日光・鬼怒川・寂光沢

寂光沢漫遊記

2025年9月8日(月)

■ルート  寂光滝そばの若子神社から入渓、Co.1100m付近で脱渓後、一般登山道で寂光滝まで戻る

沢登りではなく、沢歩きの本に載っているコースで、なかなかいいところみたいだから行ってみようとなり、日光の寂光の滝から続く寂光沢へ。
車を走らせて高速を日光市街におりると、街はずいぶん変わっている印象で、最後に来たのはいつぶりだろうか、10年ぶりくらいになるのだろうか。古くから続く歴史ある街はインバウンド向けのさっぱりと整然とした印象の街並みにみえた。
市街地からそう遠くない寂光の滝の駐車場に車を留めて着装。
入渓点は駐車場の少し先にあるお社の裏から入っていく。

この辺の沢は急峻な中で、寂光沢は数少ないゆったりとした沢だそうだ。沢歩きよろしく、登攀的な要素は無いが、ヌメリと濁りで足元が捉えづらく歩きにくい。水線を行くよりも、それとなく周りを歩いた方が趣きがあって良い。

しばらく行くと湧水地に辿り着く。
どこからともなく溢れ出て来る水に山の威厳を感じる。

涸れてからは笹ヤブをいくらか漕いで一般道へ出る。多少、笹で滑るが踏み跡もあって歩きやすい。登山道をそのまま下ると入渓点のお社に戻る。
装備を外して、身軽になったら汗を流しに温泉へ直行。地元の人しか来ないような温泉がまた良くて旅情を醸し出している。大きなスパも気持ち良いが、こんなこじんまりした温泉もまた一興だ。
さっぱりしたところでお昼も少し過ぎていたので、近くの評判の良い蕎麦屋に入る。日光といえば湯葉だが、ここでは湯波と書く。

いい沢、いい風呂、いいご飯。

たまには旅を満喫するような山行もまた良きである。

■メンバー L:YDM, SL:OT, IT, SM

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