竜喰谷今季初めての沢 大所帯なのにできすぎのタイム 

山行実施日;2013年6月16日~17日
参加メンバー;Sh.S、Ta.S、Ru.T、Sa.H、Ku.U、To.U、Tu.T、Se.O、Yu.I

ルート;石楠花橋~竜喰谷~大常木林道~三ノ瀬

日程;6/16(日)20:30西大宮-22:30丹波村道の駅BP

6/17(月)BP7:00-石楠花橋・・・7:49 8m幅広の滝(弥惣小屋ノ滝)・・・8:00 釜のある2m滝のへつり・・・8:40 12m下駄小屋ノ滝(ザイル)・・・9:16 10mナメ滝・・・9:308m逆くの字滝・・・9:50 10m曲り滝下(ザイル)・・・11:22滝上・・・11:26中ノ平沢出合(すぐ奥に石積みの堰堤)・・・11:40 4m二条ノ滝・・・11:50流木の架かる4mノ滝・・・13:16井戸沢の出合・・・13:28 5mCS滝・・・14:03二俣・・・14:18大常木林道(ここより東へは通行止めの看板有り)・・・15:53三ノ瀬-車の回収-のめこいの湯-21:00帰埼

6月17日(月)今季初めての沢「竜喰谷2級」です。9名の大所帯であり、2班に分けた。LSさん班(T、I、S、O)、SLH(U、T、U)

前夜、H車(T、I、O)は西大宮18時30分集合で、道の駅「丹波山(たばやま)」一番乗りです。

早速、明日へ楽しい山行にするため乾杯です。次にU車(R嬢)が到着。R嬢は一升を抱えての登場です。Uさんは趣味で作っている燻製を持ってきてくれまして乾杯。これがまた美味で、お酒がすすみます。最後は、S車(U、S)が到着。更につまみが揃い今夜3回目の乾杯でたっぷりとご馳走になりました。

翌朝5時起床。6時30分石楠花橋着。車3台は下山地点の民宿「みはらし」駐車場に移動して、2台デポ(500円/一台)そのほかの参加者は準備後、Sリーダーより入渓地探索の指令がでまして全員で探す。探索中に地元人から、「くれぐれも釣り人とのトラブルを起こさないよう」注意を受ける。適した入渓地の情報は教えてはくれませんでした。林道から踏み跡があり、(7時40分)一之瀬川に下り、本流を徒渉して出合に着く。今回はニューの沢くつです。問題なく渡れます。竜喰谷出合ノ滝で右壁を直登する。更に進んで下駄小屋ノ滝は釜をへつり、左のリッジから登ります。末広がりのナメ滝10mから階段状2段8×10m発泡スチロール滝の中央部をシャワークライミングで登るとなっていましたが、Sさん挑戦しましたが、流水に負けてやめてしまう。Siちゃんに声をかけて、二人で中央部を直登しました。更にIさんも続きました

本日の核心部になります。曲がり滝10m。滝は直爆で見ただけで心臓の鼓動が高まります。一応残置ハーケンがある。高巻くと思いきや、リーダーSさん、おもむろに取り付く準備です。準備している後姿は「待ってました。スーさん」と声をかけそうです。ビレイヤーはR嬢です。リーダーは濡れた壁を慎重に登っていきます。見ている方としては緊張感が増します。無事ロープ下ろしてもらい安全に登ることができました。

ここ何度かクライミングジムまたは外岩で訓練していましたので気持ち的に余裕がありますが、濡れた岩はかなり緊張します。(外岩では、多少の雨模様であっても濡れた岩の経験も必要・・・・。)今回ビレイ器具「レベルソ」での引き上げ体験ができました。小休止をして4mCS・2条4m・2条4×10m・2条CSと徐々に細くなる沢を進むと遡行終了点の大常木林道14時50分)に着く。

全員で握手をして達成感に浸りました。計7時間10分です。(休憩込み)計画時間は6時間30分であるが全員が直登で進み、ロープ4本出したにもかかわらずこのタイムは出来すぎではないか。

装備の片付け、着替えなどをして下山します。分岐があり、上に上りトラバースを続ける道と谷に沿って下る道と分かれますが、デポした車は上の道になります。木々と草花を見ながらしばらく下山道を歩いていきますと駐車場の民宿「みはらし」にようやく着きました。

