雪山ネットワーク 八海山雪洞山行 経験しないとわからないもの

山行実施日;2013年4月20日~21日
参加メンバー;Hi.T、Sa.H、Se.O、Ry.K、Sa.H、Tu.T、To.U、Ka.I、他2

4月20日~21日雪山ネットワーク・「八海山雪洞山行」に参加しました。10名の参加者で、車二台で大宮駅7時発、東松山IC(8時10分)=関越道=大和PA下車(10時05分)=大倉山登山入口(11時20分)に到着した。共同装備を分担して、今回ワカンは、車においておくことにした。八海山神社里宮を通り夏道は通らず、直登していきます。思ったほど、雪量は少なく歩きにくい。進むに従い藪漕ぎとなる。壮絶なる入道沢の藪漕ぎに比べたら、10分の1の感覚であるが難儀ではある。1・2回ほど脚がつり気味であった。計画では四合目~尾根までの四合半の途中で雪洞を作る予定ではあるが、小雪が舞い降りてきた。時間的に、先に進んでも雪不足気味であり。15時頃、ゾンデ捧で奥行と深さをはかり適した場所を探す。いろいろ試すが深さの関係で、屋根はタープ2張りとなる。雪洞には、スコップ・スノーソー・ブルーシートは必須である。スコップにも大小があり、小さすぎではあまり役に立たないと思っていたが、掘る作業には適している。経験しないと用具は分からないものである。大小の効率が良い。更にスノーソーで切れ込みを入れて、スコップで掘り起こしたとき、それほど力を入れずブロック状に崩せるので便利である。ブルーシートの安価品は薄く作業しづらい。雪が滑りにくい感じを受けた。最初の2ヶ所の出入り口を作り掘り出す。真中を残してそれからは奥行2m×幅5m×高さ2mの雪を搬出していく。2ヶ所の入口の床面にはブルーシート敷き詰めて掘り手の人がどんどん雪を落とし、ある程度積みあがるとシートを2・3人係りで引っ張りだして下へ落とす。雪山ネットで20代の若い渡辺さんの雪かきの勢いには目を見張ものがある。勢いがあり若さは素晴らしい。圧倒されます。更に本人用の雪洞もおまけに作ってしまう。床を整地して、更に壁面は水滴が落ちないよう平滑に調整する。ローソクの明かりを体験したく、奥に掘り込み棚を作りました。ゾンデ捧4本で梁を作りタープ2張りで、屋根を作り、仕上げに2ヶ所の内1ヶ所は、ブロックで埋戻しで入口は1ヶ所にして雪洞は、17時半終了完成。
掛かった時間は、約2時間くらいであった。小雨・雪で気温も下がり、雨具がゴアテックス製でないため汗が溜まり、寒さと力仕事で疲労困ぱいである。取りあえず全員揃ったところで、恒例のビールで乾杯。今回1本で押える気持ちでコンビニに入るが、参加者の購入本数を見てしまい。乾杯の儀式用と、雪洞の完成祝い用と2本屁理屈をつけて購入した。しかし雪洞の中でのビールは喉越しにはよいが、後から身体が冷えてくる。そんな中、雪山ネットの参加者福山さんが持参した。「芋焼酎・黒霧島」のボトルが目に入る。嗚呼・・・又飲んでしまう。夕食は元祖S流炊飯米の牛丼で美味しくいただけました。雪を溶かしての水作りしながら、お酒も飲みながら、歓談しながら時間が経過して22時半になってしまった。消灯となりシュラフは冬用不用の情報で、3シーズン用とシュラフカバーで可能とのことであったが参加者のシュラフを見て失敗したかとも思うが、寒さはそんなに感じなかった。

翌日は4時起床である。外は寒い。雪は10cmの積雪となる。お茶を沸かし、朝食の生ラーメンで身体が温まる。薬師岳(1653m)の計画であるが、雨・雪の悪天候で中止となる。下山は夏道が使用可能で助かる。しかし雨模様で身体が冷えた。駐車場で早々に着替えて、温泉(390円)に直行し、生ビールと美味しい食事をして大宮へ。今回は想像していた完全な雪洞ではないものの10人分の面積を掘り出す作業並びに、用具と作業工程を体験したことは大変有意義である。参加出来て、大いに参考になった。しかし、又体力不足の課題がでてきた。(Se.O記)

洞山行と坂戸山・六万騎山冬から初夏へと揺れ動く春

4月20日、大宮を出発。八海山の大倉口から登るも1本尾根筋を外し、高度、200mのやぶ漕ぎを強いられる。急斜面の上、濡れた落ち葉でズルズル滑る。647mで支尾根に出る。3合目半あたりで雪洞づくりとなるが、積雪2メートル強、どうなることかと思っていると、雪穴に変更、これが重労働、三郷の26歳のYさんがいなければ、もっと時間がかかったはず。Oさんが棚を作り、ローソクを飾ってくれたが、どう見てもブルーシート小屋以下。乾杯のビールは胃にしみわたり、震えが来た。雪洞は暖かいという言葉を信じたYさんは半シュラフ、眠れぬ夜を過ごしたという。翌日はさらに天候は悪化、雪が降る中、雪穴を崩し下山、里は激しい雨。温泉に入り生き返る。

4日後、早春の妖精、カタクリに会いに行く。六日町の気温は23度。まるで初夏を思わせる陽気。薄着にしたつもりが、やはり4日前の寒さを引きずり、衣類調整に失敗。坂戸山の登りは薬師尾根を一気に登る。汗が噴き出る。八海山と同様にイワウチワ、イワナシが咲いている。

そして、カタクリの群生が。花言葉は「静かなる貴婦人」その美しさに言葉を失う。うつむきがちで、薄紫色の花の花弁は細く、丸美を帯びて反りかえる。空を見上げれば山桜と青空、眼下には魚野川と水を張ったばかりの田んぼが光る。見渡せば八海山、金城山、巻機山、守門岳の雄姿を望む。下山ルートもカタクリの群生が続く。ショウジョウバカマ、様々な色を持つイチゲが咲き乱れ、至福の時。

六万騎山にも登る。カタクリの盛りは過ぎていたがイカリソウが満開。全山カタクリの山だった。克己さんより蝶についてもご講義を受ける。ヒヨドシチョウこれは戦国時代の武将が身に着けた甲冑の「ひよどし」の色に似た、赤い色の羽を、持つことから命名。飛んでいたヒヨドシチョウは越冬のためヒヨドシ部分は喪失。日光浴中で近づいても逃げないが、縄張り意識が強く、テリトリーに侵入したものはスズメバチでも攻撃する。胴体が太いことから、蛾ではないかという問いに、克己さん「フランス語のパピヨンは蝶だけではなく蛾も含む」ウーン、奥が深い。

 
コシノコバイモ

帰りは同じ温泉に入ったが熱すぎてのぼせた。
冬から初夏へと揺れ動く春を、存分に味わった1週間だった。(Tu.T記)