久しぶりの山旅 高峰山

2025年8月26日

8月26日、山友から久しぶりに「高峰山」ハイキングに誘われた。とにかく埼玉県は暑い!毎日高温に悩まされていたので、埼玉県から逃げるように、軽井沢駅に向かう。軽井沢駅に着くと、山友がもう待っていてくれた。いつもは軽井沢駅に降り立つと、もう清々しい風で世界が違うのだが、この日は、「暑い‼」と、言ってしまった。そして、重たい雲で、どんよりしていた。暑苦しい空気が、漬物石でギュッと、押されているような、埼玉県とあまり変わらない空気だった。「今、昼間は軽井沢でも30度の気温だ」と、山友は言っていた。
高峰高原に車を走らせ、高度を上げて行くと、やっと、待ちに待った清々しい空気に変わった。ああ、、、良かった、と、なぜか、ホッとした。
さて、10時、「高峰神社」から出発。緑のトンネルの中をゆっくり進む。今日の目的は「久しぶりなのだから、怪我のないように、転ばないように、ゆっくり行こう」です。一歩ずつ、かみしめるように大地を進む。しかし、この緑のトンネルも今日は暑い。つい「暑い、暑っついねえ」と、ため息をつく。尾根に出て、やっと涼しくなってきた。いつもこの山はすごい人気で、大賑わいなのに、全く人に会わない。もう、夏休みも終わりだからなのでしょうか。急に「熊」が心配になってきて、「熊鈴」をザックにぶら下げた。誰もいない山々に鈴の音がこだましていく。人間、我々は何歳まで、山に登れるのだろうか?と、山友が言い出した。私は今年79歳、はて?考えた事がなかった。さて、何歳までかな?考えながら進むと、下山して来た3人組に出会った。「一番後ろを歩いていた人はH田さんより上じゃないかな」という。そういわれてみると、そんな気もするが、わからないよ、最近ではどんな場面でも、自分より下の人が多い。そんな話をしているうちに山頂についた。

山頂到着11時半。山頂では、楽しいおしゃべりも聞こえてきた。ホッとした。2人きりではさびしすぎるからね。行動食を取りながらゆっくりくつろいだ。涼しく気持ちがよかった。
下山もゆっくり怪我をしないように、木の根っこにつまずかないように、注意しながら、歩みを進めた。すれ違う人にであったが、凄い軽装で、何も持ってない人や、サンダル履きの若い人、なかには中年の人も、ちょっと散歩に来た人など、あきれてしまう。年配のナップザックを背負った人が登って来たので、「何年生まれですか?」と、聞いてみた。「14 年生まれです!」と聞き、思わず、「お姉さん」と、言ってしまった。「頑張って、」と、見送った。私より7 歳年上だ、頑張れば、私も行けるかもしれない。但し、ナップザックで普通の靴だった。もう一度声をかけようとしたが、声がでなかった。コースの短い山といえどもこれでよいのでしょうか。
下山は14 時半。今日はゆっくり歩いたので、沢山の高山植物にも出会うことができた。ビジターセンターでお昼のカレーを注文し、店の中で食べようとしたが、店の中は暑苦しい、だから、ベランダに出て食べた。涼しい風の中美味しいカレーだった。そして暑苦しい埼玉県に帰った。新幹線大宮駅のドアが開いた。ワッツ‼ムッとした空気でクラクラめまいがした。ああああ!

【メンバー】H田、他1

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