鈴ヶ岳~御池岳・一面の樹氷 ここに来た人だけが味わえる

山行実施日;2010.12-14
参加メンバー;Hi.T、Na.G、Hi.M、Ki.K、Mi.M、Ka.I、Ky.T、To.U、Ma.S、G

コースタイム;2/13:大君ヶ畑登山口8:50・・・第1鉄塔10:10・・・第2鉄塔12:10(昼食)・・・鈴ヶ岳13:35、テント設営
2/14:テント場6:15・・・1182m地点7:00・・・御池岳7:40/8:20・・・1182m地点8:50・・・鈴ヶ岳9:30/10:15・・・第2鉄塔11:00・・・大君ヶ畑登山口12:40

久しぶりの雪山・テント泊。体力不足で不安を感じつつも関西の山ということで、思い切って参加を決めた。大勢の参加で共同装備の負担も少なくて済むと思うと気が楽になる。しかし、男性の参加が二人だけ。一番小柄なHi.Mさんにテントを担いでもらうことになり、申し訳ない気持ちですが、じぶんが担げる自身もなくて・・・。
急登も少なく、ゆっくり歩きでなんとか歩けたことにホッとする。鈴ヶ岳頂上付近は一面の樹氷。写真にはうまく写らない白の影色。ここに来た人だけが味わえる感動です。テントの中では美味しい夕食をいただき、たわいのない話でくつろぎ、ゆっくりとした時間が流れて心地よい気分に浸る。

二日目もお天気に恵まれ気持ちよく御池岳へと歩いた。遠くに琵琶湖、四日市の工場群の煙、知多半島等々を眺めながら、随分遠くまで来たんだとあらためて感じた。山に来たから味わえる感動や思い。会に入っているから出来る色々な体験がいっぱいあることをあらためて感じた。山も久しぶりなら、高速道路の運転も久しぶりで、随分緊張した。
何事も続けていないと、気力・体力共にどんどんと衰えていくばかりということを身にしみて感じた山行でした。 (To.U記)

海底散歩をしているような霧氷の世界

 登山口の大君ケ畑(おじがはた)には雪がない。杉林の急坂を登り切るとゆるやかなアップダウンが続く。雪が少なく地面が露出している。1000m近くなると霧氷の世界が出現した。樹々についた霧氷は言葉にならない程美しく、足元の枯れ草についた霧氷がまるでサンゴのように発達して、海底散歩をしているような雰囲気は初めての経験だ。鈴ケ岳、鈴北岳、御池岳となだらかな稜線が続き、気分は雪山ハイク。

景色はというと、ふりむけば琵琶湖と雪をかぶった対岸の山々。北は霊仙山から伊吹山。南は藤原岳から御在所岳へと続く鈴鹿山脈が一望。そして伊勢湾と知多半島まで素晴らしい眺めである。

それからもうひとつ、テント場から見た名古屋の街は宝石箱をひっくり返したように美しかったが、夜中を過ぎても全く変わらず、これも温暖化の一因かと思うと喜べない。

今回の山行は手首の骨折からまる14ヶ月。2年ぶりの雪山になる。リーダーのオーケーが出たので思い切って参加したが、内心はひやひやだった。皆さんに助けていただきおかげ様で無事下山しました。

あー体力・筋力つけなければ… `どこかでやせた方がいいんじゃない`と… 。 (Ma.S記)

久し振りの雪山 私たちだけの山頂は更けていく・・・

昨年は仕事の都合で行けなかった雪山へ今度こそはと参加しました。行って本当に良かった。

見過ごしてしまいそうな小さな立て札に「火の用心」と書いてあった、そこが登山道の入り口でした。杉林の中続く急登、道もあるような無いような、だんだん雪も出てきて、稜線に出ると広葉樹林に変わり、振り返ると琵琶湖が見え、白い比良山系の山並みがその上に見えます。木々にはまるで満開の白い花が咲いたよう、お花見山行のようです。これがオオイタヤやメイゲツなのかしらと思った。

眺めの良い鈴が岳山頂にテントを張り少し早めの夕食の用意です。日が暮れると西に琵琶湖の灯、東に名古屋の灯、天空にはオリオンとスバルが見え、私たちだけの山頂は更けていく。

今回は途中まで久しぶりの雪山とリュックの重さでハァーハァーと大変でした。先輩達の歩き方のアドバイスのおかげで、その後は体重をしっかり足にのせ、前を向いて気持良く歩けるようになりました。正しいフォームは何をするにも必要と痛感しました。鈴北岳、御池岳と無事登ることが出来、真の池、ドリーネ、カッレンフェルト等の地形やサワグルミの森、オオイタヤカエデの林、ツツジの花など、雪の下で見えなかった色々なものたちに、また逢いたいと思いつつ下山しました。

リーダー、皆さんありがとうございました。 (Mi.M記)

 

 

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