荷物を整理していると温いお茶と漬物のサービスがあり、(ビールのつまみにも合う漬物)駐車料2台千円でこのサービスは申し訳ない感じである。2台に分乗して石楠花橋の駐車所に戻り温泉「のめこいの湯」(600円)でお湯に浸かり癒されました。清算と食事も一緒にできました。ここで解散となります。

今回、Sリーダーの活躍が大であります。又Hサブリーダーにも果敢に挑戦していただき全員が直登できた事に対して、お二人に感謝を申しあげます。

ありがとうございました。    (Se.O記)

竜喰谷 新緑きらめく六月の沢

古代の人は川が荒ぶることを、竜に例えた。その竜を喰らうとは、荒ぶることなき女神が住む沢なのか、などと勝手に想像しつつ、「巻道もしっかりしており、初心者でも安心して遡行できる」というところに二重線を引き、参加することにした。

登れない滝の連続

最初は遅れずについていくことに必死だったが、やっと、新緑やナメ滝の美しさに心ときめき、沢も楽しくなってきた。しかし、滝が現れるたびに、どうやって登るのか、私には無理ではと考えていると、「登るぞ」という声に、また、考える。岩が滑りやすく、ホールドも見つけられず、ザイルやお助け紐でなんとか登る。情けないことに、どの滝も、どうやって登ったのか、まったく思い出せない。最後の滝にうんざりしていると、スーさんが巻道を登っていく。これが、きれいな巻道なのだ。お腹も減った、それに寒い。迷わず登ると、滝の上は暖かな日差し。スーさんの横に座り、ほおばったお握りの美味しかったこと。苦労して登ってきた皆の目が点になっていた。

遡行図が読めない

大常木林道が1500mの高度で横切っていることさえ理解できていなかった。なぜか、それは地形図と遡行図を組み合わせて考えていないことにあったのではないか。横から注ぐ沢を記入するだけでも、距離感がつかめるのではないか。とくに、下山の尾根筋は1本間違えるだけで、重大事故につながりかねないことから、地形図でのチェックは重要と思う。

多くの仲間に支えられた

入山祝いの宴会に、Uさんは、お手製の燻製を持参、旨かった。滝の登りでは、どちらの足を置くかの助言もありがたかった。そして、いつ落ちるかわからない、いや実際、落ちた私をビレーしてくれた皆さん、ほんとうにありがとうございました。      (Tu.T記)

竜喰谷二年ぶりの沢登り

約2年ぶりの沢登りでした。あれやこれや不安な思いで歩きだしました。水をかぶりながらの滝を登り、様々な色彩のナメを歩くうちに無心になっているようでした。これからいろいろな沢登りに向き合いたいと思います!でも実は泳げないんですよね(^-^;本当に楽しかったです。     (Ku.U記)

竜喰谷 いい思いいっぱいの 沢開き

シーズン初めての沢、楽しんだ。竜喰谷、なんとなく怖そうな名前の沢だが、ナメのきれいな沢だ。出だしから、一ノ瀬本流の徒渉があり、久々の事で少し緊張。でも、なんとか渡りきりホッとする。遡行するうちに、しだいに体が慣れてきて、水の中、岩の上をバランスよく歩けるようになってくると、ぐんと楽しさを増してくる。2段12mの下下駄小屋の滝、この沢一番の大滝。ザイルを付けても登れるのだろうかと不安になる程の迫力だ。滝の下いっぱいに広がる沫を浴びながら、順番を待つ。寒さと緊張から、震えが止まらなかった。おまけに、滝の上部はおもいきりのシャワークライム。袖口から、襟首から、たっぷりの水が服の中に入って来て、下へ押し戻されそうな勢い。メガネも曇ってなんにも見えない。夢中で登った。10mの曲がり滝、岩が光り、いかにも滑りそう。一つひとつの岩が大きく、ホールドが少ない。それでもザイルでガッチリ確保され、仲間のヨシ、ヨシ、OK,OKの声に励まされてなんとか登った。‘ほとんどの滝を、巻かずに頑張って登ったぞ!’の達成感は大きくて嬉しい。藪漕ぎもなく、登山道に出て、皆さんとご苦労さんの握手。その時、ふと徳重さんを思い出した。ピンクのヘルメットにボーダー柄のシャツ、ニコニコ顔の徳重さんと、何度、握手をしただろうか。今日は、今迄教わった事を生かせただろうか。これからも、そんな事を、時々思い出しながら楽しく山へ行きたい。この山行に合わせた様な梅雨の晴れ間。陽を浴びた渓も、緑も本当にきれい、いい思いいっぱいの沢開きだった。  (To.U記)

