登川・金山沢 秋の快晴に酔う

山行実施日;2012年9月26日~28日
参加メンバー;Ru.T、Sh.S、S

9月26日(水)

仕事に追われて逃げ出すように上尾駅に向かう。ザックを車に詰め込み、Tさんを乗せて、関越に向かう。台風が来ていて関東は雨模様だが、越後は晴れマークである。塩沢石打で関越道を下りて金山沢の入渓点を確認しながら清水に向かう。駐車場で、月を見ながら、まずは乾杯し、そのまま寝ることにする。

9月27日(木)

平日というのに朝早くから登山客が来る。さすが百名山である。我々はザックに荷物を詰め込むと清水のバス停に向かい、ザックを下ろしてSちゃんが駐車場に戻ってくれた。清水の朝は寒かった。7時25分発のバスを待ちながらパンを口に放り込み、バス停の前でゴミを燃やしている火に当たらせてもらいながら、おばちゃんと話をした。昨年の豪雨はかなりひどかったようで、道路下の樹木は流され、橋に流されてきた木が堤防となって清水の集落にも水が流れ込んだそうだ。清水に来る途中でも改修工事が続けられており、すぐには終わりそうではなかった。さて、Sちゃんもそろって1日に3便という最初の1便に乗り込む。他にはだれも乗車していない。沢口のバス停に着くと、作業所に通う仲間がバス停に待っていた。脇を第2上田小に通う小学生の通学班が通っていく。澄んだ空気が気持ちよく、朝日に輝くススキの穂がまぶしい。道路の脇の田んぼは稲刈りが終わっていた。 沢口バス停の向かいの道を上がっていくとグランドがあり、脇に道があったがそのまま進むと、昨年の豪雨による土砂置き場に入ってしまった。奥に人がいて、裏に道があると言われ草むらを下りていくと道に出た。そのまま進むと、沢の音がして沢沿いに進む。その後、左に出ると田んぼ脇の道に出た。黒岩峰の登山道のようだ。少し進むと沢筋に出る。用水路沿いに沢の脇を進むとさらに登山道からの入渓点があった。8時半。ようやく、遡行開始である。しばらくゴーロが続いていく。途中2条の滝や大岩の裏に隠れた滝があったりもしたが、汗をかきながら1時間半でナメに出る。渓相が一変する。8mナメ滝や30m多段滝を楽しく登って高度を稼ぎ、すっきりした青空が広がっていく。50m2段滝は右壁沿いに巻いていった。その後はどこまでもスラブが続く。第1スラブ滝が始まる。
Tさんは右から5.10の靴に履き替えてフリクションを効かせどんどん登っていく。我々も跡を続いて行き、途中から水線を渡って左に出て登る。白く磨かれたスラブに足跡を残しながら、7m滝に向かって登っていく。7m滝で一休みをして、第2スラブはザイルを出した。1・2ピッチをリードする。2ピッチ目は50mいっぱいだった。水線沿いに下ってから、核心の3ピッチ目はTさんがリードする。靴のおかげか、度胸の良さで難なく登れた。灌木に確保をセットして、私とSちゃんが登っていく。最後の核心は磨かれた岩の間に体を張って登るムーブだったが、ロープを頼りにさっさと片づけた。その上の藪に入りながら、厳しいトラバースをして藪の脇を登って、滝上に出た。

沢口バス停の向かいの道を上がっていくとグランドがあり、脇に道があったがそのまま進むと、昨年の豪雨による土砂置き場に入ってしまった。奥に人がいて、裏に道があると言われ草むらを下りていくと道に出た。そのまま進むと、沢の音がして沢沿いに進む。その後、左に出ると田んぼ脇の道に出た。黒岩峰の登山道のようだ。

Sちゃんは藪の途中で動けなくなる。急な藪だったが、ザックからパンを出して食べようとしたそうだ。しかし、出したパンは手元から離れて滝を転げ落ちていったとのこと。かなりショックだったようだ。上からザイルを下ろして、Sちゃんを確保して上がる時には、Sちゃんはヘロヘロのようだった。滝上に出る頃には、斜陽で辺りが赤く染まり始めていた。急いで幕場を探したが、直ぐには見つからず、いくつか滝を越えて行った。稜線が見えて近くなっているが、谷は暗くなり始めた。夕暮れが迫り、左岸のちょっと高いところに、わずかに平らそうなところが見えてそこを幕場にした。ツェルトを張り、荷物を中に並べて平にして寝られるようにした。外で夕食と酒を味わうとツェルトの中に潜り込んだ。やはり、ツェルトの中は暖かい。天気もよかった。足を夏用のシュラフに入れたが、上半身は出して寝た。

9月28日(金)

 朝は昨日の清水よりも暖かかったように思えた。ツェルトをたたんで広くし、朝のコーヒーと朝食を食べた。今日も青空が広がっていて気持ちがよい。4つほど登れる滝を越えると2:3の二俣に出た。右俣の上には、幕場跡があった。その後も8つほど滝を越えていく。SちゃんとTさんは2つほど苦労した滝があり、滑ったりしながら楽しんで登った。奥の二俣を過ぎると水が涸れ、笹が覆い被さった窪地を進んだ。最後はわずかな藪をこいで割引岳の下の登山道に飛び出した。南ノ入ノ頭は草原状で、赤くなり始めていてきれいだった。巻機山を回って、避難小屋に着いた。中を覗くと、内装の板が張り替えたばかりのようで、木の香りが漂っていてとてもきれいな小屋になっていた。これまで、何度も巻機山には訪れているが、避難小屋に泊まったことがなく、今回もそのチャンスを逃してしまった。とはいうものの、こんなに天気がよい日が続くこともそう多くはないだろうから、ツェルトに泊まったのも悪くはなく、最高の山行だったことはまちがいない

帰りは、湯らりあで汗を流し、萬世庵で安くて美味しい食事をして帰埼した。帰りの車の中で、いつもウォッシュレットを使っているSちゃんが、沢でのトイレに苦労した話をしてくれて、文明の進化の裏に潜む落とし穴に苦笑しながらも運転の眠気が覚めて、話が盛り上がっった。(Sh.S記)

ルート;清水~沢口~金山沢~割引山~巻機山~清水
日程;9/26():18:00上尾駅関越道塩沢石打IC-巻機山登山口
927(): 6:00BP-7:25清水-8:30金山沢-9:30黒岩沢出合10:00 30m多段滝-11:16 50m2段大滝
              12:53第1スラブ滝-13:51 7m17:00第2スラブ上-18:00BP
928(): 7:00BP7:30二俣~8:20奥ノ二俣~9:17稜線~10:45巻機山~13:50登山口~湯らりあ~萬世庵~上尾