フォトジェニック・茶臼岳
2025 年 10 月 19 日(日)
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本来なら別の山域に行く計画だったが、どこも天気予報が悪い中で、栃木方面の天気予報が好転していることと、生田さんがひょうたん池から撮った茶臼の写真が素晴らしくて茶臼に転進することにした。
峠の茶屋駐車場に着いたものの、行動開始ギリギリまで天気が悪く、登山口出発時は雨混じりのガスと暴風で大変だったが、しばらく歩くと晴れ間も出て素晴らしい眺望になってきた。
やっぱり百名山は百名山と言われるだけあって山容も眺望も素晴らしい。
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(山頂まではなかなかの風だった)
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(茶臼岳を望む)
個人的には朝日岳、三本槍岳も良かったし、何より三本槍岳から望む雲海には胸を打たれた!
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まるでわたあめの如くモフモフがゆったりと流れ出ている。ステージのドライアイスと言ったほうが近いか。
雲海というのはよく見るものだが、ここまで圧倒的近くで感じられる事は稀じゃないかと思える。
今年の計画に甲子旭岳に行く計画があったものの、パーティーメンバーのケガのために延期になってしまった。三本槍岳のピーク棒から見えるピラミダルな山が甲子旭岳。
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この岳々しさ、必ず登りたい!
登高意欲の高鳴りを隠せないでいる(笑)
ところが、さて三本槍から帰ろうとすると同行者が疲れてバテてしまっている。
このままでは自力下山も厳しくなりそうだ。同行者が疲れ果てて動けなくなる前にザックを預かり、空身で下す事にした。
下山開始してしばらくするとガスも濃くなってきて、視界は 20m もないくらいになってきた。
清水平を過ぎて朝日岳、峰の茶屋に向かうところは平たい尾根道のようなので、分岐を見落とさないように、特に道迷いに気を付けて歩く。
ケガは無いから救助は必要ないものの、ツェルトはあるから最悪ビバークとして、そうとなると会や周りに迷惑掛けるな、とか考えながら慎重に下山。なんとか自力で登山口まで無事に辿り着く事ができて安堵した。
何気ないハイキングでも不調は急に起こり得るし、誰かを介助しながら下山というのは相当に難しく、私にとっても非常にいい勉強になった山行だった。
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(緑の絨毯に赤々とした木々が印象的)
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(天然のリースに誰かの置き石)
■メンバー L:SM 他、会員外 2 名
■ルート 峠の茶屋駐車場~茶臼岳~朝日岳~三本槍岳~峰の茶屋跡~峠の茶屋駐車場