山行実施日;2009.09.20-23
参加メンバー;A車:Ma・S(L)、Hama、To・F、Lantana、To・S
B車:Mi・M(SL)、Hi・M、Ky・T
行程;9月19日:大宮泊
9月20日:羽田6:35-旭川空港-層雲峡・・・黒岳・・・層雲峡YH泊
9月21日:A車・・赤岳、小泉岳、B車・・赤岳、小泉岳、緑岳、高原温泉下山
9月22日:高原沼めぐり、念願かなって一週出来て皆ラッキー
9月23日:A車・・旭岳 B車・・旭岳、間宮岳、中岳、裾合平
今年に入りもう高原沼めぐりのプランを考え始めた。昨年よりMa・Sさんと行こうとネッて約束していた山行です。 9月の連休はどこの旅行社もとっても高いのでビックリ。それでも四社見比べて一番安くて良いものを探し、4月には予約して内金を入れ、4日間のプランを考え、6月に入金し、ホーッとしてもうこれで行った気になってしまった。
雨にたたられキャンセル続きの夏山山行。お盆過ぎにやっと晴天の飯豊縦走と、ピカピカの穂高、吾妻連峰。そうだ大雪だ、と忘れた頃にやっと番が回ってきました。全日お天気に恵まれ、一足早い紅葉に満足しました。9月の山行なので雨が降るとみぞれ又は雪になるのではと思い、小屋泊まり・テント泊は見合わせてユースホステルにしましたが良かったです。「こんなに良い天気でしたら白雲小屋に一泊したかったね。」と言いつつ下山しました。何回来ても又来たい山、それが大雪です。(Mi・M記)
北大雪山・紅葉沼めぐり
北海道はデッカイ道」
美しい紅葉を胸の奥底にしまいこむ
9月20日(日) 黒岳
30分遅れで旭川空港に到着。休憩する間もなく、レンタカーに乗り込む。本日の行動予定になっている黒岳をめざして走る。よどんだ空を見上げながら、ロープウエーを乗り継ぎリフトへ。頂上まで1,7㎞を1時間半の登山コース。登るときはガスがかかり、登っても見晴らしはダメかなーと諦めていたけど、山頂に到着し、休憩しているうちに、すべて下界がひろがってきた。360度の大パノラマ。旭岳を望み、すべての有名な大雪山を見渡すことができ、大満足。
この北海道の山を計画してくださったリーダーさんありがとうございました。(To・F記)
9月21日(月)晴れ
赤岳、シャトルバスで銀泉台ヒュッテまで行く。銀泉台ヒュッテは現在使われていないが、地元のボランティアの人がいた。朝早く出発してきたので、ヒュッテの所で朝食を作った。この日は野菜たっぷりのお雑煮、一人3個。(お餅を余分に持ってきてしまったのでみんなに頑張ってもらいました。)無理して食べた感はあるが、お腹いっぱい。おかげでこの日一日中、体が暖かかった。すばらしい紅葉は登らない下から、始まっている。ビューポイントには朝早くから、カメラマンが陣取って動かない。「エゾリスがいる!」と誰かが騒いだため、またまた、ガヤガヤ。なんとしてもカメラに収めたい人、追いかける人、すぐエゾリスは逃げてしまい、私はチラッと見ただけ。岩場近くで「キュッ」という小さくかわいい声。確かあの鳴き声はナキウサギ。五,六年前、トムラウシ山で休んでいた時と同じ鳴き声。あの時は何回も顔を見せてくれましたが、今回は人間多過ぎ。恥ずかしくて出てこられないのでしょう。
第一花園、第二花園ではまだ夏の花がたくさん残って、みんなを喜ばせています。チングルマの綿毛が同じ方向を向いて、それはもう芸術品。また、ウラシマツツジの紅葉は目のさめるような赤。夫は盛んに、「きれい、きれい」、を、連発し、高度を上げるたびに、景色が変わり、感動のしっぱなし。
赤岳山頂につくと、冷たい風が吹き抜けていた。体が冷えないようにすぐに雨具をつけた。そして小泉岳まで進んだ。ほとんどまっ平らの吹きっさらしの道。小泉岳で記念撮影。白雲岳はすぐお隣。白雲岳はこの次ね、赤岳までもどる。だだっ広いグランドのような小泉岳は、もしも、天候が悪かったら、どこを歩いていいか分からなくなってしまうような道でした。
大勢いる赤岳で昼食。食べ終わってから、大岩にのって、展望を楽しんだり、万歳したり、しばらく楽しく遊んだ。昨日登った黒岳、最後に登る旭岳、大雪山の有名な山がすべて見渡すことができた。トムラウシ山も遠く見えている。夫は「北海道はデッカイ道」を繰り返し、独り言をいって感心している。 夫にとって今回が初めて、そしてこれが最後の北海道でしょう。デッカイ北海道を胸いっぱい、お腹いっぱい、体いっぱいで受け止めていました。日本はすごく広い国だった。
体も冷えてきたので、下山開始。ゆっくり、ゆっくり、美しい紅葉を胸の奥底にしまい込みながら。自分の生涯でこの紅葉はもう二度と巡り会えないかもしれない。まったく絵葉書そっくりなんですよ。もう何もいうことはありません。大満足。今回の企画をしてくださったリーダーの方々。ありがとうございました。私の体中、感謝の気持ちがあふれています。(Hama記)
一年前に来年の九月は五連休とわかった時点で、これはもう絶対に北海道の紅葉だと、北海道通の間下さんに「よろしくお願いします」と頼み込んだ。気持ちよく引き受けてくれた間下さんだったが、それからが大変でした。旅行会社に何度も足を運び、安い飛行機の切符を手に入れることに成功。宿の手配やら何から何までおんぶにだっこで、今回の山行は成立しました。おかげで最高に素晴らしい紅葉に巡り合うことができました。地元の人も太鼓判。黒岳・赤岳・高原沼めぐり・旭岳とそれぞれ言葉に言い表せない美しさ。表現力のない私にはとても無理。北海道の短い秋の最高に素晴らしい時に出会えて、幸せ一杯の山旅でした。(Ma・S記)
今回秋の北海道は初めてなので紅葉を楽しみに参加しました。期待を裏切らない素晴らしい紅葉に出会えて良かったです。何年か前の夏に黒岳・赤岳・旭岳に行きましたが、チングルマの群落の花が終わり風に吹かれている様に秋を感じました。旭岳ですれ違った人が十月になったらあっという間に冬が来ると言っていました。そんな短い秋に四日間晴天に恵まれ、紅葉も楽しめたことに感謝感謝です。(To・S記)