千葉・高塚山・城山・大山 大木のアロエ 仔連れ獅子 早春の千葉を楽しむ

 

山行実施日;2011.01.09-10
参加メンバー;Hi.O、hama、To.F、To.S

1月9日(日)~10日(祝日)
寒いこの季節、早春の花と暖かい山を求め、千葉の山を計画。今回はHi.Oさんの御主人の幼馴染の同級生が経営している民宿にお邪魔することになった。そのおかみさんから、東京駅から出ている高速バスが便利で安いよ、という助言をいただき、我々は8時20分発のバスに乗り込む。(\2.500)バスは順調に進み、11時に白浜郵便局に到着。バスを降りると、民宿のおかみさんが出迎えてくださった。さっそく今夜の宿「南荘」にお邪魔して、お弁当を食べながら今日の予定を立てる。おかみさんの助言もあり、一日目は高塚山~城山~野島崎灯台で夕日。二日目は館山の大山。これらの山はいずれも房州低名山と言われ、地元で愛され、親しまれているハイキングコースだそうで、整備されていて安心して登れる山だそうです。 おかみさんは車で高塚山の登山口まで送ってくださった。千倉小学校、幼稚園の門前で車を降り、もう花をつけているソラマメの苗、キンセンカの花畑、お化けの様に大きく成長したアロエのオレンジ色の花を見ながらゆっくり進む。不思議ですね、埼玉ではアロエを軒下においても、霜でやられるのに、こちらでは、大木の庭木になっています。秩父から来たHi.Oさんは驚きながら、あっちの畑こっちの畑とキョロキョロしながら歩いています。秩父は今、ガリガリに凍っているそうです。千葉県の独特の木、マテバシイが大木になって、山の中は昼間だというのに、薄暗い。すぐに石の鳥居が現れ、岩肌を削ったような苔むした、古い階段を登りきると、山門が見えてきた。高塚不動の奥の院だそうです。山門をくぐり、山頂はどこかな?と探す。夫は奥の院の裏山を一回りして「これ以上の道はないから、ここが山頂なんだろうな・・・」と首をかしげながらもどってきた。どうやら、お堂の裏山が最高点らしいが、山頂の標識もないし、三角点もなかった。それで、奥の院の回りをゆっくり見て回る。展望はよくないが、それでも木々の間から海が見えていた。我々以外誰もいない。シーンと静まりかえり、我々の声だけが賑やかに響いていた。かわいい狛犬を発見。母獅子に甘える子獅子、その下で、もう一匹おっぱいを飲んでいる赤ちゃん獅子。右側も母親に甘える子獅子、その子獅子を長い舌でなめる母獅子。こんな愛らしい狛犬を今まで見たことがありません。毎日見ているわが娘と孫の姿が重なり、夫と二人、顔を見合わせ、笑みがこぼれた。山門の所に「仔連れ獅子」とかいてあり、明治22年、後藤義光さんの作だそうです。また、山門には、袋らしきものを背負った仁王様。左側は小太鼓を捧げる仁王様。この二人の仁王様の顔は全然怖くありません。ずんぐりむっくり、怖そうに威張っていますが、どこかおかしい、どこにでもいる人のよさそうなおじさんです。「風雷神」と書いてありました。下山して、大きな夏ミカンの木の下で一休み。民宿のおかみさんのお迎え。その後、おかみさんのお薦めコース、城山(じょうやま)へ向かう。登山口はこちらから、そして、また車を走らせ、下山はここに下りてきます。と、ご丁寧に誘導してくださった。
城山(じょうやま)はその昔、山城だったそうです。途中古い地層が露頭している所を通過、見事な線状模様を描く断層を観察しながら登る。この山も整備が行き届き、とても歩きやすいが、所々「マムシちゅうい」の看板を二枚(絵入り)、『コワー!』。第一展望台、第二展望台からは、野島崎灯台、真っ青な太平洋が素晴らしかった。しばし、景色を楽しみ下山。おかみさんに教えていただいた場所に下りてこられホッとした。その後、歩いて野島崎灯台へ。16時43分伊豆大島の中にキラキラ輝く夕日は沈んでいった。あたりは急に薄暗くなって寒い。おかみさんのお迎えの車に乗り込み、今夜の宿に帰る。

 二日目は一等三角点のある館山の「大山」に登る。白浜から館山まで車で1時間近くかかるのにまたまたおかみさんが送ってくださった。大山の登山口がわからず、車を路肩に止め、いっしょに探してくださったりで、初めてこの土地に来た者として本当に大助かりでした。登山口がやっと見つかり、おかみさんと別れ「庄次郎」という民宿の裏から登り始める。細い竹が密集している中を登山道はのびている。人の背丈の倍以上はある竹藪をぬけると、今度は樹林帯、マテバシイの中の急登。ロープが何本も上からぶら下がり一歩進むたびに、ザラザラと、登山道がどんどん崩れ、滑りやすい。(思い出しました、伊予が岳もこんな山道だった)ザラザラ、フウフウしながら這いあがると、今までの薄暗い山道がパッと開け、文句なしに眺め抜群、大パノラマ。冷たい風が汗びっしょりの顔にあたり、気持ちがいい。ゴウゴウすごい風の音。「着いたよ」Hi.O小栗さんの明るい声。真っ青な海、荒々しい波しぶき、正面には、うっすらと伊豆大島が海に浮かんでいた。その左にも小さな島が(島の名前がわかりません)泳ぎの得意な夫は盛んに「大島まで泳いで行けそう」と、興奮している。海が大好きなのです。ガイドブックには富士山や南アルプス、伊豆七島が見える山とありましたが、残念、この日は二島しか見えなかった。山頂には「房の大山」と記された山頂標識と一等三角点があった。千葉は暖かいと思っていたが、この日は風が強く、すぐに寒くなった。歯がガタガタなる。展望を楽しみたいと思っても、寒すぎ。そうそうに引き上げた。
下山は往路とは違うもう一本の坂田までの登山道を進む。山頂部の木が生い茂っている方に、廃屋(?)あり。また、尾根には不思議な穴がいくつもある。人が横になって寝られるくらいの穴。(?)そして、麓近くまで下りてくると、今度はレンガのトンネル、その隣には防空壕らしきものあり。夫は覗き込もうと入って行った。「酸欠になるよ」の声にびっくりして引き返してきた。中は真っ暗だけど、左側に入ってすぐ右側に道が曲がり、通路(?)部屋らしきものがあった。と、言っていた。後で調べると弾薬庫、旧陸軍の遺構だとわかる。戦後65年たった今もこうして残されているとは、複雑な心境だった。「坂田」バス停から館山駅に行き、おいしいお寿司を食べ12時30分高速バスにのり、14時30分東京駅着。民宿「南荘」のおかみさん、何から何まで、たいへんお世話になりました。(hama記)

朝食メニュー
・ご飯
・味噌汁(わかめ、えのき)
・生卵(ぷりんぷりん、新鮮)
・アジの干物(しっとり)
・梅干し
・ひじきの煮物
・のり
・おなめ
・納豆
・サラダ
・おでん

夕ご飯メニュー
・刺身(あおりいか、いわし、めじまぐろ)
・車エビ(大)のフライ
・茶碗蒸し
・からなます(おから、わかめ)
・鍋(白菜、カニ、タラ、しらたき、ねぎ、)
・大根の漬物
・きんせんかの花の天ぷら
・きんめだいの姿煮(約40㎝)
・ごはん
・みかん

民宿「南荘」
千葉県南房総市白浜町乙浜1301-2

℡・Fax(0470)38―3337