群馬・御飯岳、他

2015年7月26~27日

昨年九月に計画し登山口駅 の万座・鹿沢口駅に到着、し かし、万座行きのバスが崖崩 れで運休中だった。(計画時は OKだったのに、実行時のネ ットでの調査不十分が原因) タクシー利用は高額で仕方な く山行を中止して引き返す。 しっかり確認して出かける。 今回の山行では山登りはそれ ほど大したことはないのだが、 実際の登山口である毛無峠ま での車道歩きが、約一二㎞と 長く、約三時間の炎天下での 歩きとなる。さらに水場が無 いと思われるので(実際は途 中の車道に有った)、自宅から 約四㍑を持参した。 万座プリンスホテルバス停 で準備をして歩き出す。緩や かな登りの車道、日蔭を選び ながら行くも、もうすっかり 陽が上がって短パンの足と腕 をジリジリと灼いていく。群 馬県から長野県に入りしばら くして万座道路の最高点に着 く。すぐ左上にこれから登る 御飯岳の山並みが望める。が、 直登するには藪でとても登れ そうにない。予定通り大きく 回り込んで毛無峠から登るこ とにする。万座道路を離れて 緩やかに下ってやっと毛無峠 に到着する。約二時間半で歩 けた。峠はさわやかな風が吹 いている。此処はラジコン飛 行機仲間には有名な場所で、 遠く奈良県からのグループが 優雅に飛行機を飛ばして楽し んでいた。 一休みして御飯岳を登り始 める。手前の毛無山へは火山 礫の赤茶けた急坂を一登りで 到着、御飯岳が眼前に横たわ っている。テント場を探しな がら進むが、良いテン場はな い。草付きの踏み跡を下り登 り返してツガの樹林帯に入る。 時たま開けた笹原をへて稜線 に着くが、疲れていたことも あり山頂まで長かった。展望 は今一で時間も早いのでテン ト場は予定の山頂ではなく毛 無峠へと、写真を撮って往路 を戻る。毛無山に戻り一休み する。毛無峠では相変わらず ラジコンを飛ばして楽しんで いる。結局、峠へ下る火山礫 の途中に比較的なだらかな場 所を見つけて、整地してテン トを設営する。陽射しは暑く て日蔭もなく暑い!テントの 外でお酒タイムに移行して飲 み始める。時たま陽が隠れて 爽やかな風が気持ちよい。 翌日も良い天気で明ける。 浅間山が朝日に輝いていた。 毛無峠に下り、目の前の破風 山へ向けて登り始める。ジグ ザグの急登の道に朝日を受け ながら一登りで稜線に着く。 稜線分岐を右にしばらく行く と破風山に到着する。昨日歩 いた御飯岳が黒木と笹に包ま れた巨鯨のような山体を横た えている。 稜線を分岐まで戻りさらに 先に進むと樹林帯に入り五味 池を右に分けて土鍋山への鞍 部に出る。朝露が冷たくて気 持ちよい。一九一二mピーク を左に巻いて稜線に出る。右 に土鍋山の山頂標識がある。 が、三角点峰(一九九九. 五m) は稜線から左に七分歩いた笹 原にあった。展望はない。展 望の良い一九一二mピークに 戻り休憩する。先ほど登った 破風山、御飯岳、これから登 る老ノ倉山、遠くに草津の 山々が望める。 帰りの車道歩きもあるので 早々に毛無峠に戻る。車道を 歩き始めて足の裏が痛い。多 分マメが出来たのだろう。万 座道路に出て、目の前の老ノ 倉山へ登る。笹藪と灌木藪を かき分けながら、それでも踏 み跡はしっかりしていた。山 頂からは目の前に御飯岳、南 に破風山と土鍋山、その向こ うに四阿山、北には志賀高原 の山々が望める。 道路に戻り万座へ向かう。 群馬県にはいると下り一方の 道になる。足裏のマメがさら に痛くなる。気晴らしに道端 のお花を撮る。やっと万座プ リンスホテルに到着、バス時 間の関係ですぐに温泉に入る。 日焼けで湯船に入ると足の脛 と腕が痛い。湯上がりにビー ルを一飲みでバスに乗る。万 座・鹿沢口駅で弁当とお酒を 買って、暑い中よく歩き通せ たと充実した山行に満足して 帰る。 I﨑

 

返信を残す