北穂高岳滝谷・ドーム中央稜

山行実施日;2012年8月24日~26日
参加メンバー;Su.M、G1

8/24(金)

沢渡駐車場にて車中泊 山ヤさん達がいっぱい。

8/25(土)

バスで上高地バスターミナルへ移動 計画書提出。明神~徳沢~横尾~涸沢方面へ左折、屏風岩の各ルートを見ながら歩いた。涸沢小屋に立ち寄りたかったが我慢、夏の太陽の下、北穂南稜登山道を黙々と行く。午後遅く、テン場へ到着、小屋へ届けた後、アタックザックを作り、早めに就寝。

8/26(日)

軽めの朝食を取り出発 涸沢岳方面の縦走路。ドームを巻いた先、鎖場を降り、最低鞍部から踏み跡を右に辿る。クライムダウンとガレザレのトラバースを繰り返し、懸垂下降点へ到着。第三尾根にいるのは解るのだが、高度がイマイチ不明。懸垂しながら、ここはクライムダウン出来ないので、懸垂ポイントのひとつではないかと考えた。踏み跡を15m程ドーム方向へ巻くと、右のフェースから別の5人パーティが懸垂して来た。ハンガーの懸垂ポイントと思われる。滝谷に詳しい壮年のリーダーの方に確認すると、T1からT2の箇所とのことで、私達も間違っていなかったことを確認した。ドームは初めてと私達が言うと、5名のうち、つるべパーティが先行したいとのことなので、素直に譲り、2番手に入る。

1ピッチ目Sリード 上部チムニー状を越える部分、ザックが邪魔で巧くは入れず、且つフットホールドが無いので少し苦労していたが、間もなくビレー点へ、途中キャメを数箇所。フォローの私は更に狭く感じ、リードでなかったことに感謝!

2ピッチ目Mリード 登り易いカンテから左のスラブへ ここはⅤ級とのことだが、得意系なので全くストレスにならない。Sの感想は?

3ピッチ目Sリード ほぼ歩きのピッチ

4ピッチ目Mリード 凹角から右上のフェース、左へトラバース、更にフットホールドが少ないチムニー状を登り、小テラス。前のパーティが切っていたので、少し待った。本来のビレー点は、この上の大テラス。ここから垂壁のスローパーを押さえカバ、凹角を跨ぎ、大テラスへ 後続パーティはナチュプロを持っていなかったので、ビレー点を譲る為キャメでビレー点作成 スローパーの箇所 ムズかったとS

5ピッチ目 Sリード 顕著なオープンブック フットホールドが決まり、キャメもほぼバチ効きの様だが、最後の被った乗越のバランスが悪い しかしSは何の苦労もなく終了点へ。本チャンルート初リードが滝谷という、カッコいいデビューのSと固い握手。5名パーティの方達にお礼を言い、縦走路までの踏み跡を辿った。

テント撤収 涸沢小屋のテラスで食べた、大きなパフェがとても美味しかった。

重荷に負けず、それなりに頑張ったが、タクシーで中の湯ゲートを通過したのが、閉門ギリギリの20時。沢渡第2駐車場で足湯に入り、急いで帰宅。      (Su.M記)

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