桟敷山・小桟敷山 頂上一面のヤナギラン

山行実施日;2009.07.26
参加メンバー;hama(L)、Na・K、Ma・S、To・S、Ka・T

雨・・・雨・・雨・
週末になると雨模様になりもう幾度となく山は中止となっている。今週もまたまた中止。勤め先も社長から週明けに重要な話がある。このご時世、話は大体想像できる。社員一同、涙雨・・・。
「さじき山」山行の連絡が来る、が、初めて聞く名前!浅間山近辺らしい?花が期待できるとのこと。家で悶々としていても埒が明かない、花が期待できるなら行こう!と申し込む。一週間前に買ったクローズアップレンズの試写も楽しみ!。
曇り空の中、駐車場に着くと、登山道付近の草地には花がもう見える。アザミ、カラマツソウ?、ヤナギラン、フーロ、ウツボグサ、ウスユキソウ?、ハナイカリ、クガイソウそのほかの花も咲いている。鮮やかなピンクのアザミ、真っ白なカラマツソウなどに蝶や蜂がたくさん飛んでくるので蜜を求めている様子も写せる。が、森林地帯になると花は少なくなってくる、それでも時々花は咲いている。展望台、桟敷山頂上とも曇っている天気のためもあり、展望は印象が少なかった。元の道を引き返し、小桟敷山へと続く分岐まで戻る。
ここからまたお花畑となる。軽装のカメラを手にしたハイカーも2・3人出会う。櫛形山などのアヤメは激減していると聞くがここではアヤメ(文目模様のない花もある)など含めいろいろな花があちこち咲いている。キバナオダマキ、イチヤクソウ、コオニユリ、ツリガネニンジン?、ホタルブクロ、ギボウシ、シシウド等々。
小桟敷山の頂上は草原。テントが張れそうだ。ピンクの花がちらちら見える。よく見ると一面ヤナギラン、秋口はさぞや、綺麗になることだろう。その様子を想像し、来た道を戻り、また花をじっくり見て駐車場に戻る。

社長(二世)の話には全く気概・気迫が感じられない。誰かが作った原稿を読んだだけ。9月30日希望退職日、そして就活。新たな勤務先でも今回のような花見山行が出来ることを願っている。(Ka.T.記)

桟敷山・子桟敷山心いやされる優しい山

高峰高原が大好きで、湯の丸山、烏帽子山、黒斑山、篭ノ登山、高峰山と、登って来て、後他にないのかなと、昭文社の地図を物色していたら、桟敷山、小桟敷山という山を見つけた。そこで今回は「花の宝庫」という噂の桟敷山(1915m)後はちょっとおまけとかるい気持ちで小桟敷山(1852)を行くことにした。
5名で出発。今回の目標は「植物の観察?いや?鑑賞」 とてもにぎやかな湯の丸、地蔵峠をすぎ、鹿沢高原休暇村に向かって車を走らせる。「林道桟敷山線」の看板をみて、この林道に入り、すぐ広い登山口の駐車場に着く。この駐車場がすでに標高1600m。ですから、もういろいろな花が咲き乱れています。出発そうそう、花観賞。カメラマンはさっそくご自慢のカメラを首にぶら下げ、スタンバイOK。
30分程登っていくと、笹原の中に、つぼみをつけていないヤナギランがいっぱい。我々の背の高さにまで伸びている。このヤナギランは、はたして、時期には咲くのかなと、心配している人もいるが、どうでしょう。もう一度来なければわかりませんね。「展望台」方面は、苔むした大木の天然カラマツが、森中いっぱい枝を広げて「どうだ」といわんばかりに威張っている。「すみません、おじゃまします」と頭を下げたくなるほど、恐ろしく威厳のある森。暗い森の中を五分進むと、目の前が明るくなり、岩場の断崖絶壁の展望台が現れた。展望台からは、湯の丸や車がたくさん停まっている地蔵峠がよくみえた。展望台は岩場なので足場に注意だ。展望に見とれて、会員の足を踏んじゃった。ごめんなさい。岩陰には岩かがみがいっぱい群生していた。春はみごとでしょう。
分岐点までもどり、苔むした石祠のある山頂に到着。嬬恋村と万座山がよく見える。次は分岐点までもどり、小桟敷山に向かう。
小桟敷山の標識には誰がつけたのでしょうかわいいキーホルダーがついていた。この山はこのキーホルダーのようにかわいいのかも。40分で登れるからね。先に進むと、明るくたくさんの花いっぱいの草原にでた。右も左も色とりどりの花、花。なんとすばらしい。我々が歩く道にまで小さいかわいい花がいっぱいで、踏んづけちゃいそうでこわい。みんな大喜び。あっち向いたり、こっち向いたり楽しい声が響いていた。カメラマンは花を上から、下から、地面に這いつくばって盛んにパチパチ、また、鮮やかな色のアザミの上にミツバチがみつをすっているところをとったり、きれいなチョウを追いかけ、カメラに収めようと、歩き回り、次々に出会う花を夢中で追いかけ、なかなか先に進めません。
小桟敷山までは35分などで、本当によかった。山頂は笹原とまたまた花はほとんどつけていないけど、ヤナギランの大群落に歓声をあげ、またまた大騒ぎ。一,二本花が咲き始めている気の早いヤナギランもあった。ほとんど花をつけていないでこの騒ぎ。満開の時はどんな騒ぎになることやら。平坦な山頂からは南東方面の西篭ノ登山が大きく浅間山方面を覆い隠している。それでも浅間山の左側が見え、白い煙をバンバン噴かせているのがよく見える。また、浅間隠山、小浅間山もよく見えている。エアーポケットのような山頂で丸くすわり、昼食。ゆっくりくつろいだ。高原の風が涼しく爽やかだ。このヤナギランが全部さいたら、みごとでしょうね。と、話しているうちに誰からともなく、「8月にまた来ようョ」といううれしい言葉をきいた。やった!この花たちにもう一度出会いたいと思っていたのですが、みんな同じ思いだったのがうれしい。
下山は違う道を歩く予定だったが、アンコールがでて行きと同じ道。花を囲んで記念撮影。あの花、この花とまるでミツバチのようにきれいな花を渡り歩いて、記念写真。私もこの花のように、美しく可愛く取れたらいいなー。花畑が終わると、こんどは、気持ちのよい白樺林やカラマツ林。カラマツのまつかさがとても可愛かった。この山はなんと気持ちの良い美しい森なのでしょう。あの小桟敷山の標識についていたかわいいキーホルダーの意味がわかるような気がします。この日出会った登山者は女性一人だけ。こんなに静かで心癒される優しい山があったのですね。人生をゆっくり見つめたいとき、人間に疲れたら、また、この山に登ろうと決めた。
《この山にあった花》くがいそう、のりうつぎ、われもこう、山ホタルブクロ、よつばひよどり、つばめおもと、いちやくそう、しもつけ、まるばだけぶき、ししうど、ぎぼうし、やなぎらん、しゃじくそう、しらたまの花、手形ちどり、きりんそう、しゅろそう、こおにゆり、くるまゆり、からまつそう、あやめ、のはなしょうぶ、ぐんばいづる、やまおだまき、つりがねにんじん、うすゆきそう、かわらなでしこ、のあざみ、おかとらのお、うつぼぐさ

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