日向山・鞍掛山 急登を攀じ登り全身の汗を絞り出す

 山行実施日;2011.09.11
参加メンバー;Ry.K

今日は早く目が覚めてしまい、予定より2時間30分ほど早く登山開始となる。日向山ハイキングコースは、矢立岩の駐車場脇から取付いている。天気は、霧雨であり視界が悪い。登山道はハイキングコースで各所に標識も設けられ整備されている。
水気が多いのか大きな蛙が登山道を横切っている。頂上近くで雨量観測所が設置してあり、初めての登山者(下山中)と会い会話を交わす、「山頂は雨が降っていないのに、本当に変な山」。そうか山頂は晴れているのか!期待しよう。少し行くと三角点。もう少し上ったところが日向山。濃霧で何も見えない。晴れていれば、北東に八ヶ岳。南に駒ヶ岳と鳳凰三山を望むことが出来るようだ。

日向山の山頂は白砂の「砂丘」と言った感じで有名。しばし天候の回復を期待するが徒労に終わる。あきらめて鞍掛山に向かうことにした。丘を越えて少し下った砂丘地帯の鞍部に「下山道」の看板がある。振り返ると、石英質の奇岩群がそびえ立っている。下山道を5分ほど進むが、何か違和感がして確認すると鞍掛山へのコースは先ほどの看板のあたりと思い引き返す。雁ガ原の標識があると思ったのが間違いだった。看板の前にある砂岩の法面に、登山道らしき軌跡が見える。ここからは細い登山道となりストックを仕舞い手袋を着用する。…手袋は必携であった、出来れば容易に抜けない物が良いだろう…直ぐに谷間が切れ落ちた狭隘なトラバースとなる。ここから転落したらまず難しいだろう。

深い樹林帯やトラバース、痩せ尾根と難儀を強いられる。やがて急登の樹林帯となり、両手両足を使ってあえぎながら攀じ登る。暑い汗が絞り出される。このため少し登っては立止まり休息を余儀なくされる。ふと顔を上げると目印の赤テープを確認することが出来る。判りにくいコースでもほとんど迷うことが無かったのは、体力が無い事が功を奏したのか?馬力のある者ならば、足早に登ってしまいコースを見失うことがあるかもしれない。

登山道は、アップダウンを繰り返し登っている。やがて樹林帯の林床を笹が覆い出した。霧雨によりさらに滑り易く、笹を掴みながらの登りとなり、汗が止めどもなく流れ落ちる。時たま明るくなり、天候が回復する兆しが出てきたが、その分気温の上昇がありさらに全身の汗が絞り出す様に滴り落ちる。…これが後日ひどい目に遭ってしまう事に。…

やがて駒岩のピークに着く。ここは樹林帯に囲まれて、展望は望めない。木に標識が取付けてある。「駒岩」の標識と、「大岩山」「鞍掛山」の分岐標識だ。直ぐに鞍掛山へ向かう。ここからは昭文社の地図では破線となり、40分の行程で、駒岩と鞍掛の標高差はほとんどないが、約100m下って登り返す事となる。

樹林帯に、はっきりとした踏跡をたどって進む。直ぐに急勾配の下り、「ここを登り返すの?」気分が重い。鞍部付近には大岩!この付近の踏跡は不明瞭でどこからトラバースするか迷ってしまった。ここは、右側からトラバースする。…この岩には6月ごろ「クモイコザクラ」咲き競うとのこと。…

大岩を回り込むと、もろい風化花崗岩の砂礫の急登。ほとんど垂直に感じるような急峻な登り。木や岩を確保しながら這い登って行く。勾配が緩むと鞍掛山山頂に着く。山頂は非常に狭く、周りの樹木のために、展望は全く望めない。登山者もなく、非常に静かな山頂だ。…このコースでは、終始登山者に遭わなかった…
立ち木に「鞍掛山」の札と展望台まで6分のプレートが固定してある。展望台には、さらに下って行く。鞍部付近は踏み跡が不明瞭で戸惑うが、ここから尾根に登り、途中から左に曲がって隣のコブに辿り着く。展望が急に開けたが、濃霧が周りを支配している!

天気が良くなり、日が射してくるが、濃霧は一向に晴れる事がなかった。昼食をしながら50分ほど粘ったがやはりだめ!本来なら駒ヶ岳が目の前に大きく望めるはずなのに。駒ヶ岳まで4km位しかないんだよな。あきらめて下山することに。駒岩への登り返しは、さっき通ったばかりなのに踏み跡が判りにくくなっている。

笹原は霧雨で非常に滑りやすい。笹を掴みながらの下山となったが、笹が登山道を覆い被せ、地面の状況が分かりずらい。細い根で転倒を繰り返す。何とか、駒岩に辿り着き雁ヶ原へ戻る。しばし休息!ここから日向山ハイキングコース、登山者が多い。
ここから南へ下り錦滝に向かう。ハイキングコースとしてはかなり急斜面で荒れている。錦滝を眺め林道を矢立岩の駐車場に戻る。温泉は「尾白の湯」へ。赤湯と白湯があり700円。・・・今日は初めから何かおかしかった。①ほとんど寝られずに1時ごろ目が覚めた②寝ぼけているのか高速の入り口を間違える(川島ICのつもりが東松山ICに行ってしまう)③便意を複数回起こす。④GPSの不具合

何時もの様に、登山準備中にGPSの準備をして計測を開始するが。10分ぐらい歩いてからGPSの軌跡を確認すると目的コースとは正反対のコースに向かっている、九十九折れになっているのでもう少し歩けばはっきりすると思い、折り返ししてから確認する。やはり反対に来ている!引き返しながらGPSの自分の位置を確認するが動かない。不振に思いGPS内部磁石の再設定を行なうと。コースに誤りは無く、GPSの設定不良と判明。……後日右膝が痛くなり病院に「汗を多く流しませんでした」はい登山で。「血液の水分が急激に少なくなったため、痛風と同じような炎症を起こした」とのことであった。

大宮3:40-矢立岩駐車場6:10/6:40~日向山8:00/8:20~駒岩10:15~鞍掛山10:50~鞍掛山展望台11:00/11:50~鞍掛山12:00~駒岩12:20~雁ガ原13:30~錦滝14:00~矢立岩駐車場14:40