湿原を一回り
2025年11月2日
夫が夏の初めごろから、「脊柱管狭窄症」に苦しんでいる。だから、すっかり山へ向かなくなったが、涼しくなったので、そして、山は紅葉していて、二人とも我慢できなくなり、山友のお誘いもあり、高峰高原の池の平湿原へ行くことにした。
池の平湿原はもう紅葉の盛りはすぎ、冬のたたずまいだ。夫は今朝、薬を飲み忘れてちょっと、歩いただけなのに痛がり、ベンチに座り込んでしまった。
山友に「痛み止め」の薬をもらった。池の平湿原の木道をゆっくり進む。歩き始めは、幾度かベンチに座り休んだが、景色を見ながら、おしゃべりしながら、進むと、薬が効いてきたのか、いつの間にか池の平湿原を一回りしていた。
夫が「痛くなくなった、薬がきいてきた」と、喜んでいた。よかった、やれやれ、出来る事なら、お互い人生が終わりになるまで、共に山へ行きたいものだ。
この日は真っ青な透き通るような、空だったのに、だんだんあたりが暗くなり、空があやしくなり、寒い北風が吹き始めた。2 人とも冬装備で来てるのに、震えあがり、そうそうに引き上げた。翌日御代田町に住んでる娘から「浅間山に雪が降りました。今年は早いかも」とメールがきた。どうりで寒いと思った。
翌日、夫と病院へ行く。友人に薬を貰って歩いた、と、私がばらしてしまい、ドクターから、「薬は他人からもらって飲んではいけません。そこでアレルギーを起
こしたらどうするの!」と、夫がしかられていた。いつも飲んでる薬と同じだけどね。
まあ、でも、無事に山を楽しめ、我々夫婦、ほっと喜んでます。夫は、「折角薬を貰ったのだから、がんばらなくっちゃあ。頑張れてよかったよ。」私もほっとしています。
これからも気長にこの病気を治して、共に、連れ添いたいと思う。これからも山へ行こうね、だから、しっかり薬飲んでリハビリーを。しかし、リハビリーってあるのかな?今度は聞いてみよう。
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