フランスクライミングツァー2

2016年10月20日~11月4日

地中海の楽園カランク編

エクサンプロバンスの17世紀の市庁舎や古い通りを楽しみ、ミラボー通りのカフェで一休みして、屋台で昼食ゲット。やっとみつけた地下駐車場ROTONDEを、昼前だったか、出発する。運転手I田さんは、すでにマルセイユ市街をどう走り抜け、宿泊地へ到達するか緊張している。

高速へは無事に入る。途中ガソリンスタンドに寄り、コンビニあり、昼休憩とする。自動のコーヒー自販機前で女性陣が小銭探していると、塩Tさんが「俺持ってるよ」と財布を、財布を・・・。後ろポケットに手をあて、ない!駐車場わきで、カバンぶちまけけ総ざらいするもなし。さては、エクサンの人込みですられたか?ウエストバックをしているから、まさか、後ろポケットに財布入れているとは、気づかなかったことが悔やまれる。

とにかく、3時までにマルセイユの南端港町の宿に着かなくてはいけない。キッシュやサモサを味わうまもなく、コーヒーで流し込み、前席2人は運転とナビに必死。後席はカードを止めるべく電話と格闘。いよいよマルセイユ市街。高速の看板とナビ見比べるもわからず、「そこ左」「いや右でしょ! しっかりナビしてください」、の運転手の静かな声が怖い。後席もナビ覗き込み、声が飛ぶ。「うるさい!こっちも必死なのよ!」。間違うたびにナビがくるくる回り、そこラウンド二つ目、バイクが前方からすれすれねじ込んできて、ブレーキ踏んだ。途端ドカン!奇跡的にバンパーだけで傷も確認できず。後続の運転手のお姉ちゃんは「ソーリー」とにっこり笑ってすり抜けていく。「ちょっと待って」とフランス語言えず。脇によって気を鎮める。その後も曲がり角間違えたり行き過ぎたりするも、ドライバーテクニックで、でかい車を路駐だらけの道を巧みに操作し、4時ごろ目的地に到着、ふ~。所有者の娘の友人という美人さんがお出迎え、英語で少しほっとする。ハーバー横の駐車場に車を入れ、買い出しに行く気になれず、その夜は近くのレストランとは名ばかりのごつい兄ちゃんたちがたむろするバーで食事。でっかいけどしょっぱいピザで食べきれず、残したら、「持って帰るか?」と意外と優しい。

漁師町の古いけど、きれいに改装され、モダンで静かな宿の環境に満足。ハプニングの連続の一日だったが、塩Tさんもカードのめどがつき一安心。長い一日を終える。

 

10月28日(金)

カランククライミング一日目  快晴 岩場レ・グーデ

一番近場のカレロングの港めざし、路駐の中、車を南進。海沿いを15分走り、かわいい港に到着。駐車場よし。ネットで取り付き核心とけっこう書かれていたので、注意して登り始める。国立公園なのでトレッキングコースは整備されている。すぐに、稜線に出て、素晴らしい眺めが展開。岩壁は見えるけど、取り付きは? やっぱり迷って小一時間かかるが、無事に到着。わおっ、最高のロケーション!紺碧の海と青い空と白い岩。しかも誰もいない! ロシェデグーデ/フェイス サウス 石灰岩左から、A~Zルートが設定され、7・8本のプロテクション20m前後。終了点は縦に二か所、リングが一個。

運転手さんの疲れを取っていただき、気持ちよく登っていただこうと、竹Dはヌンチャク掛けにリード。U5c途中でクラック(ハンド)でてきて、初っぱなから、怖かった。でも、マスターオンサイトは気持ちよいものです。塩TさんI村さん島Dさん達は易しいのからスタート、新しい岩場の感触確かめ、次々5本くらい精力的に登っていた。

