2025年4月27日(日)
リーダーのYDさんから簡単な沢に行きませんかとお誘いを受け、今年から沢を始めたかった私としては願ってもないチャンスだと快諾。その後、例会の後の打ち合わせで急遽ベテランのTYさんも参加してくれることになり、これほど頼もしいことはない。
当日は武蔵五日市駅で集合して、バスで南郷バス停まで。そこから矢沢の林道を歩き入渓、三国峠まで抜けたのち、帰りは隣の尾根を下り南郷バス停まで戻るというもの。実際に現地まで行くと前日の雨もあってか水量は多め。豪快に流れる音を聞きながら入っていく。水は冷たいが、沢靴とスパッツのおかげで寒くないのが不思議な感覚だ。遡行中はTYさんがリード、YDさんがしんがりを務めていただき、途中、足場が悪いところはロープを出していただき確保しながら安全に登って行く。
4m、5mという滝が次々と現れては登って、現れては登っての繰り返し。
最初にYDさんが沢登りというのは「チームワークだから」と仰っていたのが節々で思い返される。ベテランのお二人にとって私は完全なお荷物であることに間違いないが、一つ一つをチーム全体で解決していく姿にとても感銘を受けた。
高巻くにしても、巻く方が危なかったり、ロープがあっても劣化していたり、滝の中の方が手掛かり足掛かりがあるとか、ヌメりがあるとかないとか、やらなければ分からない事が多く勉強になる。
そして、神経を研ぎ澄ませたのちに辿り着いた稜線から見た景色は、低山のそれとは思えないくらいに壮大で、今の自分の気持ちを写し出していることなのだろう。
私にとってはなんとも充実した山行であり、本当に素晴らしい沢登りデビューをさせていただいた。
これから山をやっていく中で、私に方向性を見出させてくれた貴重な体験となった。
■日程 2025.4.27(日)
■メンバー L:YD SL:TY KN SM(記)
■ルート