3年越しの坊抱岩のクライミング

9月22日~24日まで時期的に雨だったりしてなかなかいけなかった坊抱岩に行ってきました。メンバーは昼立ち先行が私とH竜さん、O川さん、夜立ちがY城さん、I村さん、K池さん、T田さんの7人パーティーです。

坊抱岩は長野県千曲市、上山田温泉を眼下に控えた標高1252mの冠着山(別名姨捨山)の尾根上に位置している安山岩の岩場です。

上信越道の坂城インターで降りて千曲市に向かいコメリ&グリーンのホームセンターで夜のバーベキュー用の炭を購入し、帰りの温泉の下見で「保養センターつるの湯」に浸かった。市の施設でH竜価格? の250円はお安く良い温泉です。「西友ストアー」で食材を買い出して、いざ坊城平キャンプ場をめざしたが、なにせ初めての岩場で、アプローチが良く判らず行ったり来たりしながら目標のゲートに辿りついてひと安心。

細長い林道を30分ほどドライブすると、森に囲まれキャビンも併設された駐車場に4時頃には到着。

ここは正式にはテントサイトではないけれど、事前に千曲市役所に問い合わせ、「テントを張っても良いよ」と承諾を得られた場所なので、平坦な場所を選んでタープと5・6人用のテントを張った。野外活動の水場もあり、トイレもウッディーで綺麗だ。しかも、キャンパーもほとんどいなく静かでとても良いテントサイトです。

後発組の到着まで時間があるので、取りあえず泡茶で乾杯して夕食の準備、それぞれ持ち寄ったおつまみで話も弾む。H竜農園で作られた人参がとても美味だった。

坊城平キャンプ場 消えたK池さんの小さなテント

テントで一休みしているうちに12時過ぎ後続組が到着、早速Y城さんのタープを追加して設営。途中から雨が降ってきて濡れながらの辛い作業だが、これで全く雨に降られても安心だ。

K池さんがマイテントを持ってきて設営中に信じられないようなアクシデントが発生、風で飛ばないようにとザックをテントに入れるために目を離したほんの僅かな間に、1人用の赤いテントが影も形もなくなった。その消えうせた瞬間を誰も見ていない、駐車場に目を凝らしてもどこにも見当たらない、スワッ! 神隠しか? 消えたテントは何処にで、大捜索した結果一瞬の風で飛ばされたのか、盛り土の土手を越えた草むらに転がっていた。ちょっと信じられないような事件でした。

という事で一件落着し、夜の眠りについた。

9月23日(土曜日)

予報も雨だったが夜中じゅうの雨で、岩場は濡れていると判断して、ゆっくりの起床、I村さんの食担でパンとスープで腹ごしらえ、朝方1パーティーがやってきて小休止した後岩場に向かって行ったが、はて? 登れるんかしら。

取り敢えず偵察という事でY城さんとK池さんを残し、メンバーで腰を上げる。雨にぬれたアプローチを登るが、なかなか岩場が現れない、その内冠着山の頂上に向かう道だと判ってどうしようかと思ったが、このまま山頂に行こうと言う事で、東側を回り込んだ山道をひたすら歩いて頂上を踏む、千曲市の展望良い景色、こじんまりした社殿もあり、お参りして下山開始、今度こそ岩場への道を見失わないように慎重に下って岩場の分岐を見つけた。

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やや急な道を登って行くと目標の坊抱岩が現れ、すでに何パーティーか登っていて岩場は完全に乾いていた。

この岩場は乾きが良いのだろう? 速攻で尾根道を下って引き返し、空も明るくなってきて登攀用具を身につけて岩場に直行です。

T田さんとK池さんはメインエリアの坊抱岩で、他のメンバーはボルダーエリアのAボルダーで登る。「クイックジャイブ5・7」のお手頃なルートから登り始め。

Y城さんが果敢にOSトライ、「レインワルツ5・9」「スローダンシング10・A」を登る。T田さん、K池さんも合流してちょっとしたセッションになり、皆さん真顔。流石に10台になると厳しく、「カサブランカ10・B」はトップロープでのクライミングでチャレンジです。このルートは甘いホールドに耐えて右のガバを取る出だし核心、Y城さんパワーさく裂で見事に攻略です。ジムでの筋トレが功を奏した。で、ボルダー力でパワーアップしたK池さんもムーブを決めてあれよあれよの突破。メンバーの度肝を抜いた。ムムム継続は力なりか。

レインワルツのK池さん

さて、私は適当に登りながらも、「石の華10・C」にマジトライしたが、スローパーのホールドにはじき返され無念のOSならず。このところのモチベーションの無さが出た情けない登りです。トップアウトしたものの、「最近難しいルートやってないからね!」のT田さんの言葉が身にしみた。午後からのクライミングだったが、それぞれ5便位登って初日で早めの終了です。

テントサイトに戻って、今夜の宴の買い出し、温泉三昧は帰りの楽しみにして、留守番組と買い出し組に別れて行動開始。上山田温泉を通りぬけて「西友」でお買いもの、お肉はY城さんが特上のものがあるとの事で、お野菜やお魚等、また翌日の行動食を購入してテントサイトに戻り、居残り組のバーベキューの準備が整っていて早速宴の開始です。すっかり定番になってしまったバーベキュー、お野菜、やサンマ焼いて美味しく頂いた。勿論泡茶その他? も頂いてしっかり栄養補給です。

夕の宴の始まり、さんまも美味しい

9月24日(日曜日)

朝から薄曇りだが、岩場の条件は最高です。8時頃テントサイトを出発する。Dボルダーエリアをめざしたが、どこがそのエリアなのか特定できず、C・E・Bボルダーエリアでクライミングです。

まずはBボルダー北面の「湯の街旅情5・7」からアップ、難しくはないが1ピン目が遠く絶対に落られない、I村さんが「あ~、やっぱりトップロープで登ればよかった」と言いながらOSです。私はBボルダーの「ウォームアップラン5・7」にロープを張って、Eボルダーの「操り人形10・A」と「オー・ルージュ10・A★★★」にチャレンジ、やや被っていて手強いルートです、特に「オー・ルージュ」は登った後、別のパーティーのクライマーから「ホールドが欠けて実際は10・Cだよ!」と言われ、痺れまくって登った理由が判った。

「操り人形」はH竜さんもしっかりムーブを決めて登り、T田さん、Y城さん、K池さん、I村さんと続いて皆さん満面の笑顔です。

「操り人形」10・Aを登るI村さん

お昼休みを入れて前日登ったAボルダーに移動しておさらい。ところがビレイしていたT田さんの足元を「キイロスズメバチ」がピンポイントで攻撃、I村さんの吸入器で処置して大事にはならなかったけれど、丁度いい区切りでクライミング終了です。テントサイトに戻り撤収、帰りに「つる」ではなく「亀の湯」で汗を流し帰埼しました。

LS田、SLH竜、Y城、K池、I村、T田、他1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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