おすすめは、M ラ・サド 代表名のとおり、中心部にあり、小ハング越えが核心。Zは6a,自分で選んでマスターオンサイトできたのがうれしい。お買い得でした。

日中はとにかく暑い。日差しきつく水は多目にと反省。午後から続々とファミリークライマー押し寄せて、我々のザック置場に入っている!日陰を占領しちゃいけないと、これも反省。早めに上がって、買い出し、おすすめのスーパー「カルフール」でごっそり買いだめ。チーズもハムもパティもお肉も海老も野菜も果物も、安いんだなこれが。さすが農業畜産国。もちワインも。完備したキッチンで楽しく調理、お家で食事が一番です。

10月29日(土)
カランク二日目 快晴

岩場 ソルミュー コリンデラン 南面の垂壁

周到なI田さんはネットで航空写真コピーして下調べ。ラウンド交差点とナビに振り回されながらも駐車場到着。国立公園内の中、ハーブや低木茂る中をハイキング、気持ち良い。少し探索するが、岩山が写真で確認でき、今回はそれほど迷わず、30分ほどで取りつき着。高原風景。ここもルート・トポはA~無数に広がる。垂壁20m以下。

時折ビレイ交代しながらも、2パーティに分かれ登る。この日は4a~6a+。4本。印象としてはクラック結構あり、パワフルで楽しめた。ハイライトはルートT。男性陣レッドできなかったのを、トップロープフラッシングできたことです。へへっ。3~4ピン核心。もちろん、島D姉さんの快進撃続き、I村さんもバシバシリードなさっていた。

 

10月30日(日)

天気予報はずっと☀。毎日I田さんに運転の気苦労かけ、申し訳ないので休養日を申請。

急遽、マルセイユ観光とお買物(これが本命)となる。

ワイン1本使ったビーフシチュー仕込み、お留守番のI田さんに託して出発。塩Tさんが、バス路線調べ上げ、直ぐそばのバス停から乗り込む。バス運転手の巧みなドライビングテクに感心。ナビとのにらめっこから解放され、快適なバスに、海岸や街並みの景色を楽しめた。中心街手前の終点で降り、ノートルダム大聖堂をめざす。なかなかの坂道。古い町並み建物がいい感じ。大聖堂は巨大なマリア像が頂上にあり、高台からぐるりとマルセイユの街並みを一望できる。観光客で大混雑。

旧港へ下り、絵葉書のようなハーバーをめぐり、お土産物屋台をのぞき、ブイヤベースなるものを(これがしょっぱいのなんの)食べ、ツーリストオフィスに立ち寄り、もとのバス停にもどる。15時満員のバスで、夕陽の海辺に押し寄せる車・人込み眺めながら、宿のあるモントルドンまで無事帰宅。しっかり煮込んだビーフシチューと、安くておいしいワインで乾杯。

 

10月31日(月

カランククライミング3日目

岩場はソルミュー 先日とは反対側のパーフューメリ一昨日と同じ道、デカドロンが右側にある道筋をたどる。

コルまで車で上り、駐車スペース数台分あり、詰められても大丈夫なところに駐車し直した。ところが不注意にも、I田さんの荷物を車のわきに降ろしてたので、I田さんのヘルメットがタイヤに轢かれぺしゃんこ。中のアイパッドは無事。そこは怒らないI田さんは、人間が出来ているね。弁償させて下さいと私たちは誓うのだった。

岩場はコルから20分と書いてあるが、取りつき核心の道探し、小一時間かかって、ようやくたどり着く。判かれば行き易いところ! ここは、湾側ではなく外海側。パフュームというぐらい何だかかぐわしい香りで、お気に入りの「竜の島」が絶妙。

白い壁が一際まぶしい。ここもトポではルートA~付けられている。それほど多くも長くもないか。やはり、4c~6b、5本、I田さんと交互にマスターオンサイト、全てリードで完登。特に、Oは6b,I田さんトライ。ワンテンでトップアウト。ヌンチャクかかってるので、思い切って竹Dもトライ。叫んではいけませんと窘められたので、叫ばずに、呼吸整え、細かいカチ持ちに、しっかり体・足がついて行けクリップできた、フラッシング!I田さん2撃。塩Tさんは足すべらせ、指負傷で断念。塩T女子チームは、ますますリードに磨きかかってました。特に島D姉さん、マスターで気迫5cの登り、完登でした。傾いた陽が静かな海を夢の様にまったり包み込む。いつまでも眺めていたい光景でした。行った中で№ワン!

