谷川岳馬蹄形 一日目 白毛門から清水峠

2020年6月9日

3年前に登った白毛門の山頂からは、美しい草原が続き笠ヶ岳、朝日岳が望めた。大きな荷物を背負った女性が一人、蓬ヒュッテから来たという。それが谷川岳馬蹄形との出会い。その時の私は山頂で息が切れているのに、いつかこの先まで行きたいと思った。

谷川岳馬蹄形など夢のような山行だったが、計画を知ったTNさんが一緒に参加してくれることになった。TNさんは時計回りの馬蹄形の経験者なので心強い。また、避難小屋やテント泊は一人では心細いのでとてもありがたい。ロープウェイを利用して、天神平から時計回りが体力的には少し楽だが、コロナ禍、平日の始発は9時と出発が遅くなるので、反時計周りの白毛門から登ることにした。清水峠の白崩避難小屋泊とし、下山はロープウェイを利用する計画を建てた。

白毛門から一ノ倉岳 M谷Gが挑戦予定

二日間の天気予報は上々。気温も高いし、水場も心配なので、4.5リットルの水を背負った。2月にA部みさんリーダーの奥武蔵全山縦走を経験したので、少し自信がついたが10kgを超す荷物は重い。

陽ざしに光るブナの林は心地良く、通い慣れている急登を登る。時間をかけて登った頂上で山登りとカメラ好きの若い男性とお話した。これから馬蹄形を進んで、夜中に谷川岳の山頂と天空の天の川をカメラに収め、ヘッデンで田尻尾根を降りるとのこと。素敵なお話しに気持ちが明るくなり、笠ヶ岳、朝日岳への登りを進む。

白毛門から笠ヶ岳、朝日岳

時折、涼しい風が谷から吹いて生き返る。登山道には小さな紫色のフデリンドウがすっくと咲いている。朝日岳付近ではグレー色の綿毛のエーデルワイスが群生している。

朝日岳からジャンクションピーク、清水峠への道の長いこと。荷物の重さで肩こりが始まり、元気が出ない。TNさんに励まされながら、やっと避難小屋に到着する。17時を過ぎてしまったが、未だ周囲は明るい。小屋の脇にツェルトを張ってくつろいでいる男女二人、小屋の中には男性が一人。どうにか私たちの寝床は確保できた。TNさんが小屋から東の雪渓の水を汲みに行っている間に、夕食のガスの準備をして待つ。地図上でしか確認できなかった清水峠に今いることが少し不思議に思われる。明日登る馬蹄形の半分、茂倉岳、谷川岳、ジャンクションピークの先には柄沢山、巻機山、遠くには越後の山々が見える。

歩いてきた笠ヶ岳、朝日岳

風に吹かれ、アブに刺されながら暖かい夕食とお茶を飲んで就寝。夏用シュラフとカバーで寒さを感じず眠ることができた。充実した幸せな一日だった。

白崩避難小屋

武能岳から茂倉岳・一の倉岳

<行程>白毛門P7:20~白毛門山頂11:10~笠ヶ岳12:45~朝日岳14:50~清水峠17:10

記:MS