フリークライミング天王岩崖の上のふにゃ

山行実施日;2014年3月22日
参加メンバー;To.S、Yu.I、To.H、Se.O、Hi.Y、Ai.M、Mi.S

3月22日久しぶりの外岩クライミングに参加する。参加者は7名、最近ジムトレの成果目覚ましいY君も初めて参加する。

春の日差しの暖かい日であったが、お目当ての岩場は日陰で寒い。下の岩場に到着するとすぐに塾長、Hさん、Oさんがカラビナをかけロープを通し、終了点を確保してくれる。これで私達はトップロープでもリードでも登れることができる。ルートは四本、割と短めである。久しぶりなのでトップロープで安全に登ることと、皆さんを安全にビレ安全にリードすることを今日の課題とする。用意していただいたルートの一番短いものからスタートするが取りつきに苦労して、半分もいかないうちにあえなくダウン。

指先が岩の冷たさで感覚が無くなり、また、ジムでは手も足もルートに沿って決まっているが自然の岩場では自分で判断して選んでいかなければならない。それがなかなか難しいし、正解を求めてしまいがちになる。

ご親切にも塾長がガスで温めた小さな石を戴き、滑り止めザックに入れ、気を取り直して真ん中のルートに挑戦する。指先を石で温めながらこのルートはどうにか終了点まで到達する。再度諦めたルートに挑むがやはり登り始めにてこずる。

塾長のアドバイスでやっと登ることができた。左のルートでは、Iさんがかっこ良くリードで登っている。登り方もかっこいい。やはり外岩はクライミングへの情熱と経験が現れる。Y君はリードでの登りを試みていてその意欲と力を見せつけられた。下の岩場はテンションをかけながらも全て終了点まで行くことができた。指先も慣れて暖かかくもなった。

それぞれ軽い昼食を取った後、上の岩場に移動する。クライミングは半年ぶりというOさんは登りにてこずっていたが、後半のクラックジョイでは私達を安全にビレーしてくれる。何故クラックジョイかというと、手はつかみやすいガバだが、途中のテラスからは大きなクラックが左斜め上に続いているためらしい。

登り降りて来たIさんはとても疲れた様子ではあはあと息をしている。そんなに大変なの。登れるのかな。登り方も見ていなかったし。でも、レベルは5.9とのことなので、ダメでもともとと登り始める。

テラス下まではホールドのガバに助けられてどうにか到達。テラスへは恰好悪いが膝登り。テラスは表面が光って滑り易く見え、立つことができない。下の景色もちらっと見ただけ。クラックに挑む前に息を整える。登り方はクラックを伸ばした両手でつかみながら、体と反対側に、左足つま先はスミヤリングし、右足はクラックの縁に沿えるらしいが、そんなのはできない。このスタイルをレイバックというらしい。

クラックの中に肘まで入れて、必死で登る。登ると言うより這い上がる感じでクラック上部まで行けたが、最後の終了点の前で腰が立たなくなり、座り込んでしまう。掴んでいる手も限界になり「げんかーい」と叫ぶ。下からは「もうすこし」「頑張れー」と励ましの声が聞こえる。それじゃ頑張ってみようと最後の力を振り絞って立ちあがり、終了点にタッチする。景色を眺める余裕も無く、一刻も早く降りたい。息ははあはあ、体はふらふらで本当に疲れてしまった。どんなに恰好悪くても、終了点まで行けたし、小さな達成感を得られたので、今日のクライミングはこれで終了とする。

Y君はというと、クラックジョイもリードで登り始める。ガバとはいえカラビナまでの間隔が長く難しそうである。職業柄か、怪我は絶対できないらしく、慎重に登っている。クラックではさすがに苦労している。テラスで充分休みながら時間をかけて挑戦している。下から「降りて来たら」と声をかけてもなんのその、最後まで行く気である。

30分くらいの時間をかけて到達する。途中であきらめない根気強さにはいつもお手上げである。若いし力もあって私とは違うけれど、Yさんの根性は見習おうと思う。

最後に塾長のお手本の登りを見せてもらい、次回来ることができたら、あの見事なレイバックを真似して登りたい。そして、自然の岩場では登る動作を自分なりに考えて、自分なりに登りたい。次回は足場をしっかり確保して、なるべく対角線登りを意識してみよう。

帰りはバリ尾根歩きをして下山したH氏、O氏と合流して武蔵五日市のお店で反省会。程良い疲れとアルコールでご機嫌な皆さんの会話は爆笑の連続である。

帰路の電車の中でも、周りの迷惑も考えずに、次の外岩や尾根歩き、縦走の計画が次々と出てくる。来年、再来年の欧州遠征の計画も。

月末に夫が単身赴任から一年ぶり帰って来る私は「行きます」と力強く言えないのが残念である。62歳の手習いで始めたクライミング。ハイキングの際の岩山を安全に登りたいと始めたが、登りのスリルと少しずつ上達する楽しさに、どうにか続いている。

これも気軽にジムでのトレーニングに参加できることが大きい。その機会を作って下さる塾長や初心者にも辛抱強く技術や安全な操作法を教えて下さる会員の皆さんのお陰である。楽しく登る事をモットーに安全に無理をせず続けてゆきたい。この先何年できるかわからないのだから。その日までお仲間でいさせて下さいね。 (Mi.S記)