れてしまった。西島駅から下りにリフトを使って見の越駅まで15分。片道千円は高い!さすがに下りに利用する人は疎らだが、登りに使う人はわんさかいる。老若男女、「ちょっとそこまで」の感覚か。

駅に着くと駐車場は満杯状態になっていた。今日はこれからの移動がまた長いので、早々に車を走らせる。お昼は徳島ラーメンを食べようと皆で決めていたので、徳島を出ないうちにと、吉野川ハイウエイオアシスにて昼食となる。徳島ラーメンは豚骨醤油のだしがベースでトッピングに生たまごが入っているのが特徴、中には生卵入れ放題なんて店もあるらしい。登山と、食べ歩き、買い物かけもちで楽しい旅である。徳島自動車道を松山インターのひとつ手前で降りて今日の宿 石鎚国定公園の中、久万高原近く面河(おもご)に進む。石鎚山脈を越え、いやいやけっこう走りました。国民宿舎に到着が4時半、面河渓の川のそばに宿はあり、すぐ前を流れる川の水は澄んで対岸の100mはあるかと思われる切り立った岩が美しい景観を見せてくれている。お風呂に入る前に散歩に行った人、早速お風呂に入った人、とりあえず一杯飲んだ人、皆で夕食済ませた後は地元で人気があるという地酒を数本とおつまみを調達し明日の行動の打ち合わせをする。明日は午後から雨の予報なので午前中に山を片付けるべく、朝食を6時にしてもらい石鎚スカイラインのゲートが開く7時にはそこにつくように行動しようと確認して就寝する。


剣山山頂

10/24(日)

雨に霞んだ紅葉もいいもので‥‥

7時半土小屋登山口に到着、既に小雨が来ている。支度整え登山開始する。お遍路さんも大勢登っていく。緩やかな道が延々つづいて1800m辺りまではだらだら登りである。雨で少しかすんではいるがスカイラインが見渡せる。雨でかすんだ紅葉もなかなかいい、けどちょっと残念。それにしても軽装の登山者が多いのに驚いてしまう。山をなめてはいけませんよね。そんな人に限ってやたら元気に「おはようございますー」と、大きな声で挨拶していく。雨がひどくなってくるというのに雨具も身につけずなにを考えているやら。我々歩きはじめて2時間たらず、二の鎖下に到着するが、鎖の順番待ちの行列ができているらしい。この時点で雨は相当降っていて女性陣、鎖は行かずに捲いて登ることにする。まき道は鉄板の桟道がつづいて高度を稼いでいく。ほどなく三の鎖下との合流道に着くがここの岩はほぼ垂直で雨で鎖も滑るとのことで小島さん以外捲いて頂上にむかう。風がかなりキツイのでとばされないように注意して進む。最後は鉄板の階段を登って頂上山荘横を経て石鎚神社頂上社に到着。山頂小屋で休憩、ストーブが焚かれ暖をとる。暫し休息のあと正午登山口到着めざし下山開始する。半分ほどおりてもまだまだ頂上めざす人とすれ違うがやはりお遍路さんが多かった。ほぼ予定どおりの時刻に下山できた。行動食を車の中で食べながら今夜の宿倉敷に向かう。松山自動車道から高松自動車道を走り、坂出JCTから瀬戸中央自動車道を渡る。夕刻の瀬戸内海には漁船が何艘も浮かび近くにみえる島々は美しくお天気がよければ小豆島もよく見えただろうに。鷲羽山を過ぎて倉敷市に入り17時宿に到着し、皆汗を流してから駅前の居酒屋で無事下山を祝してカンパイ!


石鎚山・雨の中の山頂


すばらしい紅葉


石鎚山鎖場の大きい鎖

10/25(月)

倉敷の町を散策‥
大阪でくいだおれ‥

小雨降る倉敷の町を散策する。早朝まだ人通りも少ないころ大原美術館あたりからアイビースクエアをまわる。倉敷川の柳並木や川を泳ぎまわる錦鯉、江戸時代天領として栄えた町は白壁が印象的でとてもよかった。私は2度目の倉敷だったがまた来てみたい。

倉敷から3時間ほどで大阪に到着する。運転またまた清水さんにお願いしてややこしい梅田界隈をがんばってもらった。ありがとうございます。昨年六甲山の帰りと同じくなんばで今回は名物串揚げとビール、ジュース、ウーロンで四国の山旅完了のカンパイ!

めいめいお目当てのお土産調達して解散する。大阪から四国香川、徳島、愛媛、倉敷、岡山、兵庫よく走りました。皆さんおつかれさまでした。また山へいきましょう。よろしくお願いします。(Ti.S記)


倉敷の鯉と記念写真

 

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