山行実施日;2009.07.19-22
参加メンバー;Te・I
梅雨明けしたらしい?ので天気予報と睨めっこしながら行き先を、山岳標高146位の十石山(2525m)に決め夜行列車の座席指定券を早々に購入した。ところが夏休み最初の三連休で帰りのバス指定が取れず、夜行日帰りの予定を急遽、避難小屋泊に変更して出かける。
十石山は焼岳と乗鞍岳の稜線上にあり白骨温泉から登山道がある。寝不足の夜行で松本に4時半着、松本電鉄に乗り換え新島々に5時頃着。乗鞍高原行きのバスの待ち時間で朝食を済ませる。乗鞍高原の観光センター前でバスを降り7時半、見晴峠越で白骨温泉へ向かう。歩く人が少ない(当然かも)道で展望も今一、途中乗鞍岳がかすかに望める程度で、ほとんどが樹林帯の中を歩く。峠を下り温泉手前の車道をトボトボ歩いて10時頃白骨温泉に到着。案内所で今夜の水を補充して温泉街を登る。上高地乗鞍林道に入り料金所跡を見送り、S字カーブの無線中継局から直ぐの左側に踏み跡が有る。案内看板もなく寂しい登山口だった。直ぐの急登約10分で十石東尾根に取り付く。「至十石山」の道標があり樹林帯、笹原を登り始める。ジグザグの急登が続き1800mから平坦になり笹を掻き分けながら進む。1900m辺りからまたきつい登りに変わる。ずっと樹林帯で展望はなく下を向いてただ歩くのみ。2400m付近から霞沢岳、西穂高岳、奥穂高岳が望める。右にトラバール気味に登り、森林限界を過ぎてガレ場を登り切ると目の前に避難小屋が現れる。14時避難小屋着。かなり大きい小屋で天井も高く一部二階もある。良い天気の中ザックと、汗で濡れたシャツを乾かす。山頂は小屋から左側に暫く行った処で、三角点は這松の中にあった。さらに這松の中、背をかがめながら進むと乗鞍岳が望める。元に戻り山頂の反対方面は霞沢岳、西穂高岳、奥穂高岳などが望める。本日の泊まりは一人、広い板の間に寝る準備をして宴会に入る。昨日の寝不足で暫くするとウタタネをしてしまった。
夜半から雨と風が出てきて、やっぱり!、夜行日帰りが正解だったと少々悔やむ。温泉の共同野天風呂が8時半からなので5時前に出発する。しっかり雨が降る中をドンドン下る。温泉に早く入りたい気持ちが強かったのか、7時頃に到着する。ザックカバーは使用せず防水インナーを使うので、ザックはすっかり水浸し。カッパの中もほぼ同じ状態で、バスの待合所で寒さを我慢しながら温泉に入った時の気持ちを思いだしてじっと待つ。関係者にお願いして早めに温泉に入る。湯槽で頭上から小雨が降る中、気持ち良くてウタタネをしてしまった。
今回は青春十八切符を使用、帰りの電車の中は宴会続き、飲んでは居眠りを繰り返してのんびりと帰る。200位、残り35座。