2025年7月18日(金)
前から行こうと言っていた西丹沢・マスキ嵐沢へ行ってきた。
首都高と東名の渋滞で大いに遅れ10:00過ぎの到着となってしまったが、大滝キャンプ場の林道ゲート横の駐車場へ車を留める。
キャンプ場の駐車場は下の管理棟へ届け出て、登山者は¥1,100也。管理人さんの危機意識は強く、16:00過ぎると通報するかどうか検討するから気を付けてね、とのことだった。
準備をして林道ゲートからアプローチ。
登山道を40分ほど行くのだが、どこからでも入渓できるので入渓点が判断しにくい。間違って早く入渓してしまうと堰が出てきて折り返すか横を登ることになる。
どうやらネットとかでもよく出ているマスキ嵐沢という木の道標付近から入渓するのが正しいようだ。
この辺りで沢装備に身支度を整えようとするとYTさんの靴に早くもヒルが!
ヒルが少ないと聞いて西丹沢としたところもあるのにバンバンいる!
虫よけスプレーで撃退して、いざ入渓。
前日まで3日間雨続きだったこともあってか、水量は多く流れも速い。
外気温は35℃を超え、へばるような暑さだったが、水はとても冷たく快適だ。何なら少し寒いくらいに冷たい。
世の中ガンガンに暑い中で、木陰を歩き、川に浸り、涼しく山を登る。
これぞ醍醐味、社会からリタイアしたような気分だ(笑)
途中、2段15mや7mの滝も出てくるが、手も足もあり、そこまで悪くない印象。
YDさんが念の為ロープを出してくれて確保して登る。
ロープがあるのと無いのでは精神的な負荷が格段に違う。
リーダー、本当にありがたい・・・。
ツメの涸棚10mは垂壁というか乗り込むのにパワーがいるが、巻きの右ザレの方が怖いと思う。
途中、残置のハーケンが3ヶ所あるので、念のためセルフを取ってグッと乗り込めば、そこまで大した事はない。
さっきまでのスラブの方がよっぽど緊張した。水も多かったし。
尾根までツメあがり、箒沢権現山で小休止。
この時点で下山が16:00を少し越えそうだったので、念の為、キャンプ場へその旨を連絡(山頂でドコモ回線は電波あり)。
大丈夫ですよ~と明るい声で返してくれたので一安心して南西尾根を下る。
道迷いしやすそうな尾根で傾斜も強く落ち葉も多い。
YDさんと私はアプローチシューズにチェーンスパイクを履いて下る。
チェンスパ、落ち葉相手は最強だと思う。
長い下りを終えて、無事に帰還。
駐車証をキャンプ場へ返そうと歩いていると、チクっと右手の指に鋭い痛みが。
ヒルやんけ!!
右手の人差し指と中指の間!なんでこんなところに!!
驚いてしまって引き剝がしてしまった。
血が止まらん・・・。
大したことじゃないのに血が止まらないのが腹立つ・・・。
そして靴を履き替えようと脱ぐと靴の中からヒルが!!
くっそ、ヒルだらけやんけ!!
しかも靴下の上から!!
絶対に許さんと、ヒルへの憎しみを確固たるものとして慎重に着替える。
他にもついてないかな?脱いだものは大丈夫かな?と。
着替え終えて車に乗り込み、集合駅で解散して自宅へ。
早くゆっくりしたいところだが、臭くなるので沢道具やスリングを水洗いして、脱いだ服も汗をかいたので洗濯機へ入れる前に水で手洗い。
あれ??
ヒルやんけ!!
脱いだズボンにヒルが這ってる!
思わず声を出して驚き、慌てふためいて、引き剝がして排水溝へ流してしまった。
しまった!倒してから流すべきだった!!
あいつらまた這い上がってこないかな・・・。
素晴らしい沢の記憶と、とにかくヒルへのトラウマを植え付けてくれた思い出深い山行となりました(笑)
■メンバー L:YD SL:OT YT SM(記)
■ルート 大滝キャンプ場より周回