奥多摩・伊豆ヶ岳・クリーンハイク  

2012年5月27日(日)

伊豆が岳に行ってきました。1年に一回のお勤め、お世話になっているお山さんを少しでも綺麗にしようという主旨のイベントです。まあ、文字通り登山道の周りに落ちているゴミを拾い集めるというハイキングです。


   正丸駅でゴミ拾いの道具をもらう。


小高山分岐の祠

正丸駅に9時半の集合だったが、路線が同じで会の皆さんと川越駅で合流。正丸駅ではその他多くの山岳会の登山者もいて、各コースに分かれて出発です。リーダーからゼッケン、ゴミ袋、軍手を渡されて駅右の急な階段を下りて旧正丸峠へのコースへ歩き出す。暫くは舗装された道路でほとんどゴミなど落ちていない。小高山分岐からは杉林に覆われた細い道が続くがゴミも見当たらない。よほど目を凝らして斜面を見ないとお宝を発見することはできない。最近は登山者のマナーがよくなっているのでしょうか?


この辺にはまだゴミは落ちていなかった


岩場の注意書き

ところがガードレールが確認できる車道から、斜面に無数のカン類が投げ捨てられていて、瞬く間にゴミ袋は満杯になってしまった。「まだ先が長いから適当にしようか」とかの案もあったが、拾い集める と止まらなくなり、綺麗にかたづける事になった。心ないドライバーが気軽な気持ちで投げ捨てたのだろうが、こんなにも簡単にものを投げ捨てるマナーの悪さというか、再生可能な物を何の罪悪感も感ぜずに捨てる文化に怒りを禁じえない。巡ってゴミ処理の問題とか、原子力廃棄物の処理の問題とかまで思考が飛躍してしまい、暗澹たる気持ちになった。


連盟の会の紹介と記念撮影

ということで若干時間を費やしたので、急遽コースを変更して正丸峠へ向かう。両手にゴミ袋を抱えてのハイキングは何だか勝手が違う。しかし空は晴れ渡り新緑の木々,爽やかな空気で気持ち良く尾根道を辿る。小高山に一旦ゴミをデポして山頂を目指す。時折小さな岩が現れ本能的に登るラインを目で追ってしまった。

山頂への道は「男坂」「女坂」があるが、「女坂」は道が崩壊して通れない。また「男坂」も鎖場のルートはロープで遮蔽されていて入らないようにと看板が立てられている。したがって「男坂」の一般ルートを登る、トラロープがフィックスされた急登を登ると山頂だ。

新緑の木々の合間から下界を垣間見る。良い気持ちだ。昼食タイムの後山頂のチョットした岩で即興の講習会?中には2.5m程のピナクルもあって4手位のボルダリング、アプローチシューズでも簡単に登れ面白かった。あほなクライマーの「登りたい病」は不滅です。

しかし山頂直下の東側の崖はゴミが一杯捨てられている、斜面が急でこれを拾うことはできない、ドライバーのマナーに怒り心頭だったが、ハイカーのマナーもまだまだの様だ。13時過ぎに連盟のブロックの山の会の紹介、それぞれ5つの会の代表が挨拶して解散。


所々に現れる小さな岩場 かめ岩とある

下山は小高山分岐から正丸駅への最短距離の道を行く。時折見え隠れする岩が現れ名前が付いていた。登れないことはないけれど、通り過ぎるだけの岩場です。杉林の暗い道を下ると車道に出て正丸駅に着いた。それぞれの会が集めたゴミの山は半端ではなかった。駅すぐそばの茶店でご苦労さん会で一杯。冷たい泡が最高でした。皆さんご苦労様でした。

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