積雪期の立山三山 晴天にめぐまれ景色を堪能

山行日程;2011年5月4日~7日 

参加メンバー;Mi.K、Ti.S
5/4

ゴールデンウイーク中なので車の混雑を考えて早朝車で家をでる。込み具合がつかめないのでどうなるかと思ったが、結局京都付近もさほどの渋滞もなく、北陸道に入った。一人で400キロ以上の運転は初めてで次第に疲れがでてきた。尼御前サービスエリアで大休止する。サービスエリアは満杯状態だった。待ち合わせの時間は富山駅に15時30分であったがなんと3時間前に着いてしまった。スタンドで給油し、珈琲店で時間をつぶす。

富山は昨年9月の剱岳登山以来七ヶ月ぶりの訪れとなる。Mi.Kさん駅の出口を間違えて約束の場所からずいぶん遠いところにいかれたらしく携帯で連絡をとりながら出会う。ナビで立山駅を目的地に設定して安全運転で走る。途中コンビニで行動食と夕食を買い込み1時間ほどの走行で立山駅に着いた。昨年富山地鉄で立山駅に来た時に駅周辺は車が満杯状態でもしかして駅からとんでもなく遠いところに駐車になるかと思ったが、駅のすぐ下に停めることができた。六日は仕事が休めずこの日下山し帰る登山者も多いからだろうか良い場所を確保できた。情報では昨日は2時間待ちでやっと室堂までのチケットを手にいれたと聞きこれはかなわないなーと思いながらとにかく明日のケーブル、バスの時間を確認し夕食をとり早めに就寝する。

5/5
でかけるのに支度する物音が聞こえはじめ目がさめた。良いお天気になりそうだ。我々も朝食を済ませ支度を整え出発する。わたしは5月の立山ははじめてで、雪の大谷の17メートルもある壁も目の前ではじめてみた。さほどの感激はなかった。室堂ターミナルもごったがえしているほどのことはなかったが、一般旅行者、スニーカーに軽装の人、スキー、スノーボードをかかえる若者がけっこう目についた。

昨年9月に来たときとは景色は変わり、すべてのものが雪の中に埋まりこうも変わるものなのかと思った。プラブーツ、アイゼンに履き替え、みくりが池方向に歩きはじめる。ほどなくしてSa.Hさんに出会う。ご主人、仲間の人たちとスキーを楽しんでおられた。扇沢に車をおいているらしく今日は黒部湖まで滑っていくらしい。ご夫婦で同じ趣味をもつのはいいことですね。
本当に良いお天気で、昨年9月もそうだったけれどお天気に恵まれていますよね。とMi.Kさんと顔を見合わせ笑顔になる。

山肌がテカテカに光っている雷鳥坂方向の斜面を遠くにみながら進むと雷鳥平のテント場が下方にみえてきた。カラフルなテントがたくさん張られ賑わっている様子である。ほどなくテント場に到着し幕営する。昨日の運転の疲れと寝不足もあるので本日はここで一泊し明日に備えることにする。ほどよい傾斜の斜面で歩きの練習をする。雪山歩きは本当に久しぶりなので暫く前からプラブーツとアイゼンのウエイトを考え、片足二キロのアンクルウエイトをつけてトレーニングをしていたが明日は疲れずに歩けるだろうか。夕食のカレーライスを食べて早めに就寝する。

5/6
今日も晴天で一日気持ちいい山行ができそうです。目の前はるか向こうに剣御前小屋がみえます。夏道はかげをひそめてツルツル、テカテカの山肌と雪に覆われた稜線、真っ青な空の境目がくっきりとしていてとても美しい。遠くからみる斜面は急峻のように見え、さていこうかーの声で出発する。雪庇に注意して歩くことなど教えてもらいながら一歩一歩進む。アイゼンを絶対に引っ掛けないこと、急峻な斜面での歩き方の注意など声かけしてもらいながら登る。時々後ろを振り返りずいぶん上がってきたねと休憩する。良い天気に良い景色これがなにより一番のごちそうだと感じる。

休憩中の間にもずいぶん登ってくる。スノーシューで登る人も多い。スノーボードの若者もヒーヒーいいながら頑張っていく。雪の時期の立山は初めてなのでとまどっています。というひともいたり、遠く熊本からきた人もいたりして人気の山なんだなあと思う。Mi.Kさん休憩中は出あう人に気軽に声をかけしばし話がはずむ。私も思わず笑ってしまう。楽しいひと時だ。アンクルウエイトで備えていたせいか足に疲れはなかった。Mi.Kさん少し腰に張りがきていると言われるが快調に登られる。剣御前が近くなってきた。こんどはトラバースぎみに進むがここで絶対ころぶなよと声がかかる。わかりましたーと慎重に歩くアイゼンを引っ掛けないようになお注意して進む。

御前小屋前に着き剱岳を写真におさめる。ほんまにきれいやなー。遠くにテン場がみえる。休憩の後真砂岳に向かう。雪はなく風もなく快適な稜線歩きである。夏、風が強いとき歩いたことがあるが這うようにしていかないと飛ばされそうになったことがあった。それにしても今日は既に半袖でも平気なほどの熱さを感じる。真砂岳に到着し暫く休息する。ここから一の越に行きひとまわりするには時間がかかると判断して真砂岳からテント場にもどることにする。

下りも急な斜面はジグザグでおり、緩いところは尻セイドですべる。私のアイゼンアンチスノープレイトを貼ってあるのだが雪が団子でついてしまいいやらしい。プレートが古くなっているので雪が付着しないように考えねばと学習する。午後3時過ぎテント場に着いた。この時間になると急に寒くなってくる。お酒でも買いにいこうかということになり、昨年泊まった雷鳥沢ヒュッテに調達にいく。またそこで主人と話しがはずみ、よかったらお風呂いかがですかと声をかけてもらった。ありがとうございますまたお願いしますといいテントにもどる。中華丼の夕飯を済ませ、今日一日の無事を感謝しカンパイ!軽い疲れが出て今夜もはやめに就寝する。

5/7
今日も良い天気の様子である。Mi.Kさんによると夜半トイレに行ったとき、星がきれいだったらしい。朝ごはんを済ませテント撤収支度を整え出発する。室堂からみる一の越は雷鳥沢とはちがい、まるで蟻の行列のごとく人、人が連なって登っているのが見える。遠くからみると動かずに静止しているかのように思えるのがおもしろい。緩やかな雪道が続き、一汗かいたら一の越に到着する。向かいにみえる竜王岳がきれいだ。夏、竜王に登っておごじょにであったことがあった。竜王岳はクライミングの山でなかなか楽しい山である。むろん夏に登ったのであるが。

雄山まではちょっとしんどいがゆっくり一歩一歩進む。ここからの景色にも堪能した。今日には下山して帰路に着きたかったので早々に下山する。

途中のはいまつで雷鳥がお腹をふくらませじっとしていた。みなカメラを向けているが、逃げるようすはない。私もカメラにおさめた。四日間の山行も無事終わったが、久しぶりの雪山にいけてよかった。お天気にも恵まれていた。そしていろんな人と話しができた。これはMi.Kさんのおかげです。山のガイドをされている大阪の人とも知り合い、住所も交換した。人との出会いは偶然でもありまた自分の行動範囲も広がるきっかけになるのかもしれない。

高原バスの時間を確認してから、室堂ターミナルで立山おそばを食べ、富山駅で無事下山のカンパイ!北陸道、上信越道、関越道と渋滞にあうこともなく午後10時近く無事大宮に帰ってきました。  (Ti.S記)