2021年4月24日
4/23(金)10時から鳩待峠が開通しました。私たちは、至仏山を第一候補に掲げ戸倉駐車場に向かいました。しかし、戸倉に到着した時には尾瀬第一駐車場はほぼ満車状態!!「鳩待峠満車」の赤看板も出ています!!第二駐車場に回るも閉鎖されている。仕方がないので潔く転進先のアヤメ平に変更し、富士見下の駐車場に移動しました。途中林道の真ん中に穴が開いていたらしくガタン! と大きな音がしました。これが後々大変なことになるとは誰も予想できませんでした。。
富士見下のゲートを越え、南尾根からアヤメ平へ。樹林帯の雪は思いの外締まっていて歩きやすかった。最後の急斜面を登り進めると、ど迫力の雪庇と燧ヶ岳が現れプチ興奮状態になりました。
アヤメ平に到着すると誰もいない静かな雪原が迎えてくれました。西には至仏山、北には平ヶ岳、東には燧ヶ岳。最高の眺めです。上州武尊山や日光白根山も見えます。先ほど登ってきた南尾根には、これから登ってくるスキーヤーの姿が見える。いいタイミングで上がれて良かったなぁ。
ここでのんびり昼食をとり、景色を眺めながら静かなアヤメ平を満喫することにしました。Mさんのラーメンがとっても美味しそうだった。次回はラーメンにしよう~
下山は、横田代からメツケ田代を通り鳩待峠に降りることにしました。GKさんから下る尾根を見極めるポイントを学びながら、明るいダケカンバの林へスノーハイク。癒しのメツケ田代から至仏山が見えました。賑わってるんだろうなぁ。
川上川の沢割れを確認してから、鳩待峠に下山。
バスとタクシーを乗り継いで富士見下駐車場に戻ると、なんと車の右前輪がぺしゃんこになっているではありませんか! こ、これはもしかしてパンク!? 大変なことになってしまった。。でもここで冷静にならなければと三人で声を掛け合い、まず暖かい服に着替えました。
電話を掛けたくても携帯が繋がらない。電波のある場所まで林道を歩いたとしても暗くなり、スタンドやお店は閉まってしまうだろう。まずは、タイヤパンク応急修理キットで補修できるかやってみることにしました。しかし、無情にもシューシューと音をたて入れたばかりの空気が抜けていくのでした。穴は大きかったようです。。
私の車もそうですが、ここ数年パンク時の対応装備として、タイヤパンク応急修理キットを使う車が急増し、スペアタイヤ非搭載の車が多くなっているように感じます。パンクによっては補修が不可能な場合もありその場から動けなくなる可能性もあるんだなと感じました。緊急時の対策を考えるいい機会となりました。
その場に居合わせた地元の方の車に乗せていただき、戸倉まで移動することができ、なんとかレッカーを呼ぶことができました。一人だったらパニックだったかもしれない。三人で知恵を絞り助け合えたことも早春の尾瀬の思い出です。
■メンバー
リーダーGK、O川ま、他1
■コース
富士見下駐車場~南尾根~アヤメ平~横田代~メツケ田代~鳩待峠~バス・タクシー
記:O川ま