「信州の鎌倉」 別所二山 テント泊もまた楽しい

山行実施日;2013年11月24日~25日
参加メンバー;Ki.K、Mi.M、Ma.S、Lantana

十観山は塩田平の里山

十観山から御鷹山のコースは2年前に初級の雪山で行って静かで展望も良く、思い出に残る縦走した山です。今回、雪の降る前に信濃路を楽しみながらテントを持って、独鈷山と合わせて登ってみようと計画しました。

M下さん、S々木さん、K端さんが参加され、女4人の山行となりました。

途中JA別所の直売所で野菜など地元の採れたてを、今夜の食材として買いました。いつもながら、直売所は新鮮で安く、その土地ならでの物もあって、嬉しい山のご褒美です。M下さんはいつものように大好きな豆を買い、S々木さんは野菜をどっさり購入していました。

今日は長いコースなので先を急ぎ、見覚えのある風景をしばらく走りました。登山口の横手のキヤンプ場はすでに閉まっていたので、その先にある信濃昆虫館に駐車をさせていただきました。

身支度を整え9時半すぎに登り始めましたが、十観山までは道も整備されていて、1時間ほどで着きました。その先は標識もわかり憎かった。踏み跡のはっきりしないところもありました。前に登った記憶と、1:25000図で現在地を確認しながら、尾根をはずさないように、慎重に登りました。

三つ頭へは南にコースをとって進み、その先の滝山はピークを左に見て巻きながら進みました。この辺から北斜面はうっすらと雪で白くなっていました。尾根が細くなってしばらく進み、1566メートル地点を過ぎると今度は尾根が広がって鞍部になりました。

この辺は地形が複雑で右前方からも尾根が合流し、さらに南西方向に緩やかに尾根が伸びていて、わかりにくい所でした。幸い、赤テープが何本かあり、木にマーキングもされていたので助かりました。

更に進むと尾根が細くなり、前方に御鷹山見え隠れしてきました。帰りのタイムリミットの2時に近くなってきましたが「山頂を目の前にして下るのはもったいないよね。」と、みんなの意見で山頂を目指しました。

一度下がって、又登ると1623メートルの山頂で、2時10分過ぎにやっと着きました。山頂には小さな標識と古い石の祠がありました。

日の短いこの季節、日没までに登山口に戻らなくてはと、休憩も早々と切り上げ、もと来た道を引き返しました。

滝山は、ピークを確かめるために登ると、山頂には御鷹山より大きなこれも古い石の祠が三体もあってなかなか立派でした。昔は多くの地元の人の信仰を集めていたのだと思いました。

山が四季折々の恵みや、燃料、家の材料、畑の堆肥と生活に深く結びついて、現代よりも大切にされていたのかなと思いました。ここから景色も良く、巻かなかったのは成功でK端さんのアドバイスがよかったです。暗くなる前に下山しようとドンドン先を急ぎましたが、十観山に着く頃には日が暮れかかってしまいました。

十観山からは道が整備されているので安心ではありましたが、寒くなってきているので更に先を急ぎました。程なく、登山口にある昆虫館の明かりが見えてきました。

雑木林の中をくぐりぬけながら、やっと登り口にある東屋に着きました。すでに17を回って暗くなってきたので、昆虫館の女性管理者の方が心配して待っていてくれたのかと思い挨拶にいきました。「寒かったでしょう。女の人だけですごいね。」とお茶を入れてくれ、館内の昆虫の展示品を丁寧にわかりやすく案内していただきました。

展示館はこの連休で冬季休館に入るとの事で仕事の整理もあったようです。とっても親切な方でトイレを貸していただき、おまけにテントまで敷地の隅に張らしてくれました。今まで山でいろんな親切な人に出会って助けていただきましたが、今回もまた忘れる事の出来ない出会いでした。

そして日暮れの早いこの時期、あと30分早く登り始めればよかったと思いました。今回のメンバーでのテント泊は久しぶりで話は尽きなかったが、明日にそなえて早めに眠りに着きました。

11月25日

独鈷山は前から登ってみたいと思っていた山だったので今回の山行でいけたのは嬉しかったです。カーナビは私よりずっと頭が良くて、山越えの紅葉も残っている素晴らしい景色の道を、南側の宮沢の登山口まで案内してくれました。

このコースはK端さんが登っていて、いいコースと、聞いているのでワクワクしながらお屋敷沢に沿って登っていきました。登山道はだんだん傾斜をまし、高度800mを超えたころからは、ロープや鎖も現れました。沢沿いの険しい道は大きな岩やザレた急な登りやトラバースで、慎重にいきました。

しかし景色は抜群で高度感もあり、1300mに満たない山とは思えませんでした。

人気の山のようで、山頂直下の稜線には北、西、東と登山道ついていましたが、どのルートも岩場の急登のようでした。山頂には祠と石仏が祭られ、大きな松ノ木が一本立っており、小広くなっていました。

北側を見下ろすと塩田平が一望でき、その向こうには昨日登った十観山から御鷹山の山並みが見えました。この素晴らしい景色が、麓の人に慕われている理由と思いました。麓から見えるごつごつした独特の山容も憧れで、「眺めてよし、登ってよし」の山なのだと思いました。

昨日はピークを幾つも越えながらの縦走でしたが、今日は一気に登って下る山だったので12時すぎには車に着きました。奥の駐車場では下山してくるグループを待っている人達に会いました。

昨日は全く、人に会わなかったですが、今日は団体さんまで登っていて大賑わいでした。「今回は温泉にも入ろうね。」と話していたので、朝に見当をつけておいた、霊泉寺温泉にむかいました。

霊泉寺温泉へは国道から看板に従って、山道に入って進みます。10分も走ると、霊泉寺という古いお寺があって、その隣が温泉の駐車場になっていました。

共同浴場は、ひなびた昔の小さな温泉宿の奥にあり、ここも古い建物でやっているのか心配になりました。下見に行ったM下さん、S々木さんが「先客がいるみたい」。と言ったので,行ってみると、お金は木箱に入れるようになっていました。今まで山の帰りに色々な、ひなびた共同浴場に入ってきましたが、今回は極めつけでした。

勿論ドライヤーや石鹸などはありませんでした。泉質はアルカリ性で肌に優しく、私は気に入りました。こういう古びた温泉も楽しく、山のご褒美と思いましたが、いかがでしょうか。温泉好きの方、是非行ってみてください。

帰りは、またまた直売所に寄ってこんどは、遅い昼食に、美味しい手打ちうどんを頂きました。

今回は登って、温泉に入って、土地のものをいっぱい食べて、お土産を買って、のんびり、しかも充実した楽しい2日間をすごせたと思います。

「長野は山良し、食べ物良し、温泉も更に良い、素晴らしい所だね。」と言うのが、4人共通した意見でした。(Ki.K記)