毎週通っている 湯川クラックとつづら岩

2012,07.27-29

Su.M

トラディショナルクライミング、それがクラックに、キャメロットやフレンズ等のカムデバイスやナッツと呼ばれるナチュラルプロテクションをセットし、堕ちた際、クライマーをグランドフォールさせない安全装置を、クライマー自ら作りながら登るクライミングです。

私事ですが、3年数ヶ月前に、小鹿野町の二子山にある岩場でアキレス腱を断裂してしまいました。立っていた2mm位のフットホールドが欠け、左足が10cm程度ずれた拍子に、バキッ!と音がしました。痛みは全く感じなかったので、すぐに治るだろうと気軽に考えていましたが、結局まともに登れる様になり始めたのが、ちょうど2年経過した昨年のゴールデンウィーク頃でした。

どうせ零からの再出発となるなら、今までやらなかったクライミングをやってみようと考え、昨年11月にクラッククライミングを始めました。その後すぐ、雪のシーズンになったので、岩はお休み。ここ最近、クラックを再開し、簡単なルートなら、恐々とはいえリード出来るようになって来ました。

極々簡単なルートですが、以前はアルパインと呼ばれる岩場を登っていました。当時は残置のハーケンやリングボルトが豊富に有り、プロテクションに困ったことは、殆ど有りませんでした。しかし昨年、三ツ峠や谷川を登った際、昔より残置が少ないことに気づきました。山岳雑誌等に書かれている通り、やはり今は、腐って飛んでしまったハーケン等を再度打ち直すのではなく、カムやナッツ等の、ナチュラルプロテクションをランニングとして決めて登る時代なのだと感じました。

まだまだ入門レベルですが、クラッククライミングそのものがとても楽しく、ハマり気味です。更にそれがアルパインルートでも役立つとなれば、もう躊躇する理由はありませんでした。

大宮労山では、表題の二つの岩場をご存知の方も多いと思いますが、最近頻繁に通っているので、山行報告として紹介させて頂きます。

湯川クラックは、ルートの殆どがクラックです。クラッククライミングを覚えるのにとても適した岩場だと思います。終了点は、立ち木からのスリング或いはフィックス社製の終了点用アンカーとオールアンカーボルトが殆どです。「サイコキシネス」という、とてもきれいなクラックが有名みたいです。私はまだ全然歯が立ちません。

つづら岩は、戦前からあるアルパインクライミング系のゲレンデです。岩場トップの終了点兼懸垂下降点は、都岳連が整備してくれたようで、10mmグージョンボルト(工事で使用するシングルコーンボルトと同様)にペツル社製若しくはフィックス社製の終了点システムが設置されています。ランニングは、軟鉄ハーケン、リングボルトが主体で、一部ハンガー&ボルトが打たれています。岩質はチャートですが、クラックはあまり発達していないので、カムデバイスは、一部しか決められないようです(私が下手なだけかも・・)。「オケラルート」という岩のトンネルを潜るルートが有名です(岩場の隅にあり、相当脆いです)。

湯川クラックやつづら岩は、様々なことを学べる、とても充実する岩場だと思います。

機会がありましたら、ぜひご一緒しませんか? (Su.M記)