◆大朝日岳

【山行日】H28年7月1日~4日

古寺鉱泉を出発し目的地の鳥原小屋へ予定時間位で着く。シラネアオイ(白根葵)が小屋の前で待っていた。トイレや水場も確認し、雨は上がったので、身軽にしてすぐ前の湿原に花を探しに行く。アヤメのような葉を付けた植物もある。先を急ぐとその葉の植物は黄色く光る花びらを付け、蕊(シベ)は紅く輝いている。キンコウカ(金光花)だった。ヒメサユリ(姫小百合)も花盛りは過ぎているものが多いが、咲いている。と、目の前に朱鷺の羽のピンク色をして鮮やかに咲いている蘭がある。尾瀬で見付からなかったトキソウ(朱鷺草)とKkさんは言う。その他チドリ類の仲間、シャクナゲ(石楠花)、ウラジロヨウラク、サラサドウダンツツジ・・・等々。昨夜はあまり眠れなかったこともあり明日に備え早々と就寝。避難小屋の夜は豪雨のような雨の音がしていた。翌朝、雨風も弱まったので引き返すことも考慮し大朝日小屋を目指す。

ヒメサユリは昨日より俄然多く咲いており、盛りの花も多い。雨水が浸透し透き通っているヒメサユリを初めて観る。これはこれで風流があり面白い。シラネアオイも予想より良い方に外れあちこちにある。その他ミヤマクルババナ、アカモノ、ノウゴウイチゴ(能郷苺)・・・等々。大朝日小屋で大休止後、水を求めて金玉水まで行く。風の通り道らしく強く吹いている。オノエランも初めて見るムシトリスミレも幾つも咲いている。その他、ハクサンチドリ(白山千鳥)、シオガマ(塩竈)類、松虫草、チングルマ、ミツバオウレン(コシジオウレンかも?)、イワカガミ(岩鏡)、ショウジョウバカマ、チシマギキョウ(千島桔梗)、ミヤマリンドウ(深山竜胆)・・等々。私の目当ての花の一つヒナザクラ(雛桜)は雪解け直後に金玉水の水場近くで咲くと言うが見つからない。翌日も早々と小屋を立ち、雨模様なのでカメラはザック奥深くしまいゆっくり下山した。昨日不在でお会いできなかった小屋番の方と登山道途中で会う。Kkさんに小屋を使わして貰った御礼と雨水で小屋を濡らしたことの謝罪をして戴いた。気になっていたヒナザクラはやはり咲いているとのこと、次回のためと咲く場所を教えて戴いた。雨で写真撮影も思うように出来なかったが次回に繋がる花見山行になった。また、東北の山に行きたい。(記 TK)

【メンバー】K原塚、S々木雅、TK

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