教育部ハイクin笠取山

2022年9月4日

教育部員は今年も3名。弱小部だ。私を除く面々は少数精鋭。T羽さんが新部員なので顔合わせの山行をI瀬さんが企画してくれた。ところがところが! 烏の濡れ羽色の職場のお二人、日程が決まらない。決まったと思うと、今度はお天気とそれに伴う山域がダメ。何度仕切り直しした事か。最後は見切り発車となり、曇天の中、I瀬さんと2人、簡単に日帰りハイクとなった。

笠取山は2人とも初めて。日曜日なので駐車場は満車だ。臨時駐車場に停める。

緩やかに沢沿いを行く。樹林帯だが藪漕ぎという雰囲気ではなく、広く分かりやすいハイキングコースだ。ビーコンだ、ココヘリだなどと話をしているうちに笠取小谷に着いた。ハヤ! でも私は汗だく! 「あ、鹿がいる」 とI瀬さん。どこどこ?探す視野の中にどんどん増えていく。

え? ここ動物園? 小屋のおじさんが餌を撒いている。餌を求めてどんどん湧いて(!)くる。えっ餌付け? おじさんの話では、餌を撒いておかないと小屋の前のテン場が糞だらけになってしまうとの事。その他にも狐の親子、熊の親子がいるそうな。わ、熊はもうイヤ!

私達も餌(?)をつまんで再出発。次第に視野が開けていく。左手に雁峠が見える。ガスが上がって来ている。行ってみたかったが、ガスでは行っても仕方ない。諦めた。

(I瀬さんの先に分水嶺のピーク)

先にピークが見える。山頂? いえ違った。分水嶺だった。ここに降った雨が富士川・多摩川・荒川の最初の1滴となるそう。

(分水嶺)

稜線を行くと目の前に本物のピークがドーン! 防火帯を刻んだ急登が現れた。地図を見ると標高差100m。行くしかない。

(写真では分かりづらいが上部は急坂)

防火帯の急登を登る。踏み跡が交差している。前を行くI瀬さんドンドン行ってしまう。間を空けないよう付いて行くのが大変だ。この辺で半分以上は来ただろと見上げる。上からピークが覆いかぶさってくる。浅間山の草すべりみたい。ピークが見えると、私は「あそこまで行かなくちゃならないのか」と思い、I瀬さんは「あそこまで行けるんだ」と思うそう。うーん、ポジティブだなぁ。もっと脚が長ければと思いつつ岩を越える。あれ? I瀬さんが見えない。もうその先の岩を越してしまっている。この差は何? コンパスの長さ? 体力?年齢? 全部かぁ。

汗だくで岩場を登りつめるとI瀬さんが涼しい顔をして待っていてくれた。綺麗な山名版に『山梨百名山 笠取山』と書かれている。が山頂はここじゃないとI瀬さん。私も、紙の地図でなくお得意のスマホでカンニングする。うん、もっと先だ。進もう。アップダウンして3つ目のピークが山頂らしい。狭い岩場のピークだ。古びた環境省の山名版が立っていた。先程のピークの方が広く明るく展望も良さそうだった。時々晴れて山並みが薄っすら見える。地図を出す。

さあ、下山。山らしくなった登山道を下る。一昨日の雨で粘土質の土が滑る。50m位下りると水干への分岐に出た。

再び明るい登山道が続く。四方山話に学習会の話(?)とペチャクチャしているうちに林道に出、その先で駐車場に着いた。これで「教育部山行その1」はおしまい。

教育部の打ち合わせ出来たかな? 今後何度出来るかな? 部長命令で続けちゃお。

9月4日(日)作場平登山口9:20-笠取小屋10:50-分水嶺11:25-笠取山山頂12:00-水干分岐12:40-作場平P14:10

メンバー I瀬(リーダー)、TN

記:TN

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