山行実施日;2009.07.03-05
参加メンバー;Hi・T(L)、Ki・K、Ka・I、Ky・T
行程;7月03日:大宮22:00-東北道-古川IC-108号線-
7月04日:赤倉谷登山口10:00・・・避難小屋16:00(H泊)
7月05日:避難小屋・・・虎毛山・・・登山口-108号線-古川IC-東北道-大宮
3日夜、本降りの雨の中、大宮を出発。
東北自動車道古川インターより108号線を北上。途中仮眠をとり、4日朝明るくなってから赤倉谷へ入る道を探した。ここかと思ったところは道路が封鎖、加えて天気もはっきりしない。戻りながら別の山にしようか、でも今日は長野あたりまで行かないと太陽はでないのでは?インターネットで見た記事に「林道入口に看板が有る。」と書いてあるよ。ということで、少し先に行くと「あった!」この看板だ。そこから林道に入り登山口に到着はしたのだが、雨。しばしためらいの時間が有ったが、誰ともなく行く雰囲気に傾き、雨の合間に山行決行となった。10時頃だった気がする。
虎毛山。それは秋田県の南東の県境に近い所にあり、昨年残雪期に高松山から見たら虎毛山は雪の模様が虎の横縞の様に見えたそうだ。でも緑一色の今はどこがその縞なのかは全く分からない。一度横縞の虎毛山を見たいものだと来年に思いをはせながら、夏の虎毛山を登った。
草花の種類も結構豊富なきれいな山だ。最後の樹林帯を抜け、16時頃避難小屋に着いた。時々小雨の降る天候の事もあったのか、誰にも会わなかった。小屋のすぐ先は湿原だ。この日は遠くの山々までは霧で見えなかったが、一面の湿原と地塘がかえって幻想的で美しかった。雨天決行で登ってきて良かった。地塘の水をあてにしてきたのだが、少し茶色い。
避難小屋はロフト式の二階建てで、我々4人で独占である。部屋の中央にたき火のできるコンクリーの囲いが有って、早速たき火を試みたが、小屋は煙突が有るわけでもなく、湿った木片は煙がもうもうと出て、4人は間もなく薫製状態になった。それでも少し強まった雨の中、広々とした堅牢な建物の中は快適と言えた。濡れたものを乾かし、食事と談話の時を過ごした。山の静かなこういう時が好きだな。
翌朝、身支度と共に、お世話になった避難小屋を簡単に掃除して下山。下山途中では何組かの登ってくる人たちに出会った。天候を見てから登れる地元の人たちなのだろう。でも、昨日天気が良かったら、避難小屋はあんなに好き勝手には使えなかっただろうし、湿原もまた感じが違っていたかもしれない。雨もまた良し、の山行でした。(Ky・T記)