 

11月月1日(火)

カランククライミング4日目 岩場 モージョー 波止場横ポートデモージョー

スポーツ用品量販店デカドロンの道を左奥に入る。峠から、おっそろしく細い崖道を対向車が来ませんように祈りながら、くねくね下る。小さな港町に到着。駐車場はグッド。まだ夏の終わりが残るすれてない漁師町の風情。少し探索して発見。また一番乗りと喜んでるうちに、あっという間に国際色豊かなゲレンデになってしまった。日和田のれんロープを彷彿とさせ、人気岩場らしく、つるつる加減は河又のよう。昼過ぎ、早々に終了。港の岩場で、地元の人達に混じりゆっくりランチとする。5a~6a 3本

R 一番右端 カチ。手ごろ、マスターオンサイト竹D。帰りはデカドロンに寄り、I田ヘルメット手に入れる。

11月2日(水)

カランククライミング5日目

今日は最終日。みんなのリクエストで初日のロシェデグーデ南面と決まる。

明日のために、運転手に休んでいただくこととし、バスで突端のカロング港まで行くこととする。街に行くのより小振りのバス、8時発。料金払おうとするがあとで? の身振り。降りるときも時刻表を示してくれて、帰りにまとめてということかと解釈。

慣れた道の様にイエローラインたどり登る。ああ! ここここ。「竜の島」が朝日を浴び眠たげに浮かぶ、絶景かな。本日はI田チョイス。左側に移動し、下の安定したところから取りつく。終了点見えず、ロープ足りないと心配なので、一段上がったところ(もともとの取りつき)でピッチきり、再スタート。が目指したEの5aではなく、Dの6aをリードしたらしい。中間部一手悪い所あったが、竹Dもフラッシングできた。

少しボルト間隔遠く、アルパインチックで登りがいあった。

暑くてしばし水休憩。その間に、平日なのに続々クライマー参上。そうよね、マルセイユの都会から、一時間で来れるんだもの。

次は竹Dチョイスで6a+にチャレンジ。2本クリップした後、縦ホールドでレイバック、耐えた体を反すところ、ビビッてテンション。ヌンチャクに加重かけつつムーブ起して、薄かぶりを超える。その後はホールドうまく捉えられトップアウトできた。I田さんもテンションするもトップアウト。13時で終了。塩Tチーム左の岸壁の頂上まで抜ける4cのルートを選択。頂上に抜けた島Dさんは感激。I村さんは時間切れでくやし涙。上まで行けるのが解ってたら行ったのに・・・。

名残惜しみながら、下山。港のレストランのポーチで中ジョッキビール、皆で乾杯!

帰りのバスはまたも料金取らず。フリーバスだったのか。シャワー浴びてディナーのつもりが、出かける気力なくし、我が家のようなお家で、残り物せっせとワインと共にお腹に納めたのでした。ありがとう、心地よかったハウス、憧れのカランク、仲間達よ。

11月3日(木)

最後の課題、難問があります。車でマルセイユを横断し、空港に到達すること。

2日前から、ナビで予行演習。重大な任務、ナビ担当を任された竹Dは胃が痛む思い。どうやってたどり着いたかは記憶にありません。ただ一度も間違わず、空港レンタカーに車を止めたとき、I田さんとハイタッチしてしまいました。フランスの車はサイドベコベコ、スピード狂、せっかち、待ってくれない。路駐ギリギリ、ラウンド形式がほとんど。肝に命じました。塩TさんI田さんI村さん島Dさん、ふだんビレイして下さる皆様、大宮の皆様、本当にありがとうございました。

自分のことばかり書き、ごめんなさい。カランクトポ、カランクトレッキング地図必要な方はお貸ししますので、ご連絡ください。

各自の登ったルート情報は個別にご質問ください。 竹D