ジャンダルム 長年の夢、思いつづけてかないました

山行実施日;2011.08.28-30
参加メンバー;Hi.T、Ki.K、Mi.M

8月28日

天気図に大きな台風が2つあり、気を揉みつつも出発。新穂高の無料駐車場に車を置き、照りつける日射しで熱くなった道路を、ロープウエー乗り場まで歩く。10時発を逃したため、満員の10時30分に乗り込み、涼しい西穂高からはのんびりと山荘に向かった。到着後、生ビールで乾杯。くつろいでいると奥穂から縦走してきたリーダーの知り合いの2グループと会う。山荘の周りはトリカブト、ハンゴンソウなどが、草丈のある草原のように風に揺れていて、もう少し人が少なければもっと良い気分かなと思いながら眺めた。そして「明日も天気になーれ」と願いつつ休んだ。

8月29日

日の出前にヘッドランプを付けて出発。今日は10時間行動の予定、まずは西穂高岳まで良いペースでいければと歩き始める。
独標で見た朝焼けが美しく、後ろを振り返ると笠ヶ岳の頭が朝日を浴びて光だしていた。笠ヶ岳の後ろには黒部五郎岳が連なる。西穂山頂では360度の展望がひらけ目の前に焼岳、乗鞍岳、御嶽岳と続き、雲海の中、北アルプスを始め白山まで浮かぶ眺めに気分は最高。体も心もリラックスし間ノ岳を目指す。間ノ岳でルートの半分、ぺースは上々。何より天気が素晴らしく、五郎岳の大きなカール、双六岳の間延びした姿、鷲羽岳と、「あそこにも行った。あの山は初めてムシトリスミレを見た山だ。」と登るごとに感動の連続。


ジャンダルムにて

天狗岳の山頂も絶景で、青空の下巨大な岩の壁のように奥穂高岳、前穂高岳、明神岳が並ぶ。次のジャンダルムではどんな景色が見えるのかと息が弾んだ。天狗のコルから下を覗くと、「あれが岩畳だよ。」とリーダーが教えてくれた。エスケープルートは、谷底に落ちるように見えた。少しガスがでてきて、ボーっとベールを被った様なジャンダルムが目の前に現れると、思っていたよりずっと大きくて驚いた。山頂からは槍ヶ岳と白出のコルには赤い屋根が垣間見えた。残るはロバの耳と馬の背だけになる。ロバの耳は手間取ったけれど、馬の背は見た目よりホールドがしっかりしていて、スムーズに通過することができた。馬の背からは一登りで奥穂山頂、一生来られないと思っていた山々への憧れが現実となり、とても嬉しくて3人で握手をかわしました。
山頂で雲が多くなったが、それでも1日歩いてきた西穂から槍ヶ岳までをずっと見渡せて本当に満足でした。初秋の名花,トウヤクリンドウ、岩の隙間に咲くイワギキョウの青が美しい、チングルマは早くも穂になり風に吹かれている。ミヤマダイコンソウの鮮やかな黄色い花が1つだけ残って、コイワカガミが2㎝にもみたない小さな葉を少しだけ紅葉させていた。笠ヶ岳に朝日が登り、そして夕日に沈み、色々な事の1つ1つが心に染み透る1日でした。
*無事下山し、河童橋の上で見える穂高連峰にしばし見とれ、記念写真を撮り、端から端までずっと歩いてきた二日間に満足し、お天気に仲間に、何よりリーダーに感謝でいっぱいです。 (Mi.M記)

8月28日;大宮5:20―新穂高温泉P9:00-ロープウエー10:30、西穂登山口11:30・・・西穂山荘12:40
8月29日;小屋発3:45・・・独標4:45・・・西穂山頂6:30/6:40・・・天狗岳9:00/9:10・・・ジャンダルム11:00/11:20
・・・ウマの背・・・奥穂高山頂13:05/13:20・・・奥穂山荘14:05
8月30日;小屋発5:15・・・奥穂山頂6:00/6:30・・・紀美子平8:20・・・前穂山頂9:00/9:30・・・岳沢ヒユッテ13:25/13:40
・・・上高地15:45