北蔵王雁戸山・仙台神室山

2016年10月6日~7日

ものすごい強風に撤退

十月六日、七日、KT さんリ ーダーで北蔵王の山、雁戸山、 仙台神室を目指し、K 原塚車 に乗り、出発。この日の参加 者は克己さん、K 原塚さん、 世K さん、福D 二名です。テ ント泊は一年ぶり。持ち物は 「えー?と」ちょっと頭をか しげてしまった。世K さんも 同じことを言っていた。 さて、気になる天気、台風 一八号がやっと過ぎ去ってく れたが、天気予報によれば、 北国は冬型、というニュース に予想はしていたが、登山口 となる「笹谷峠」に着くと、 北風ビュウビュウ、震えあが るほどの寒さ。この峠は奥州 街道と羽州街道を結ぶ脇街道 として昔から人馬の往来の盛 んだった所。標高が九百六m 見晴らし抜群。強い北風に大 急ぎで着込む。 最初は雁戸山へ、出発。高 圧電線の下を二本くぐる。高 圧線の強風にあおられる音が 「グーン、グアーン」と唸っ ている。カケスガ峰までは樹 林帯、足場も悪く、下手する と、ツルンしそうで、ゆっく り登る。時々振り返ると明日 登る紅葉した神室岳が良く見 えている。我々が今挑戦して いる雁戸山は全く姿を見せな い。この樹林帯にもう飽き飽 き、強い風だけが当たらない のがせめてもの慰め。前が明 るくなって木々がなくなった 途端、ものすごい強風、息が できない、苦しい、窒息しそ うで思わず「苦しい!」と叫 んでしまった。全く霧の中、 うっすらと何やらコンクリー トの建物が見えた。どうやら、 避難小屋らしいが、ボロっち い。ここが、カケスガ峰。強 風と寒さで小屋に飛び込む。 中は散らかって焦げた臭い。 火を燃やした跡がある。さて、 これから、我々が進むべき方 向は全く霧の中、こんなに強 風が吹いてるのに、全く前が 見えない。全員撤退。来た道 を戻ることになった。 帰りも同じ道なので、すっ てんころりんならないように、 慎重に下山する。滑りそうな 所では後ろ向きになるといい、 先頭を歩くK 原塚さんを見て、 真似をする。 やがて、高圧電線鉄塔が見 えて駐車場に着いたが、ます ます、風が強くなり、テント を拡げる場所を捜した。少し、 風の当たらない場所を見つけ、 車を異動させ、車を風よけの 壁にして、テントを設営。風 が強くなかなか拡げられない。 テントと一緒に飛んでしまい そう。大急ぎで、我々の荷物 をテントの中に投げ込む。そ れでも、吹き飛ばされそう。 テントを固定させるために 北蔵王雁戸山・仙台神室山 ものすごい強風に 福 撤退 D 「ペグ 」というものを 出して きた。 「ペグ 」 打 ち 込 む 為 に 利 光 は 杭 を 拾ってきたが 、木製 の 為、 「ペグ 」をたたくと 杭 の 方 に 穴 があいてしまった 。 克 己さんがどこからか 大きな 石 を 拾ってきてとんかちにして 、 打 ち 込 む 。ひもは 車 の車体 の 一部にくくりつけ 飛ばないよ うにした 。 少 し 風もおさまっ たようでホッとした 。 五人 で 早 い夕食。 「鳥鍋 」 を 囲 み 、少々のビールとウイス キーと焼酎 で乾杯 。翌朝早 く に出発ということで 「おやす みなさい 」でも 、 私 は 風 が 気 になって 眠れない 。 隣りはい びきも 聞こえ 、いいなあー 。 深夜、 「ゴウゴウー 」という 風 の 音、 「グアーン 、グアーン 」 高圧電線 の 音 が不気味 、テン トのバタバタ 、グラグラ 揺 れ る 音 。瞬間風速何十 mかな ? 車 を風避けにしてるが 、 車 が 我々 の 頭 に 覆いかぶさってき たらどうしよう 、 皆はよく 眠 れるものだ。 「 早 く 夜 が 明けて ほしい 」 と 神 に 祈 る 。突然 、 世 K さんががばっと 起きて 「撤収しよう 。 車 が 倒れてき たら 、大変 」 と 、寝袋をたた み 、荷物 を 車 に 積 み 込 み 、 最 後にテントを 持っていかれな いように 、人間 の 体 を重石 に してたたみ 、 車 に 積 め 込 み 、 その 場から 逃げた 。 下 へ 行ってから、 「どこか 」 へ 、相談した結果、 「吾妻小富 士 ・浄土平 へ 行こう 」 と 、 い うことで磐梯吾妻スカイライ ンへ 車 を 走らす 。やっと 夜 が 明けた 。 スカイラインは七時から 開 ける 。もう 、すでに一台止 ま って 並んでいた 。我々 は二台 目 。 門 が 開くまで 車 の荷物整 理 と朝食 。とにかく 、強風 の 中 、荷物 を 車 に 投 げ 込んだの で 、道路いっぱい荷物 を 拡 げ 、 お 片づけ 。七時近くになると 、 次から 次へと 車 が 並びだした 。 大急ぎで 、すべての荷物 を 片 づけ 、 車 に 乗 り 込 む 。ちょう ど 、七時 。手際のよいお 片 づ けにびっくり 。感心してしま う 車 。はドンドン高度 を 上げて いく 。それからは 、 全 く 見 た こともないスケール の 大きさ にただただ 目 を見張るばかり 。 こちらは紅葉 が 進 み 、 赤 や 黄色 、今年初めての紅葉 が 私 の 目 の 前 に 広がった 。 「吾妻小富士 」 に 登ると 、 またまた 、あの北風ビュウビ ュウ 。 吹 き 飛ばされそうで 、 立っていられない 。ここも 、 撤退 。その 後 、浄土平 へ。 「 大 穴火口 」から不気味 な水蒸気 をあげている 。危険物 を横目 に 見ながら 、素晴らしい紅葉 の景色 を 楽しみ、 「鎌沼 」まで 登 り一切経山がよく 見える 場 所まで 行 き 、昼食にした 。 と ても 、 癒しの風景でゆっくり 寛いだ 。 久しぶりのお 泊 り山行 で 出 かけるのに勇気がいったが 、 来てよかった 。 と 、 思いまし た 。 私はもちろん 初めて 来 た 山ですが 、 世 K さん以外 は 皆 さん 初めてと 聞きびっくりし ました 。また 、 一 つ 、 お 気 に 入りの 山がふえました。(記 福D)