雪と蝋梅の長瀞アルプス

山行実施日;2014年2月26日
参加メンバー;Kz.O

秩父地方の大雪の余波さめやらぬ中での山行

2/26()大宮5:39(高崎線、秩父鉄道)-野上7:25・・・天狗山・・・野上峠・・・宝登山11:45~昼食休憩~13:00・・・宝登山神社14:10・・・長瀞15:03(電車)-大宮16:30

今年の冬は、関東の平野部でもでも2月8日に引き続き、2月14~15日にはかなりの被害が出る大雪となりました。この雪でS田さんが2月14日に計画されていた「長瀞アルプズ/グルメなハイキング」が中止となり、以前から見たいと思っていた宝登山の蝋梅が見えずがっかりしていたところでした。

 2回目の雪は、秩父地方でも50年に一度の大雪になり、秩父鉄道が動き出したのは2月18日になってからだと記憶しています。道路は相当長期間除雪してない路線が残り、武甲山に登ろうとしても武甲山を目指すも麓まで行けない状況でした。そこで、ヤマレコ等で確認した所、蝋梅が見頃との情報を得て急遽、長瀞の宝登山へ登ることにしました。

 三日前にH高さんの伊豆ヶ岳バリ尾根山行で、はじめてのラッセルを経験し、新型ワカンを早々購入しそれを携えて山に入りました。

秩父鉄道の野上駅で降り、総持寺で安全登山を祈願した後、山に入り、天狗山、野上峠を経て宝登山に向かいました。

 最初に6本爪の軽アイゼンをつけ軽快に登っていくことができました。登山道を行ったので、さすがに雪は踏み固められていて、歩くのに困難はありませんでした。宝登山に登る手前の林道(?)に入り少し行くと、左に脇道が2~3本でてきましたが、相当の積雪があり躊躇していましたが、「そうだ、今日の山行は新型ワカンの試し履きではなかったか?」と思い出し、不安ではありつつも、ゆっくりとワカンを装着しラッセルへの道に入っていったのでした。

 500m弱しか標高のない所でしたが、積雪はまだ5~60cmはあったようです。合成樹脂でできたワカンは大変調子よく、前後のずれもなく、ずぼずぼはまり、雪の上から出た草木に邪魔されながらも、バリ尾根気分を味わうことができました。

ただショックだったのは、ワカンを装着する金具が一つなく、テープ状の紐を結んで固定したのですが、いくらやっても八の字結びが出来なかったことです。(労山の会員として大反省!!)

そうこうしながら、3時間ほどラッセルを楽しみそろそろ山頂か?と思っていたら、なんと目の前の広い檻の中に鹿が何匹もいるではないですか!よく地図をみると小動物公園があり納得しました。そこで鹿と一緒に(笑)行動食を食べ、動物園の檻を迂回しながら山頂まで到達することができました。

蝋梅は・・・というと、事前情報とはうらはらに、ほぼ満開状態で近くを散策しながら、1時間半もゆっくりしました。ここはロープウェイで登ることができるので、色々な方がいて、妙齢のご婦人が山の上でシートを広げ昼寝をしておられ、その状態を写真に撮って差し上げたりして、陽射しを満喫しました。ただ、山頂からの眺めはぼんやりしていて、帰宅してからのニュースを見て、PM2.5の影響があったとのことで納得しました。

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