神奈川・鳶尾山・八菅山 大きな団地から登山?見晴らしもよい冬の日だまりハイク

山行実施日;2012.02.05
参加メンバー;hama、Yo.S、To.S、Ki.F、Lantana、Mi.S

鳶尾山は小田急線本厚木駅からバスで30分の鳶尾団地バス停から歩き始めます。
郊外の大きな団地から登山?と疑問を抱きながら、木の遊具のある公園裏の階段を昇り始めました。いきなり階段登りで、息は上がるし、アキレス腱は延ばされるし、年長者Sさんの大宮労山では準備体操は無し、という言葉になるほどこれが準備運動なのねと納得。

階段を登りきると静かな冬の山道が待っていました。尾根横の谷には多くの野鳥が飛び交い、その鳴き声に迎えられ暖かな気持ちになりました。最近住宅の庭に目白が来ないという声を耳にしていたので、こんな里山で群れ遊んでいたのねとほっと安心しました。

展望台を過ぎ、鳶尾山には1時間半ほどで到着、日本で初めて一等三角点が設置されたということで、やさしく石に触れてきました。山頂にも、また上り下りの尾根道にも地域観光の名所にするためか桜が多く植えられていました。山頂は見晴らしも良く、お花見の頃にはもってこいの低山です。鳶尾山を下り、八菅山に向かいます。

八菅山に登るにはいくつか道がありましたが、地元の方のお勧めで神社参道を選びました。しかしまた、ここでもいきなり急な石段です。石段は風雨にさらされたり、両脇のスダジイの根っこに持ち上げられたりと少しずつうねっています。樹齢280年というケヤキや、ごつごつした独特な樹形のスダジイの並木など古びた独特な景観を見せてくれる参道でした。急な石段を登ると拝殿があり、節分の名残の豆を踏みながらお参りしました。

八菅山にも展望台があり、Kさんが登ってみたら下が見えてとても怖かったと話されていました。展望台先の緑地でお昼タイム、ここも見晴らしが良く、桜の木も何本か見られました。

昼食後Sさんに七尾山に向かう道を確認して頂き、鉄塔を目印に下山しました。途中から道路道となり中津川ゴルフコースを通り、1時間弱で上萩野バス停に到着しました。バス停までの道端には不耕作地もみられ、ゴルフ場ができる前はきっと里山の風情あふれる土地であったろうな、と想像しました。

日曜日なのに山道を歩く人もまばらで、多少のアップダウンもあり、三峰山や大山などの丹沢山系が眺められる素敵なルートでした。明るいうちに大宮駅に到着し、大宮労山初めての山歩きは終了しました。

冬の日だまりハイクにふさわしいお天気と、楽しい雰囲気のお仲間に恵まれ、穏かな気持ちで里山歩きの一日を堪能しました。

今年初めに埼玉労山の講習会でせっかく地図読みを学んだのに、道案内はすっかりSさんにお任せしてしまい、それだけが反省点です。お声をかけて下さったHさん、楽しい電車のお話しをして下さったHさん、笑顔で迎えて下さったKさん、Sさんありがとうございました。    (Mi.S記)

ルート 鳶尾山バス停~鳶尾山~八菅山~七尾山~上萩野バス停

鳶尾山・八菅神社の石段

この石段なら歩いてみたい、

写真も撮りたい

2月5日今回は新しく会員になられたSさんをお誘いしての山行です。鳶尾山は標高235mしかない山ですが、日本で初めて三角測量の基準点になり、一等三角点が置かれた山と知り、とても興味をもちました。小田急線本厚木駅前より、「鳶尾団地」行きのバスに乗り、終点下車。団地の後ろがハイキングスタート。いきなりコンクリートの立派な階段。この石段をハアハア息を切らして登りつめると、しっかりした尾根道が付けられていた。このりっぱな石段はハイキングの人達のために作ってくださったのかなと、思ったが、金比羅神社跡や「征清軍人陣亡之碑」があり、このために作られたのであろう。さらに進むと螺旋階段の展望台が現れた。かなり高い。グルグル回りながら上がるのだけど、途中まで上がって行って、やめた。めまいがしそうでこういうのは苦手なのです。皆は上がっていって、ワイワイ。誰もいない山々が急に、にぎやかになった。下にいると恥ずかしいほどだった。ここが鳶尾山の山頂かと勘違いしそうだが、展望台を過ぎてさらに進むと、大きくゆったりとした高い山が現れた。でかいお供え餅のようなどっしりした山容だ。いったん下り、登り返す。桜の木が目立つ。鳶尾山頂は桜にかこまれた小広く開放的な頂上。いくつもベンチが置かれ、お客を待っている。この日は我々と、2,3人の男の人達。花見の下見?。「4月の桜の時期はすごい人ですか?」と、きいてみた。「いやーそうでもありませんよ」という答え。しめた、お花見ハイキングに使えそう。ちょっとうれしい。

鳶尾山頂をあとに、八菅山へ向かう。しばらく車道歩きとなる。八菅山へは八菅神社経由で進む。八菅神社できれいなトイレをお借りする。八菅神社の石段は時代を感じさせる雰囲気のよい石段。そしてりっぱなスダジイの大木。いつもなら階段の大嫌いな我々だが、すごくこの石段が気にいった。この石段なら、歩いてみたい、写真も撮りたい、絵になる石段だ。わくわくしながら、一歩一歩かみしめるように、楽しみながら、振り返りながら、登っていった。上にあがると、りっぱな八菅神社奥の院があった。節分の日に豆まきをしたのであろう、いっぱい豆が落ちていた。一粒頂き。パリッと、香ばしい良い香り。うまい。地元の人達が大切にしている神社なのですね。八菅神社の裏はいこいの森になっていて、きれいに掃き清められている。アスレチックも設置され森林公園のようだ。ここは入園料もいらないし、とても気に入った。「内の孫が大喜びしそうな山だなあ。」と、Yo.Sさんの独り言をきいた。地元の人でしょうか、箒できれいにしてくれていた。いこいの森展望台で昼食をとった。またまた「さー宴会だー。」と独り言を言ったYo.Sさん。その言葉を聞いて、「しまった、楽しい鍋を用意すればよかった。」反省。ここは桜の木に囲まれ、東京のビル群、横浜ランドマークタワーまで見えて展望抜群。地元の人でしょうか「ここから、スカイツリーも見えるんだよ」と教えてくれました。アスレチック遊具もあり、小さい子供連れ、孫連れには桜の下でのアスレチック巡りにきっと大喜びの場所となることでしょう。今年のお花見ハイキングは是非ここで。    (hama記)

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