山行実施日;2011.08.06-09
参加メンバー;Te.I
火打山は23年前に妙高山へ縦走した時に登っている。今回の焼山はその時には登山禁止規制になっていてそのままになっていた。この焼山が山岳標高二百位になっていること、さらに2006年に登山規制が解除されてから、登る機会を待っていた。
パキスタンから帰国、早い梅雨明けで暑い日が続くも長続きせず、台風六号の集中豪雨、その後も天候不順でイライラしていたが、やっと出かけられるような天気になった。前回と同じ笹ヶ峰から登る事にして夜行バスで直江津へ、寝不足のまま妙高高原、バスで笹ヶ峰へ向かう。23年前の記憶もあやふやで8時半頃、高谷池へ向かって歩き始める。しっかりと木道化した登山道を歩き黒沢、一息入れ急坂の十二曲がりを淡々と登り富士見平、天候不純の為か登山道は水溜まりが多く靴も泥だらけ。雨が降り出してきた。高谷池ヒュッテに11時半着。雨も上がりテントを設営する。が、テント場も雨でそこかしこに水溜まりがある。ビールを飲みながら寛いでいると突然の雷雨、テントを叩く雨音を聞きながら浸水を心配する。雨は暫くして上がるもテント場は川のように水が流れて、水没したテントもある。我が家は浸水も無く無事だが床下が泥だらけになったようだ。
夜半から天気は好転して星空が望めた。火打山~焼山へ向けて4時40分に出発する。天気は回復したようだ。天狗ノ庭を過ぎ火打山への登り、6時少し前に火打山山頂、ガスで展望無し。先に進む。約120m下り少し登り返して影火打、目の前に焼山が望めるはずだがガスで展望無し。さらに滑り落ちそうな急坂を約400m下って胴枝切戸、帰りが思いやられそうだ。下りの途中からガスが切れ始め目の前に焼山の姿が望める。暑い日差しがジリジリと肌を焦がす。汗が流れて止まらない。焼山への登りも急で約400mを登り返し8時15分にやっと山頂に到着する。三角点と愛好会の小さな標識が有るのみ。山頂からの展望はガスが少し晴れた時に眺められたのみで展望無しにひとしかった。アップダウンの帰りが心配で写真を撮り早々に引き返す。あえぎあえぎ登った道を一気に下る。と言っても滑り落ちないように一歩一歩慎重に立木に捕まりながらの下り、やっと最低鞍部の胴枝切戸の木陰で一休み、まだ先は長い。影火打への登り返し、上を見ないように一歩一歩登る。やっと(ほんとに)影火打、さらに火打山への登り返しがある。青息吐息で火打山に到着する。11時10分、往復5時間かかった。地図では破線になっているが登山道はしっかりと整備されている。
高谷池に12時、時間も早かったのでテントを撤収する。心配したとおり我が家の床下は泥だらけだった。疲れた体で笹ヶ峰へ下る。15時50分登山口にたどり着く。気持ちの良い国民休暇村のテント場にテントを広げ乾かす。のんびりとビールをたらふくいただく。
翌日始発のバスで妙高高原へ、途中の日帰り温泉にバスを止めてもらう。さっぱりしてのんびりとお酒を飲みながら(飲み疲れ・座り疲れながら)青春18切符で帰る。