喰谷感想   大きな沢靴に不安

今年初めての沢山行沢靴購入したが少し大きく登れるか不安でした。民宿のおばちゃんのところに、車2台をデボしました。1台500円。どこでも止められる所なので高いと思いましたが、下山時お茶とほうれん草のお浸し、カレー粉で漬けた漬物出してくれ、本当に田舎の良いおばちゃんに会えたと思いました。沢は、倒木も少なくきれいな沢。シャワークライミングが多く、まだ少し寒く感じました。待ち時間は、太陽光線を探し休憩していました。難しい滝は曲り滝でしたが、スーさんの華麗な登りで抜けると、後続はトップロープで登りました。下山路も藪漕ぎがなく沢終わり=下山路で疲れが半減しました。その他は巻くことも無く登れたが沢靴が大きいので滝を登っている時スリップ不安でした。(Sa.H記)

奥多摩  一ノ瀬川・竜喰谷 滝登り、滝登り、滝

会山行で計画するはずだった5月の山菜山行は私の家の都合で実現できなかった。今回はどうにか実施することができ、参加者も9名とよく集まった。9名が一つの集団で行動することは、全員を把握することも難しく、また行動面でも緊張感が欠けていくので、2つの集団に分けて行動することにした。沢初めの沢で、初めての組むメンバーも多く、正直、かなり緊張をしていた。2パーティーにしたが、実際には、着かず離れずという距離を保ちつつ、滝の登坂でザイルが必要なところは合流して登った。

6月16日(日)車3台がそれぞれに丹波村の道の駅に向かい、21時半ごろに全員が合流した。朝が遅くなれば、遡行が遅れるのでできるだけ早めの行動にするために、入山祝いもそこそこに寝袋に潜り込んだ。

6月17日(月)4時半ぐらいから起き出し、ぼちぼち準備を始める。横から差し込む日差しが、周囲の山並みに注いで影を落として、蒼くなり始めた空が、ういういしくまぶしい。先週の雨模様から一転して、我々を歓迎してくれた。遠くから見ている徳さんも喜んでいることだろう。

さて、ニノ瀬でメンバーを下してから、三ノ瀬の民宿に2台の車をデモして石楠花橋に戻って来る。石楠花橋の少し下流、竜喰谷の出合い付近からしっかりした踏み跡を下っていく。釣師が入っているのでトラブらないように注意して入渓するが、釣師は一ノ瀬川に入っているようで、竜喰谷にはいないようでホッとする。出合いからすぐにある4m幅広の滝(精錬場ノ滝というようだが)の右を快適に登って行く。水量は多いようだ。次々に現れる滝がおもしろいように登れて楽しい。12m下駄小屋ノ滝はザイルを出したが快適だ。左脇を登ったところに残地ハーケンがあり、そこからトラバースとなる。核心は10m曲り滝だ。しっかりした残地ハーケンが4本スリングを通しビナをかけていく。カッパのフードを被り、水流の中にあるホールドを探し当てながら登る。確保を交代しながら、次々に登ってくる。さすがに冷える。まだ熱いテルモスのお湯で体を温め出発する。左右から入って来る沢を確認しながら、続く滝を越えていくと苔蒸した源頭に近づく。左から入ってくる沢が、笹に覆われていたので右に入ると、すぐに丸木橋が架かった登山道に出た。登山道に上がると握手を交わし記念撮影。いやー、楽しめた。下山は登山道だが、いろいろな道が入り組んでいてわかりにくい。尾根を回り込んでいくと、車が入れる林道に出る。途中から下っていた道がニノ瀬に下っていける道だったようだ。

今回は、登坂が中心の沢であったので、登る楽しさが味わえたと思う。しかし、安全に楽しく登るには、的確なザイルワークが課題になっていると感じた。また、3人のメンバーを基本として考え、それぞれのポジションの役割と行動が異なってくることを理解することも大切である。この沢は、登坂練習として、今後も利用するとよいだろう。    (Sh.S記)

沢で感じた大切なこと

今回の沢での行動で感じた事は、登る前にきちんと決めてから登った方がいいと思いました。支点をとって登ってOK時の合図とか、ここではザイルをどう使って登るのか、など、下でどうしていいか分からない場面が多く、沢の音で指示が聞こえずちょっと手間取りました。後、先頭は交代がいい。ルートを見て考えるって事もあるけど、魚が見れたり、濁りのない水を歩くのは気持ちが良かったです。後は、お湯って大切。    (Ru.T記)

