放射線量:測定地点①白石峠 値 0.05µS ②笠山頂上 値0.05µS 計器RADEYE PRD-ER
「山のあなたの空遠く幸い住むと人の言う・・・ 」
どこで最初この詩に触れたのかは覚えていない。小学校へは、田んぼの中の単調な一本道(今でも学校道と呼んでいる)を1km以上歩いて通った。遠く西を見ると、関東平野が尽きて奥武蔵の山並みが隆起し、その上には広い空が広がる。「あの山の向こうにはどんな世界があるのだろう」。冒頭に挙げた詩によって、この思いが持続し、「知らない所へ行ってみたい、見たことのない物を見てみたい」という思いにつながった気がする。だから、奥武蔵の山並みとこの詩とは、ほとんど一体となって、私の好奇心の通奏低音みたいなものになった。時には表に出、時には裏に引っ込み、しかし、常に好奇心の土台になっている。その山並みの一番北にあって、綺麗な笠の形の山が笠山、南へ一度高度を下げて、また上げると天文台がある堂平山。会の50周年で埼玉県の山50を選ぶとき、真っ先に浮かんだのがこの2つの山だった。4月2日、5人の仲間と登った。車1台を下山口の萩平に回しておくのに、道がわからず、時間をロスした。民家に入ってしまい、出てきた主が親切に違う登山路を丁寧に教えてくれた。途中で遮るわけにもいかず、時間を気にしながら最後まで聞いて、お礼を言って戻った。O知さんが呆れていた。下山口を何とか見つけて、白石車庫に戻り、11:00出発。白石峠を目指す。麓は花桃が満開。車道が終わり、山道になって、今度はカタクリの花の妖精が群落になって目を楽しませてくれる。白石峠で一休み、天気は曇り時々小雨。自転車で来た人も休んでいる。剣ヶ峰、使用しているのか怪しい東大地震観測所を過ぎて、堂平山。天文台は役割を終えたみたいで、1階はラーメン屋さんになっている。雨になり、近くのキャンプ場で雨宿りをしながら昼食。10日のお花見ハイクの予行で芋子汁を作った。S々木、福D、渡Bの3名は山菜を調理している他の団体の人と交流。笠山を目指して出発。パラグライダーの基地を過ぎて、急な下り、幸運にも雨は止んだ。笠山峠からまた登り、東西2峰ある頂上に着いた。神社がある。展望はない。記念写真を撮った。下山口、萩平までは、単調な山道だった。近くだけど、そしていつも見ているけど、登ったのは3~4回? 今度は天気の良い日に、少しお酒を持って登りたい。O知さん、福Dさん、S々木さん、渡Bさん、付き合ってくれてありがとう。(O野 記)
メンバー O野(L)、S々木ま、福Dよ、渡B、O知
コースタイム:白石バス停11:00~白石峠(着12:03)12:15~堂平山(着13:00)14:15~笠山(着15:15)14:45~萩平(着16:35)