2023年6月17~19日
6月17日
6月17日から4日間で韓国のクライミング遠征に行ってきました。
今回は5人のメンバーで韓国のクライマーと交流してのクライミングツア—です。
HISの格安航空券(ホテル代込み)の料金で8:20分羽田空港発のJALで金浦空港まで
私の友人の友人のお世話で何から何まで至れり尽くせり、金浦空港に車で迎えに来てもらい
トソンサンの登山基部まで案内してもらい、おまけに昼食も美味しい「レーメン」を頂きました
で登山道を只管登って、1日目のインスボン下見と翌日の打ち合わせも終了し
交流初日と言うことで、近くの飲食店ではじめましての乾杯となりました。
韓国の人との交流はお酒が肝です。
6月18日
さて、2日目は最大目標のインスボン「シュイナードA」の登攀です、前日の打ち合わせで
「あなた方本当にシュイナードAで大丈夫ですか?」の問いに「多分行けると思います」
との返答に「多分じゃなくていけるかどうか?」に、実際のルートの写真を見せられて
メンバーの多くが「これだったら行けます」との答えにそれでは「シュイナードA」にしましょう!
となったルートに向き合います。
私(塩田)が先頭でフォローで登る、1ピッチ目は易しいパートで楽勝です。
しかし2ピッチは3ピッチを繋げて登る60mは核心のパートが10.aとなってますが、その先のワイドクラックのレイバックが体力のいるパートでハングル語で「チャムカンマンニョ(ちょっと待ってください)」の連発でもう、ほろほろの体で心もモチベーションも喪失して、フィックスロープを力ずくで登った。(果たして登ったと言えるのか?)
それでもメンバーの皆さん頑張って「シュイナードA」を韓国の強強クライマーに引き上げてもらいながらも
インスボンの頂上にたどり着きました。
登攀終了後では手配してくれた韓国レストランで、お世話になった山岳会OBの皆さんとの大交流会
自己紹介をOさんが通訳してもらい、歓談しました。
その中で「韓国では75歳を超えてシュイナードAを登った記録はありません」と持ち上げられて、何だかこそばゆい気持ちでした
終わりに、日本から持参したお土産をそれぞれお世話になったクライマーにプレゼントした時が多いに受けて私とSさんが「お姫様抱っこ」された時が最高潮でした。
いやはや、日韓クライマーの交流に大きく貢献したのかな」と思い、メンバーの皆さん充実した1日でした。
6月19日
さて韓国遠征3日目は「マンボンディ—リッジ」6P、7時間のリッジクライミングです
広場トソンサを経由して登山道を1時間ほどで龍岩門、城塞伝いにアプローチして最初のピークからフラットソールに履き替えての登攀開始
本日も強強クライマーに先行してもらい安全にスタート
ピアノ岩をトラバースして、4ピッチはプロテクションの無いスラブを登る
2ピッチ目をクライムダウンしてきた韓国女子クライマーはこのパートをロープ無しで降りてきたのか?
と思うと、そのメンタルに驚きと力強さに敬服です、歯を食いしばって何とか展望の良いテラスで大休止
前日までの飲み過ぎと睡眠不足でヨレヨレ状態、「大丈夫?」と声をかけられ「大丈夫!」とは言うものの
「顔がつらそう」と見透かされ、荷物を持ってもらって後半のパートへ出撃する
5Pは一旦クライムダウンしてクラックとスラブを登り、頂上直下をトラバースして最後の6Pは得意系のフェース
快適に登りロープをほどいて満景台にたどり着いたOさん、Kさん、Uさんは満景台のピークで満面の笑顔でポーズを取る
快適なクライミングの終着点に相応しい終わりです
3日間の日韓交流メンバーの皆さんお疲れ様でした、そして安全第1に先行してくれた韓国の強強クライマーに感謝感激です、本当にありがとうございました。
流石に最終日はまったり、ゆったりの仁寺洞のぶらり散歩で締めくくりです
メンバー:S田、T田、K池、Sm田、U飼