※ムンターヒッチ;「イタリアンヒッチ」や「半マスト」などとも言います。ATCを持っていない時のビレイ、懸垂下降に使う結び方。
左図のように結びを作り、重ねた輪にカラビナを掛けます。このカラビナはビレイのスリングに掛けます。荷重は左図の右のロープに掛かるようにします。

 

竜喰谷の感想   さらなる技術アップを目指す

沢の経験が少ないため、覚束ない足取りで、何度も水没してしまいましたが、巻きなしのシャワークライミングは、かなり楽しめました。ただ、前夜での皆さんの会話から、私の服装備がかなりお粗末なものであることが発覚…。心配になり、一睡も出来ずに朝を迎えてしまいました。幸い半袖シャツ(襟つき)一枚にゴアを重ねただけでしたが、寒さに強い体質でしたので、何とか震えることなく終えることが出来ましたが、下山が遅い時間であったり、雨に降られでもしたらと思うと、大いに反省の要因となりました。又、システムの件ですが、芝ちゃんのルベルソ使いをフォロー出来ませんでした…。瞬時に状況の判断が出来ず、もたつきSさんがまた登り返す状況になってしまいました。あのような状況(引き上げたロープをまた降ろす)なら、ルベルソではなく、ムンターヒッチ(※)の方がスムーズに行くのではないでしょうか?また、滝上から下の状況が見え難く、声も通らないため、確保体制が取られない状態なのに、下から登り始めてきて、大いに慌ててしまいました。実践が少ないとこんなものでしょうか…。遡行中は、皆に遅れまいと足元ばかりみていましたが、芝ちゃんから、木漏れ日に照らされた木々がきれいだね~と言われ、やっと周りを見渡す始末…。折角、苔むした原生林のなかを遡行しているのに、気が付かないなんて、なんて勿体ないことを、下山後の湯船で発見。両膝は赤・青あざだらけ…。立ちこみに疲れてくると、膝を着いて登っていたのですね。色々反省の多い山行でしたが、其れにも勝る楽しい沢登りでした。本当に有難うございました。これに懲りず、また機会がありましたら参加させて下さい。        (Yu.I記)

Yu.Iさんが言っていたのは、12m下駄小屋ノ滝のところです。トップはザイルがなくても登れそうだと、滝の左を進んてから、滝の落ち口をトラバースし、ザイルを出そうとしました。ですが、そのまま、ザイルを出すと、後続は水流の中を登ることになってしまします。トップは滝の上部でザイルを出し、残地ハーケンもあったのでランニングビレーにして、トラバースをしてから、滝上で後続の確保の支点を設置すべきだったと思います。そして、後続は、ランニングビレーを掛け替える作業が入ります。(ザイルの長さが足らない場合には、もう1本引いていきます。)さらに、最終の人は、末端で8の字にし、ランナーの回収をして登ります。

ザイルの出し方や確保のし方は、滝の状態や地形、支点の取り方で変わっていきますので、後続が登りやすいように考えていくことが大切です。支点の確保も、灌木であったり、ハーケンを打ったりしますので、バイルやハーケンを持っていることも必要になります。

①滝登りの際のザイルワークSリーダーより

今年の沢初め。心の準備も、道具の準備もギリギリで迎えた当日でした。今年に入って体調を崩してばかりいたので、前日の宴会も控えめで就寝。
翌日は最高の天気。滝も全部登れて楽しかったです。でも、ロープを使わないと登れなかったり、核心の滝で少し滑ったりと、技術不足を再度痛感させられました。ジムに通うしかないな-。ビレーも練習できて良い経験でしたが、さらなる技術アップを目指して頑張りたいです。ありがとうございました。    (Ta.S記)

②滝の登り方
Ru.Tさんの言っている滝の登り方ですが、基本的には、一人が登り終わってから次の人が登るのが原則です。登っている際に、岩が剥がれて岩が落ちてくることがよくあります。また、登っている人が落ちたら後続も大変な怪我をしますので、登り終わってから、次の人が出発します。合図にTさんは笛を吹いていたのですが、登坂の際に、笛の合図は有効です。笛の合図を確認しておきましょう。  (Sh.S記)