訓練山行・石楠花の鶏冠尾根

5月30日(土)

奥秩父・木賊山の鶏冠尾根に行って来た。勿論バリエーションな山行、今回はMsさんが不参加でバリ尾根部長Hkさんがサブリーダー、いつもの訓練山行とは趣が違う。鶏冠尾根は西沢渓谷から甲武信岳の尾根道に抜ける険しい岩尾根、なかなか大変な急登と聞いていたが、意外に登山道もしっかりして、しかも道案内版がいたるところに立っていて鶏冠山まではごく普通の急な岩尾根と言った感じだった。「みとみ道」の駅で前泊、殆ど眠れない夜を過ごし、5時半には西沢渓谷入口からスタート、渓谷沿いに2・30分ほど歩き、吊橋を渡って河原に降り、水量も少ない川を渡ると「鶏冠山」に道案内。本格的な急登が始まった、Hkさんを先頭にKsさん、私、YさんそしてリーダーのSjさんのパーティーで順調に高度を稼ぐ、快晴ですぐに汗が滴り落ちる、やがて1時間もすると第1岩峰に突き当たる、右からスルーしてその頂稜に立つと眼下に渓谷が現れ絶景だ。しばしその景観に見とれて小休止、およそこんな急登の尾根など無縁だと思っていたが、トレーニングの甲斐があってパーティーの一員として参加できた喜びを感じた。その先の尾根道のシルエットはどこにトレースがあるのかと思うほど切り立っていて息を飲む。一旦痩せ尾根を下って第二岩峰のたもと、左に大きくトラバースして小さなコルに到着、ここで水を補給兼大休止。静かな尾根道で登山者は皆無、腰をおろしてマッタリ。気分最高。第二岩峰に登りきって辺りを見回すと背後に富士山が見え隠れする、前方の甲武信ヶ岳は意外と存在感がなく拍子抜けするが、ここも一八〇度のパノラマ、良い気分です。バチバチとデジカメのシャッター音が山の静寂さに澱んだ。アップダウンを繰り返し、鶏冠山の頂上で再び休憩してしばし景観を楽しむ。この辺りから石楠花が群生していて、バリ尾根に文字通りは花そえる。さてこれからの山道がバリエーション本番、踏み後も疎らで、幾重にも斜面にトレースがある、登りでは尾根を辿ればいいのだがコルの下りで道を間違えてタイムロス。石楠花の枝に前を塞がれて結構な詰めが待っていた。ピンポイントに木賊山には着かなかったが尾根道に出てひと安心、木賊山で昼食し、バリ尾根のメーンが4終わった。デジカメに写真を収めて小休止。下りは「徳ちゃん新道」、木賊山直下の尾根道にはまだ一部雪が残っていた。午後を過ぎても一般の登山者が続々と登ってくる、丁度石楠花の季節と百名山なのだろうか、「甲武信小屋」にこんなに登山者が泊まれるのだろうか?と余計な心配をしながら下る。「近丸新道」分岐辺りからKsさんのスピードが半端ない、水を飲み干し只管水分の補給に満を持してのスピード、ついて行くのに必至のメンバー「オレンジーナ」の合言葉につられて、あっという間に登山口の西沢山荘に到着です。登山の終着、11時間近い行動でしたが、何とか無事に降りてこられました。メンバーの皆さんありがとうございました。(記 塩T)

L:S々木J、SL:H高、菊ゆり、塩D、他1