滝子山 寂ショウ尾根

2019年5月25日

H川さんから山のお誘いを頂く。かれこれ半年以上身体を動かすことから遠のいていた。計画書をみるとプチバリとある。

旺文社の地図を見ると、上りが破線で記述してあり、ネットで検索して資料収集する。行けそうな感じがした。

山行2日前に膝に違和感が走った。笹子駅まで行く間に、膝の調子が今一つであれば、笹一酒造でお土産を買って引き返せば良いや、と思い出発する。もちろん事前にリーダーに申告をしておいたが、歩けそうである。集合場所で、H川さんから膝のサポーターを貸してもらう。念のため固定しておいた方が良いとのアドバイス。

桜森林公園で車をデポ。

8時30分 ダブルストックを手に出発

車道を歩いていると、かなり朽ちている看板が出てくる。「寂悄苑」と書いてあるそうで、寂ショウ尾根への目印とのこと。

看板を通過した先に、はっきりした標識が出てくるのでは! と歩き出したものの、発見できず適当な斜面を登っていく。

小屋の残骸が出てきたので、これが「寂悄苑」なのかな~ 尾根へのルートにのれたようである。

上りスピードをかなり抑えて頂いたおかげで、膝は大丈夫そうである。

9時00分 鉄塔

5月というのに真夏日を連日記録していたので、水を多めに持ってきた。

明るい尾根づたいの道を歩く。緑が鮮やかに濃く、晴れ空に映えている。樹々の間から富士山の姿も拝める。

やっぱり山の中は気持ちが良いな~と感じる。

ツツジの群生でも有名な山らしいが、既に終わりを迎えているようで見当たらない。

しばらく行くと破線ルートらしいゴツゴツしたところが出始めてくる。岩場はストックが邪魔なのでザックに括り付ける。

足元にちらほら淡い朱色の花びらが点在している。顔を上げると、ツツジ?がポチョポチョと咲いている。高度を上げると、まだ咲いているようである。

 

膝の調子も今一つなので、岩を掴む手にも力が入ってしまう。岩を掴む手の脇を見るとイワカガミの群落が! ゴツゴツした岩に割って映えるような姿は本当に綺麗だった。

滝子山の頂上が見え始めてくる。あともう少し。

12時50分 滝子山頂上

頂上はそんなに広くなく、富士山もよく見え、お昼時ということもあり混んでいる。集合写真を撮って、少し進んだところにある三角点を踏んでからお昼にしようと移動する。日差しが強いので木陰で昼食をとる。

13時30分 下山開始

ストックを長めにセットして、ゆっくり歩きだす。上りよりも下りの方が神経を使う。

鎮西ヶ池を過ぎ、大谷ヶ丸との分岐を経て、奥多摩の防火帯のように開けた尾根を緩やかに下る。

コンドウ丸が樹々の間から見え隠れしながら後を追ってくる。だんだん膝をかばって腰で歩くようになってきた。後続の団体さんに道を譲り、長い下りにうんざりしながらも林道に出てほぼ終了。デポ車までも長く感じるほどだった。

16時 桜森林公園駐車場 下山

膝サポーター、ダブルストックを使用し、もちろん仲間のサポートなくしては、無事下山に至らなかった。日頃からの筋トレ含め、コンスタントに野外に向き合わないと! と改めて思った。

【メンバー】 リーダーH川、サブリーダーTN、S田と、T田、U田

【ルート】 笹子駅―桜森林公園駐車場― 寂ショウ尾根分岐―滝子山― 沈西ヶ池―道証地蔵―桜森林公園駐車場-笹子駅

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