続・憧れの沢やさんとの 出会いに感謝

2021年6月20日

沢の練習会1回目は沢の基本、2回目は泳ぎと、沢にもだいぶ慣れてきて(1回目・2回目については6月号の会報をご覧ください)、「沢って楽しい!」と、参加者全員ワクワクそわそわと3回目を心待ちにしていました。さて、その結末やいかに?

第3回目  :6月20日 日曜日

尾瀬・ワル沢 

本日の内容:滝の通過(フリクションノット、エイトノットを使って)、藪漕ぎ、自分で遡行図を書いてみる

車道から沢に降りると、水量が豊富で空が開けて明るい雰囲気。1回目のワラビ入とも2回目の海沢とも全く様子が異なる。水量が多い分、流れに勢いがあり、水の中を歩くと足元をすくわれそうで、最初の内はドキドキしながらの歩き。それでも少し歩いて幅広の美しい滝に出会うと、一気に沢の世界に引き込まれる。

タル沢からワル沢に入り、6メートルほどの水の勢いの強い滝に行き当たり、ここでフリクションノットを使っての滝の通過の練習。I橋さんがロープを張ってくれてから、6人が順番に登るので長い待ち時間が生じてしまう。I橋さん・A島さんから、待ち時間を使って遡行図をつけること、ロープ回収の際には、手の空いてる人が手伝って時間短縮すること、1ヶ所に滞留せず、進める時は少し先に行くことなど、行動時間を短縮する方法を教わる。

(フリクションノットを使って登る)

その後もいくつもの滝を過ぎ、遡行図をつけようとするも、この滝が何メートルあるのか、場所は地図上のどの辺りなのか、なかなか感覚が分からず頭を悩ませつつ書き込み。I橋さんが「遡行図は、家に帰ってからゆっくり書くものだから、ここでは簡単なメモで大丈夫」と声をかけてくれるが、私のこのぐちゃぐちゃなメモは後で解読できるのだろうか…?

悪沢岳に向かう沢を左手に見送りつつ先に進むと、沢は両岸が岩場で狭められたトイ状になる。通過するのに、両手両足を突っ張りながら進むが、慣れない動作に焦って進もうとして、岩から滑り落ちて水にドボン。M田さんが「私も一回ドボンした後、うまく突っ張れるようになりましたよ」と慰めてくれる。

(トイは突っ張って登れ)

次いで4メートルほどの滝に行き合うが、滝の右側も左側もどちらも手強そう。I橋さんが、上部の立ち木をうまく使いながら、登り方のお手本を見せてくれるが、どうにも不安で結局ロープを出してもらう。立ち木をつかんだものの、ザックが邪魔になって難儀していると、下からA島さんがサポートしてくれて、なんとかかんとか通過。ここでだいぶ時間を使ってしまったので、登攀力を付けなければと思う。

(立ち木を使って登る)

グングン高度を上げ、遠くの山並みも楽しむが、そろそろ水が枯れても良さそうなのに、水量が減る気配がない。不思議に思っていると、I橋さんが「尾瀬は上部に湿原があるから。土壌自体の保水力も高いのかもしれない」と解説してくれる。また、同じ尾瀬の沢でも、滝を楽しむ沢、ひたすら藪漕ぎの沢、最後は湿原に飛び出る沢があるとのことで、沢も個性豊かで面白い。

そんなことを思っていると、急激に沢の水量が減り、次々と枝沢が現れる。地形図とGPSを見ながら、本日のメインである藪漕ぎのために、一番藪の濃い沢を目指すが、残念なことに(?)藪が薄めの沢に入ってしまった。しかし、薄いと言っても藪は藪。なかなか前に進めず、ギャーギャー騒ぎながらもがいていると、突然、登山道に飛び出して、藪漕ぎ終了。だいぶ時間は押していたものの、悪沢岳まで足を伸ばしてから、鳩待峠に下山。

下山の間も、皆の顔には笑顔と満足感があふれ、口々に「沢の練習会、楽しかったね」「またこのメンバーで沢に行きたいね」と盛り上がる。私たち皆が一致してそう言えるのは、今回、沢の練習会の企画を引き受けてくださったI橋さんのおかげです。I橋さんの沢を愛する気持ち、他の人たちにも沢の素晴らしさを味わってもらいたいという情熱、そして、技術も知識もない私のような者に対しても、丁寧に真摯に答えてくださる姿勢に、皆が心を掴まれ、I橋さんと沢に行けるのが楽しくて楽しくて仕方がないのです。

こうして沢の練習会全3回、無事に終了しましたが、I橋さんが計画された内容を全て網羅できたわけではありません。なので、今後も機会をとらえて、I橋さんからたくさんのことを教えていただきたいです。

まずは、1回目のワラビ入の地図読みに再挑戦!それから、沢の真髄を味わうために、ただただひたすら藪漕ぎや、枯れ沢もやらないと…かな!?

 

(私たちの笑顔に笠ヶ岳もニッコリ)

メンバー:リーダーI橋、A島、GK、U飼、O川、M田、T川

記:T川