ガネッシュ・ヒマール写真トレック

山行実施日;2014年3月18日~4月16日
参加メンバー;Te.I

ネパールのガネッシュ・ヒマールは2005年10月に北面のトロ・ゴンパ氷河を奥深くまで入りガネッシュⅠ峰、Ⅲ峰、Ⅳ峰などを眺めてきた。今回は南面から入ってⅡ峰、Ⅳ峰、Ⅴ峰、Ⅶ峰とパルドール峰などを眺める事で出かける。

いつものフライトを使い広州経由でカトマンズに夜遅く到着する。翌日はパッキングに打ち合わせ、街に出てマップ、酒などを購入する。

今回のトレッキングは前半でトリスリ・バザールから入り、Ⅱ峰とⅣ峰を間近に仰ぎ見る高みへと登る。後半は前半の道を途中まで戻り、二つの峠を越えてブングレ・コーラを遡り源流まで入ってⅡ峰、Ⅴ峰、Ⅶ峰さらにパルドール峰を眺めて、ブングレ・コーラからチリメ・コーラを戻ってシャブルベンシに出る周遊コース。トレッカーが少ない山域でほとんど宿泊設備は無く、当然キャンプ場も無いため人家があるところは安全のために学校の校庭でキャンプをしながら歩いた。

トレッキング初日はチャーターしたジープで、約90㎞・8時間のドライブで少々疲れる。その後、四日目から遠くにガネッシュの山々が望めてきた。六日目の標高3000m付近から雪が現れる。七日目は山々を眺めながら雪道を登って行き、目の前にⅡ峰、Ⅳ峰、その他の山々が望める予定の場所に到着する。が、何時も午後からは天気が崩れて夕焼けはみられなかった。翌日は朝から天気が悪くシャッターを押せずにテント内でグダグダしていた。翌々日は下山する予定日だが、朝から晴れ上がって朝焼けから氷河に陽が入るまで写真が撮れ、夕焼け以外は希望した写真が撮れた。これで前半の予定を終了する。

二日かけて途中まで戻り、パンサン・パス(3850m)の峠越えをする。峠からは目の前にランタン・リルン(7225m)が望めだが早朝だったので逆光で今一だった。峠からトラバース気味に下ってソムダンに着く。何となく見覚えのある場所で昔を思い出した。2002年春にパルドール西峰(5510m)を登りに来た時に此処で泊まった。その時の建物(小屋)は古くなっていて、新しいロッジが作られていた。西峰へは雪が降って天候も悪くBCまで行くが、山頂へのアタックは出来なかった。

ソムダンからクルプダンダ・パスへ登り、山越えをしてブングレ・コーラへ行く予定だったが雪が多くてとても歩けないとの事で、チリメ・コーラを遡って行くことになった。3710mのクルプダンダ・パスを越えて、大きく下ってチリメ・コーラに出会う。コーラ(河)を渡り登り返して温泉が湧くタトパニに着く。しっかり観光化された温泉地で、トレッカーが多い。

ガイドも初めての土地なので此処で地元の人を案内人として雇ってチリメ・コーラを遡る事にする。タトパニからは樹林帯の中を小さなアップダウンを繰り返しながら進む。午後から雪模様になって早めにテントを張った。この先はチリメ・コーラが狭くなり激流となってくる。トレッキングガイドでは右岸をトラバース気味に歩くのだが、地元の人は左岸を行くのだと言う。雪でトレッキング道は当然見えないが、忠告通り左岸を行くことにする。向かいの右岸には微かにトレッキング道らしき跡があるが、かなり厳しい感じになっている。雪が多くポーターが辛そうなのでチリメ・コーラからブングレ・コーラに入ってしばらくの場所でテント泊とする。案内人に聞いてもガイドブックの最終宿泊地がよく分からず、翌日も少し登ったところでテント泊とし、最終宿泊地と氷河のモレーンを探しに、午後はガイドブックとマップをもって偵察に出かける。約一時間半位でガイドブックに説明のあるⅤ峰が目の前に望める最終宿泊地のコーラ・カルカに行き着く。Ⅱ峰を眺められるモレーンの方向もほぼ確認できて、ほっとしてテント場に戻る。

テント場はパルドール峰の目の前で、朝焼けを撮るがカメラにトラブルが発生した。前回のトレッキング終了後の検査で機能不良が発見されて上位機を購入したばかりなのに・・。いろいろ操作をしているうちにバッテリーホルダーを入り切りすることで回復した。何度か繰り返すうちにその後は正常に戻ったので一安心する(実際はフイルム一本半位が未露光で撮れていなかった)。

コーラ・カルカに移動してモレーンを途中まで偵察する。翌日早朝4時に出発して氷河のモレーンをⅡ峰がしっかり望める処まで登り、寒さに震えながら朝焼けを待つ。期待通りに山はすばらしい輝きを見せてくれた。その後氷河全体が望める処までさらに登り、氷河に陽が差し込むまで撮り続けた。

満足した気分でテント場に帰る。その夜は雪がかなり降って下山の心配をするが、翌日は朝から晴天で積もった雪はみるみるうちに溶け出す。登りで苦労したチリメ・コーラの雪もすっかり溶けて、一部に雪崩の後や凍結部があったものの事故もなく下れた。 シャブル・ベンシに到着して一人冷たいビールで乾杯する。

無事帰国してカメラの検査・修理を依頼した。検査中だが温度検査で故障状態が再現したらしい。が、ほんとの原因はまだ解っていない。秋にまた出かける予定があるので故障の原因をはっきりさせたい。(検査の結果電子シャッター部が悪く、制御を含めたシャッター部を一式交換した)

今回は天気が良くなくて夕焼けが一枚も撮れなかった事が残念だが仕方ない。未露光のフイルム部分はパルドール峰の朝焼けが主で、Ⅱ峰の朝焼けなどは問題なかったので、一安心している。が、カメラの故障が原因で写真が撮れなかったが、誰も責任は取らない。旅費返せ!悔しい!。