野反湖 弁天山 エビ山  思い出の いっぱい詰まった山

2019年7月13日

毎日梅雨空で、山計画がままならないが、7月13日土曜日だけは、天気予報の曇りに傘マークがついていない。この日がチャンス。「野反湖」周辺の山へ登ることになった。前夜発の予定だったが、やはり天気が思わしくないので、土曜日だけの日帰りハイキングとなった。

「野反湖」というと、10年前、二度ほど、テント泊で訪れている。私にとり、「初めてのテント泊」体験の山旅だった。今は亡き徳重さんリーダーだった。テントの中で、お好み焼きを焼いてくださったT橋ご夫婦。うまかったな、忘れられない思い出です。そして、翌日、「初めてのテントは、どうだい、眠れたか」と、T重さんが、心配してくださった事、すごく嬉しかった事、今も思い出すと、胸があつくなります。「野反湖」ハイキングの懐かしい思い出は私一人ではなさそうだ。今日のメンバーは4人であるが、皆、7,8回来たことがあるという。だから、行動中でも車の中でも、「野反湖」と、T重さんの話に花がさく。

北上尾駅6時出発。野反湖の富士見峠には9時半到着。どんよりとした曇り空であるが、駐車場には沢山の車が止まっていて、びっくりした。我々も、大忙しで支度をし、9時45分に「弁天山」に向かって出発。登り始めから、沢山の高山植物に出会う。一面黄色の絨毯になっている「ノゾリキスゲ」の大群落、そして、「カラマツ草」も爽やかに沢山咲いて、清々しいハイキングコースだ。やがて、野反湖を見渡せる場所に「弁天山」の標識があった。山頂到着10時30分。遠くに草津温泉が見えている。休憩もそこそこに「エビ山」に向かって出発。久しぶりの山登りの体にはなかなか手強い。雨上がりの登山道は滑りやすい。慎重にゆっくり進む。朝早かったせいもあり、お腹もすいた。小休止出来そうな所で、水分、おやつ、パンをかじる。しかし午後から空が心配、早々に立ち上がり、「エビ山」に向かって出発。最後の登りは久しぶりの私には辛かった。雨に降られたくない、雷様に出会いたくないので、焦っていた。「エビ山」山頂到着11時35分。山頂に着いた時は、ほっとした。先客が2,3人いた。どこか、椅子に腰かけたい、ところが、ベンチも何もない。椅子は無くてもいい、段差のある所で腰を下ろしたたかったが、全くない。12畳ほどある平坦な山頂で、仕方なくシートを引いて腰を下ろし、昼食を取る。私のお尻が重すぎるのか、お尻が湿っぽくなって段々沈んでいく。でもそれは私一人ではないようだった。天気も怪しくなってきたので、第二キャンプ場に向かって、下山開始。天気が良ければ、展望がよい事でしょう、しかし、この日は、何も見えない。そして、キャンプ場から富士見峠まで、四kmの道のりをトコトコと進む。遂に雨が降り出してしまった。駐車場到着14時15分。峠の売店に入り、ジュース、ピザを食べ、濡れた体を乾かし、ゆっくり体を休めた。「野反湖」は大宮労山の仲間にとって、思い出のいっぱい詰まった山だった。

記:H田よ

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