山行実施日;2011.08.27-30
参加メンバー;Te.I
2年前に上高地~西岳~大天井岳~常念岳~大滝山を歩いたときに、赤沢山、東大天井岳、横通岳、大滝山などの山岳標高二百位の登り残しを登るが、71位の赤岩岳は登り口が探し切れず再チャレンジを計画していた。天候不順が続く中で秋雨前線が東に移動したのを機に出かける。夜行列車で松本―新島々、バスに乗り換えて上高地に6時半に到着する。夏休み最後の休日でキャンプ場はカラフルなテントで大賑わいしていた。
天気予報では小雨になっていたが良い天気で、ザックの重さを気にしながらもルンルン気分で歩き出す。順調に9時15分に横尾を過ぎ大曲への上りに入る。ババ平もテントは二張りだけ、12時に大曲からの急登が始まる。前回は小雨が降る中を登ったことを思い出す。水俣乗越13時20分、暑くて汗が流れている。穂高連峰、槍ヶ岳、北鎌尾根はガスの中で展望はない。少々疲れて西岳ヒュッテに15時到着する。相変わらず穂高連峰、槍ヶ岳、北鎌尾根、大天井岳~常念岳はガスの中。テント受付、設営を済ませ赤岩岳を登りに出かける。今回は地形図を十分眺めて、山頂は西岳から稜線上を約850m北方面、しかし尾根の崩壊が進んでいて、ネットでは登山道から直登するらしい。赤岩岳の山頂直下、登山道が約90度北に曲がっている処から暫く(約100m)進んだ辺りから登ればと見込んで、ガスで見え隠れする山並みを眺めながら進む。90度曲がった辺りから注意して進む。約30~40m上に稜線が望める。と、稜線側の岩に上部へ向けて白ペンキで矢印が表示してある。上部の草付き部分にかすかな踏み跡があり、稜線方向に続いている。踏み跡を頼りに急坂を上り始める。ナナカマドの立木や草を頼りにグングン上る。ハイマツ帯に入り潜り抜けながら稜線に飛び出す。稜線はしっかり崩壊、ガレている。少し右に移動、三角点柱がむき出しで転がっていてそこが山頂だった。二年越しの念願の山頂だった。虫がうるさく記念写真を撮って早々に下る。テントに帰り早速ビールで乾杯する。
翌日は快晴で夜が明け、360度の展望を楽しむ。7時にのんびりと下山を始め、上高地に13時20分到着。夏休み最後でテントはちらほら有るだけ。いつもの場所にテント設営後、早速つまみの買い出しとワインを購入する。新しくきれいになったキャンプ村のお風呂にのんびり浸かり、爽やかな風が吹く梓川のほとりで宴会を始める。
ぐっすりと寝て爽やかな気分で目が覚める。帰りものんびりと18切符を使って余韻を楽しみながら帰る。