山行実施日;2014年11月30日
参加メンバー;Ki.K、To.F、Ki.W、Ma.S、Ki.F、G1
先々週の中部ブロックの地図読み山行で滝子山に登った。その山頂から見た牛奥ノ雁ヶ腹摺山、広い笹原の奇麗な三角形のその姿に、今シーズン何としても登りたくなった。
登山口のある大峠は冬季通行禁止になるので今回がラストチャンス、天気もよさそうなので、急遽計画する。
急な山行にも関わらず5人が参加してくれ、朝6時に北上尾を出発。大月インターから真木小金沢林道を入って大峠の登山口に8時過ぎに着く。大峠には雲海に浮かぶ真っ白な富士山が鎮座していた。
こんな素晴らしい富士山にであって感動、幸運だった。ここは絶景の富士山のビュ―ポイントで人気の場所のようだ。写真を撮っている人たちもいて広くない駐車場は満車状態だった。しばし雲海に浮かぶ富士山の展望を楽しむ。
牛奥雁ヶ原摺山の主尾根にある黒岳を目指して尾根を登る。広葉樹の奇麗な樹林帯のなか暫くのぼり主稜線が近づくにつれ、栂やシラビソの針葉樹の林になってきた。黒岳が黒々と見えてきた。
主稜線からは右にコースをとり、牛奥ノ雁ヶ原摺山に向かう。小さなピークをいくつか超えるが北斜面は、ところどころ雪があって凍っていた。かわいい笹原の小ピークの川胡桃の頭に着く。ここから一気に下って、牛奥に登る鞍部に着く。
目の前に、一面の笹原が開ける。今日一番の笹原の急登を登りきると、南に開けた牛奥ノ雁ヶ原摺山の山頂に着く。地図には標高は書いてなかったが、1994メートルの標識が立っていた。
お天気がよければゆっくりしたいところだ。寒かったので昼食後早々に下る。もと来たコースを下って、14時40分ごろに大峠の駐車場に着く。
今シーズンの山梨の山は、牛奥の雁ヶ原摺山で終わった。そんなに高くもないし、有名どころでない山が多かったが、どの山もとっても思い出に残るいい山だった。感謝、感謝である。
来年の春は小金沢連嶺続きで黒岳と滝子山の間にある、大蔵高丸、ハマイバ丸に登りたいと思う。
つつじ、芽吹きのころに残雪の富士を仰ぎ見ながら歩いたら、きっと楽しい山行になると思う。(Ki.K記)