矢倉岳 視界いっぱいに飛び込む富士山の大展望

山行実施日;2010.02.07
参加メンバー;Yo.S、Ma.S、To.S、Hi.S、Yo.T

 山頂に一歩足を踏み入れるとそこは一面真っ白な雪の広場で、正面に富士山が左右に大きく裾野を広げていた。登っている間はまったく見ることができなかった富士山の大展望が登り詰めると、いきなり視界いっぱいに飛び込んできて、感動で思わず「わあぁ~・・・」と声をあげる。
矢倉岳は行きそびれた山のひとつだった。今回こそと、メンバーに入れてもらう。

2月7日(日)
新宿、7時01分発小田急線、小田原行きに4名が乗り、次の駅代々木上原でYo.Tさんと合流してこれで全員が集合した。
新松田から箱根登山バスに乗り矢倉沢で下車。歩きはじめてすぐ、みかんや野菜の無人の売り場があり、物色しているとおばさんが大根の漬物を持ってやってきて「これ、おいしいよ~ぉ」と勧められたので思わず「はい」と、みかんと一緒に買ってしまったが、これが後に大いに後悔することになった。
買った物をザックに入れてさあ出発。十字路の突き当たりの家に矢倉岳と大きく標識のつけてある家があり山の写真まで展示してあった。その前で家主のおじさんが焦げた鍋の底を丁寧に磨いていた。そこからしばらく歩くと白山神社があり、そこから山に取り付く。バスを降りたころは風が冷たく感じたが、歩くとすぐに暑くなり衣類の調節をする。ミカン園内の農道をジグザグに登り高度を稼ぐ。
しばらくすると後ろを歩くTo.Sさんから「何か臭うよ?・・・」と声がかかる。「エ、ナ~ニ?・・・」と私、「わかった!」その臭いの元はあのおばさんの「大根の漬物」だった。その後帰りのバスの中でも乗客から「なにか臭いね」と言われ、その臭いは家に帰るまでず~と続いた。
それからさらに四十分くらい登ると少しなだらかになったと思うとまたすぐ急登となる。少しずつ雪が現れ登るにつれだんだんと多くなり雪道となっていく。用心しながら急登を登り切り、少しなだらかになったところが山頂だった。 山頂からは富士山の大展望に、金時山などの箱根の山並みが連なっている。富士山をバックに、Yo.Tカメラマンが三脚を立て、全員でポーズをとるが雪が反射して眩しくて目が開けていられなかった。
下山は軽アイゼンを装着して下る。急で滑りやすく一歩一歩慎重に下る。15分ほどで清水越へ。そこから登り下りを繰り返し、地図上の776m、のピークあたりで振り返って見ると、先ほど登ってきた矢倉岳がどっしりと見える。下りの方は日陰が多く雪は足柄万葉公園あたりまでしっかりとあり、来週末に行く雪山の訓練にもなった。
この時季、自宅付近でも富士山が見られるスポットが何ヶ所かある。帰り道、富士見橋を渡っていると夕陽に染まった富士山のシルエットが浮かんで見え、頂上でのあの感動が再びよみがえり幸せな気分に浸りながら家路に着いた。

追記       ごあいさつ
昨年末、関西から富士見市に戻り、年末の雪山山行から大宮労山に全面復帰しました。新年に行った赤岳・天狗尾根では訓練の必要性を感じました。また行きたい山の山域を広げたいと思い、Hi.Tさんはじめ先輩のみなさんに、岩トレなどの訓練をお願いしたところでしたが、三月より母の介護のため九州に行くことになりました。しばらくは集中して山に行けなくなりますが、また帰ってきたら、みなさんよろしくお願いします。 Hi.M記)