2020年10月28日
非常に楽しい山行でゆったりとブナ林を歩き下っていたときですが、突如リーダーさんから「労山ではじめての山行なので報告文を・・・」書くように仰せつかったその後に足取りと気分が重くなってしまった。
リーダーのGKさんからのメールで興味のある方は連絡くださいとのことで、10月28日の水曜日に設定された「飯士山」の負欠岩コースから尾根コースの周遊、紅葉に丁度良い時期だと思い、いっとき躊躇したが思い切ってメールさせていただきました。スラブ登りはアルパインなのでそこではないと念を入れた返信で安心して参加させていただくことになる。
日にちが近づき計画書が送られてきたのを見て装備表に「クライミングシューズ」と有り思わず再確認してしまった。「スラブは登らないですよね」みたいな。また、下山するルートを尾根ルートにするか鋸尾根に取るか選択させていただけたので遠慮せず楽そうな尾根ルートをリクエストさせていただく。そんな前哨戦を行いながら当日を迎えることとなる。
いろいろな心配を抱えながら当日クライミングシューズも準備して装備も半日コースの割には大きくなって湯沢に入る。リーダー様の意向ですぐに登山口に向かわずまずは本日のルートの見えるポジションで山を観察、地形図に線を入れたのを頭の中で復習する。その後登山口に向かって歩きだす。歩く順番もリーダーが決めて指示、MSさん、H山さん(会員外)、自分、リーダーの順を崩すことなく歩きだす。分岐を過ぎ、沢形を越え、尾根に出て負欠岩が近づくと紅葉が見事になってきてスラブの岩にアクセントをくわえるようになり、対面に見える鋸尾根に黄色く色づく樹々が景色を整える。全員見惚れて撮影タイム。みんなスラブを登りたくてルートを探ったりしながら休憩、ゆっくり景色を楽しみながら登山道を登ることになるがやがて誰からだったでしょうか? 登山道を離れスラブの方へ入って行って登りはじめ順番が崩れ始めることとなる。それぞれの人が自由に楽しんで登ることとなる。上部の傾斜の強くなる前には登山道に戻って西ノ肩にでる。ここからの紅葉は素晴らしいの一言。
山頂からは紅葉は見られないが上越から越後の山々信越の方まで360度の展望を楽しんで尾根コースの急坂を降りる。途中、黄色スズメバチににらまれたので順番を無視して逃げ下った。少し下でまた順番を意識した歩きに戻る。こんなこともあったのにスラブの登り口に寄って下から眺めたスラブの紅葉、端正できれいなブナ林の間の散歩気分での下降など見どころ満載の楽しい山行でした。皆さまありがとうございました。
蛇足:登山道にはロープが垂れているところが多いのですが皆さんそれを使わずに登下降していたので「なんで?」と、気になります。全員クライミングシューズはザックの中だったようです。
メンバー:リーダーGK、MS、I橋、他1名