山行実施日;2011.11.25-27
参加メンバー;Sa.H、Tu.T、Ka.T、Yo.T
飯田ICから県道8号線は大平街道と呼ばれ沢筋のクネクネとした峠越え道路で車酔いが約1名出る位。今は国道256号と高速道が通り8号線で峠を越える車はいない。東沢林道入り口は大平部落が有ったが集団移住し今は数名住んでいるが部落は廃墟となっている。悪路で有名な東沢林道上部は雪道となっておりスタットレスを履いていないのでスリップにビクビクしながら落石した石や陥没した所を避けながらゆっくり摺古木自然園休憩舎P行く。大宮から360Km程度なのに車のガソリンが1/4以下悪路でかなり燃費が低下している。山行中、下山時ガソリンスタンドが有る飯田まで行けるか心配だ。
登山道はこの気候なので雪はほとんど無いだろうと思っていたが雪道。摺古木自然園休憩舎からいきなり急登だが粉雪状で靴のグリップが利きアイゼン履くほどではないのでそのまま登る。分岐まで沢の腹を巻くような登山道で摺古木山が見えるがなかなか近づかない。摺古木山頂で単独行者に会う。トレースが無いので不安になり途中から戻ってきたらしい。私たちが避難小屋まで行くと伝えたら「本当ですか」の念を押され又登る気になり安平路の方へ向かって行った。確かに笹に雪がかぶり登山道が見えない。わずかに笹がへこんでいる所を選び歩くと笹の下にしっかりした登山道がある。アップダウンは有るが尾根筋を見て笹の状態を見れば登山道を見失うことは無い。
赤い屋根の避難小屋を見たらほっとする。避難小屋は丸太作りで比較的中はキレイだ。宿泊者は私たちと単独者1名の計5名。女性陣2名で小屋の中にテントを張ってもらう。男性陣2名は水を調達に水場まで行くが片道15分と聞いていたが30分歩いても見つからず引き返す。鞍部の所で水音がするのでそちらに降りてみると水源が見つかる。後で気づいたが看板が雪で埋もれ見えなかった。避難小屋へ戻り宴会を始める。薄暗くなっているのに単独者が戻ってこない。救助することも考えたがやっと戻ってくる。水場が見つからずそのまま進み安平路山へ登ってきたとのこと。ヘッドランプも持たず行ってきたらしい。危機一髪、20:00で消灯。テントの中は温々だが単独者は寒く眠れなかったとのこと。テントの外へ置いた水が凍っていたこれは寒い。
次の朝安平路山に登る。頂上の展望は良くないが飯田の町は雲海で包まれ南アルプスはよく見える。帰りも長いのでテント撤収し帰りを急ぐ。尾根筋は木々の間から展望があり穂高、槍、立山、御岳、乗鞍、中央アルプスが望める。摺古木展望台の方に行く。中央アルプスのみ見える。摺古木自然園休憩舎降りると昨日より少し雪が少なくなり土が見える気温が上がったのか。
飯田までガソリンが持つか心配しながら悪路と凍っている東沢林道を慎重に下る。クネクネの大平街道で会った車は1台でした。心配したガソリンも下りは余り使わないもんだ。温泉に入り中央道が混んでいるので関越道で帰る。遠かった。
11/26(土)
大宮6:00=摺古木自然園休憩舎P11:00・・・摺古木自然園休憩舎登山口 11:20・・・摺古木分岐12:30・・・摺古木山13:25・・・白ビソ山15:00・・・
安平路避難小屋15:40(泊)
11/27(日)
安平路避難小屋6:50・・・安平路山7:45・・・安平路避難小屋8:30/9:20
・・・白ビソ山9:40・・・摺古木山11:20・・・摺古木展望台11:50・・・摺古木分岐
12:20・・・摺古木自然園休憩舎登山口12:55=大宮20:50