暖かい秋の有笠クライミング

2018年10月22日

久々の緊張感。グレード12bのビックプレゼントにトライするのは7年ぶりだ。病気をして体調をみながらのクライミングだったが、ようやく12台をトライしてみようと思う。岩に向かう気持ちに、落ち着いて眠ることもなく有笠に向かう。

暖かい有笠で岩は乾いてこれ以上のコンディションはない。わくわくしながら、密かにマスターでRPをねらう。核心に入る前で足を滑らせてしまった。焦る気持ちに力が入ったようだ。おかげでムーヴははっきりした。しかし、気負っていたためこの日はRPにはならなかった。

そして、再度トライ。前日雨で行くのも怪しまれたが、濡れているのは覚悟で、岩場は行ってみないとわからないと言いつつ、今年最後のチャンスと思って有笠に向かう。昨日の雨の影響は全くなく気温も暖かい。この日は慎重にヌンチャクをかけながら岩の状態を確認する。もう登れない理由はない。胸を開き呼吸を整え、肩の力を抜いて力まずにスタートである。悪い一手からの数手も力まずに2ピン目を掛ける。呼吸を整え、3段のハングに入る。どれも躊躇は許されない。思いきって体上げていき、岩の中で張り付くように大休止である。ヌンチャクにロープをかけて頭の中でムーヴを確認して核心に向かう。止まることのない一連の動きが気持ちよく決まる。最後のハングに手がかりもう落ちることはない。カチに指をかけて乗り込み十分に休んで呼吸を整える。最後のクリップをして終了点へ。テンションの掛け声でビレーヤーに身を任せる。11本のヌンチャクの上から木の枝をかいくぐって空から舞い降りるように手を広げて記念写真を残す。最高のビックプレゼントとなった。一緒に登ってくれたメンバーの応援になんとか報いることができた。暖かいほんわかとした感情の余韻を味わうことができた。ありがとうございます。