雨飾山 雨の月に想う

2016年10月12日~13日

鹿島槍、白馬三山など北アルプスの峰々が往路の車内から見える、絶景!!! そして一日目の大渚山の山頂近くからは明日登る予定の雨飾山の岩壁も見渡せ、雨飾山に期待する。が、だんだん曇り空になり雨が降りだしてくる。明日は十三夜。一日前の月見をしたかったのだが・・・雨!!! 残念。

『季節の366日話題事典(倉嶋厚著 東京堂出版)』によれば

◆旧暦九月十三日の十三夜は豆名月、栗名月そして

◆旧暦八月十五日の中秋の名月は芋名月

◆旧暦十月十日の十日夜(とうかんや)は稲の月見とも呼ばれ、秋の収穫を月見と共に祝うとある。これらは日本だけでなく

◆韓国では「秋夕(チュソク)」、ベトナムでも「テト・チュントゥ(中秋の休日)」、英語では「ハーベストムーン(harvest収穫)」ともあり多くの民族で共通事項のようである。

昨今話題のハロウィンも、その由来/起源は「古代ケルト人の秋の収穫を祝うと共に、悪霊を追い払う宗教的な意味合いの祭り」とインターネットにはある。メディアのその報道は仮装ばかりで「食品ロス」が言われているにも関わらず収穫祭としての一面に触れた報道は目にしていない。また、ハロウィンを口実に食料を売る店にはその配慮も伺えない。ハロウィンなのに食料を粗末にする事はおかしいはずである。

K原塚家の取立ての里芋もS々木(雅)さんのうどんも美味しく戴き、その収穫を雨で見えない月に感謝した。今までの大宮労山の方の教え通りに、山やテント泊での食事も残さないよう、持ち帰れるよう今後も続けていかねばならない。曇りでも「無月」、雨でも「雨月」と見えない月を愛でたと歳時記にある。いにしえから日本人は何とも風流でこころ豊かであった。

しかし、多くの現代人は一秒も狂わない時計に急がされ、24時間携帯電話で追いかけられている。難関と思われる憧れの企業に就職し僅か一年足らずで自ら命を絶った若き女性の報道もされている。食料など物質や情報は格段に豊かになったが、こころの余裕は天下泰平の江戸時代よりないのだろうか? 日本は病んでいるのではないだろうか? 日本人のこころも地球も疲れ切っているように感じる。

雨上がりの雨飾山は平日に関わらず頂上も荒菅沢の休憩ポイントにも14~15人がたたずんでおり、大賑わいである。登山道は水が引かず登山道は泥々し広がりつつある。笹平の異臭対策により携帯トイレをも推奨していた。紅葉も、異常気象による長雨の影響か或いは行った時期の問題かわからないが、以前写真で見たものより鮮やかではなかったように感じた。

それでも雨飾山は、白樺の白い幹や岩壁とのマッチング、雲間に見え隠れする様は素晴らしかった。  (記 tk)

【山行日】H28年10月12日~13日

【参加者】S々木雅、K原塚、TK